たのしい教育活動を応援してくださるみなさんへお届けしているメールマガジンがあります。
毎週金曜日にお届けしていますが内容充実という言葉は飾りではありません。 毎回、たのしい教育に関する内容をお届けしています。
たのしい授業プラン・映画・板倉発想法の三本立てで、全て私のデジタル資料集からピックアップした内容です。
こういう表紙です。
その中から、板倉発想法の部分を少し紹介させてください。
板倉先生(元国立教育政策研究所室長)が2001年に語った内容です。
まったく今でもインパクトがある内容だと思います。
私はこの民主主義の定義はみごとだと思います。
板倉
みなさんは,「民主主義」と聞くとどんなイメージがあるのでしょうか。
多くの人びとは好意的なイメージをもっているかも知れません。
少し前までは「社会主義こそが真の民主主義国である」という人たちがいました。
実際,正式国名に「民主主義」とつく国は社会主義国の証なのです。
また「オオカミの顔をした怖い民主主義」という言い方がされることもあります。
確かに「民主主義」という名のもとで,人びとが苦しんだ歴史があるのも事実です。
このように「民主主義」といっても,その言葉を使う人たちそれぞれがさまざまなイメージをもっています。
私は「民主主義」の定義を〈みんなが結果的に利益を得る仕組み〉と考えています。
ですから,結果的にみんなの利益になるなら「そんなこといちいち聞かないでうまくやってくれよ」と・・・
そもそも,何でもかんでもみんなの意見を聞くというのは,形式的には「民主的」でよさそうです。しかし,いちいち考えを聞かれる側にとっては「面倒くさくてイヤだ」ということにもなります。
たとえ,みんなが集まってそれぞれの「正しいと考えること」を民主的に議論したとしても,結果的にみんなの利益にならなければ,それは民主主義とは言えません。
まだまだ続くのですが、興味のある方はぜひ「たのしい教育を応援する活動」へご参加ください。
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