たのしい環境教育プラン「サバイバル入門」ができました

環境教育の必要性は随分以前から語られてきました。
日本は公害大国でもありましたし、京都議定書で世界的な環境問題をリードしようと努力したこともありました。

うちの研究所にも
「何かおすすめの授業はありませんか」
という問い合わせがきます。

そんな中「たのしい環境教育プラン」として「サバイバル入門(1)」が出来上がりました。

わたしが教師をしていた頃から子ども達や保護者の方達に授業してきて評価が高かった授業です。
授業時間は1時間で、小学校中学年から授業にかけられます。
興味のある方が授業にかけられるように冊子にまとめてあります。

ご希望の方はメールでお問い合わせください。

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「仮説実験授業」の考え方がベースになっていますので、仮説実験授業をよく知らない方は「仮説実験授業のABC」をまずお読みください。

仮説実験授業のABC 第5版―楽しい授業への招待

 

楽しい教育、楽しい授業、たのしい教師の育成、たのしく賢い学力向上に全力投球の「たのしい教育研究所」です

おすすめ迫力画像「火星」/パブリック・ドメイン

個人的にも「宇宙」が大好きです。
今回は、子ども達にも、それからわれわれ大人にもおすすめしたい火星の画像を紹介します。
一枚一枚が高解像度な上に、著作権を放棄しているので、いろいろなものに利用可能です。

そういう画像をパブリック・ドメインpublic domainといいます。
パブリックというのは「公共の」というイメージの言葉で、ドメインはもっぱらIT用語として使われていますが「著作権」という意味も含んだ言葉です。

火星の画像の一部です。
よくみてください。
沖縄でよくみる「赤土」ですよ。

スクリーンショット 2015-05-27 13.53.45こういう画像が何枚もUPされています。
http://source.pixite.co/marsnasa/mars

いろいろなサイトがあるので、これからおいおい、おすすめの画像サイトを紹介させていただきます。
たのしみにしていてください。

たのしい読み語り実践編/『わすれもの大王』 武田美穂 作 (WAVE出版)

わすれもの大王
『わすれもの大王』 武田美穂 作 (WAVE出版)を紹介します。
つい忘れてしまうことってよくありますかが、
この絵本はあまりにも忘れ物をするので
「わすれもの大王」と呼ばれてしまう男の子のお話です。

主人公のけんたくんは、大好きな先生に呼びとめられて、
忘れものが多いことを注意されます。

それを聞いたクラスの仲間は、
けんたくんが忘れ物をしないように話し合って
「わすれものグラフ」を作ることになりました。

でも、忘れないようにがんばってもどんどん忘れるので、
「わすれもの大王」と呼ばれてしまいます。

そして、なんと、同じように、隣のクラスにも「わすれもの大社長」と
呼ばれている子がいて、いつの間にか、二人のわすれもの勝負になり、
1組と2組の忘れ物対決となります、忘れ物をするとみんなに喜ばれて、
忘れないでしっかりできるとみんながっかりするという、
なんともあべこべな子ども達の様子がとてもおもしろいです。

けんたくんが、クレヨンを忘れないように
「クレヨン、クレヨン、クレヨン・・・」と、
唱えながら帰ったり、ぞうきんを忘れないように手のひらに
「ぞうきん」と書いたり、子供たちも共感するところが
いっぱいありますがその度に・・・

子ども達の微笑ましい様子もあたたかい気持ちになってよかったです。
ラストまで笑えてとってもたのしい絵本でした。
( by hina )

必然的にたのしさを求めるのが教育

 国立政策研究所の板倉聖宣が1968年2月 大阪箕面市での講演の中でこういうことを語っています。

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例えば, ある人たちは
「子どもたちがかしごくなればよろしい。 その ためには, 勉強がつまんなくてもかしこくなればよろしい」と考えます。
  「もともと勉強というのはつまらないものであるから, それでも耐え忍んで勉強させなければいけない」 とこういうふうにも言い ます。
 また, ある人は
 「そうではない。 たのしく勉強しなければ, 勉強 というのは身につかないものだ。 身につけさせるためにも勉強というのはたのくしなければいけない」 と言います。

  おそらく すべての人が 一致するのは
 「子どもたちがかしこくなる。 知識が増え, いろいろな 判断力がつくようになる」
ということだと思います。


「勉強というものは楽しいものだ, いろいろな知識を身につけたりしてかしこ
くなるということは楽しいことだ」 ということを身につけることが,社会に出て自分自身で学びとる底力を作る。だとすれば, 「 たのしく勉強する」 ということがひとつの目的ではないか。

「教育の目的としてのたのしさ 1992年秋 四條畷小学校研究会資料」より

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 たのしい教育研究所が目指すのは、子ども達がたのしく賢くなる教育です。

 子ども達が無味乾燥に学ぶのではなく、嫌だというイメージの中で学ぶのではなく、その魅力を感じつつ学ぶ。
 それでなくては、生きた力・課題を突破する力は身につかないと考えているからです。
ごく一部、試験に勝ち残る人には意味があっても、教育は広くたくさんの子ども達の豊かさ・幸せを相手にしているのです。
 必然的に、一人ひとりの子ども達の喜び、学ぶ過程そのものがたのしさである教育を目指さなくてはいけません。

 幸い沖縄にも、それに賛同する人たちがゆっくりと増えてきています。
 ますます元気に取り組む、たのしい教育研究所です。

 たのしい教育、楽しい授業、本気の教員採用試験突破に全力投球の「たのしい教育研究所」です。