⭐️New 〈たのしい問題解決ワークショップ:OPTIONS〉募集中⇨https://tanokyo.com/archives/161700
⭐️ 〈たの研〉への寄付が税の優遇措置・控除の対象となります(1000円以上)。ひとり親世帯など経済的に支援の必要な方達へたのしい教育を普及する活動に寄付していただける方、大歓迎:返礼は額に応じた「たのしい教育通信講座:メルマガ」⇨https://tanokyo.com/archives/158358

⭐️ 教育相談・カウンセリング・スーパーバイズ実施中/オンライン可能(経済的な事情のある場合には無料で実施)::https://tanokyo.com/archives/162936 サイドバーもご確認くださいサイドバーをご確認ください
✨論文ドクター 随時受付、リモートでのカウンセリングも可能です
⭕️たのしい講座・ワークショップ・企業研修・団体研修・校内研修等についても気軽にお問い合わせください

食物連鎖・弱肉強食について考える/教師も本気で学ばなくては

 学び方コースで子ども達を指導している時のこと、理科の「食物連鎖」の問題で、「弱肉強食だから、強いものが生き残るの」と説明した子どもがいました。理科の先生がいっていたそうです。

seibut4

 それは違っているので、少し時間をとって「進化論」の話をすることにしました。

チャルズ・ダーウィンが進化論をまとめるにあたって大切にした考えは
「弱肉強食」ではありません、〈自然選択〉〈適者生存〉です。

この世界は強いものが生き残っているわけではありません、どれだけ戦闘能力が高くても絶滅した生き物はたくさんいます。
現在でも、戦闘能力は高いけれど絶滅危惧種はたくさんいます。

史上最強の生物だと言われていた肉食恐竜でさえ滅びました、しかし人間の赤ん坊の手でさえ命を奪われるほどのチョウ達は今も元気に菜の花畑を飛び回っています。もしも世界が「弱肉強食」なら逆ではないでしょうか。

images index2シロクマは地上最強の生き物だと言われることがありますが、絶滅が危ぶまれています、こういった例はたくさんあります。百獣の王と並んで称される「トラ」にも絶滅が危惧されている種類がいます。

この世界は、強いものの住処ではないのです。

そこに適したもの達が生活の場を広げていくのです。

わたしたち人間は、弱いものを助け、周りの仲間たちと協力している生き物です。その「協力」は「適者生存」の流れに重なったものである、とも言えるのです。

子ども達が何気なく発した言葉に、哲学・思想・科学などとても深いものが横たわっていることが多々有ります。
理科で取り上げる食物連鎖が、子ども達に「この世界は弱肉強食だ」という思想を植え付けているとしたら怖いことです。

 食物連鎖は単に捕食の流れを説明しただけで、どういう動物が強く生き残っていくという話をしているのではありません。
 それを押し付けでなく感動をもって伝えられたら幸せなことです。それが「たのしい教育」でもあるのです。
 毎日たのしい教育に全力投球、たのしい教育研究所(RIDE)です。みなさんの応援クリックをお待ちしています➡︎この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援の1票」が入ります☆いいね➡︎もっと深くたのしい教育を味わいたい方は〈有料メルマガ〉をどうぞ!

2015年11月2日 食物連鎖・弱肉強食について考える/教師も本気で学ばなくては はコメントを受け付けていません 沖縄 教育,沖縄県 教育