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仮説実験授業の最前線−板倉聖宣と語る-

今回の東京出張の大きな成果の一つが、仮説実験授業の生みの親である板倉聖宣(1930年5月2日生まれ86歳)からお話をうかがうことができた事です。

ここ数年は何度かの入院を繰り返しているので、ほんの少しの時間だけでもと思っていましたが、二時間近くもいろいろなお話を伺うことができました。

たくさんお話を聞かせていただいた頃、いつものお話後昼寝の時間だというので、板倉先生はしばし休憩。
その後板倉先生の奥さんの玲子さんからも一時間以上お話を聞かせていただきました。
「板倉先生が起きてからまた続きを」と言ってくださったのですけど、疲れさせては心配なので、そのままおいとますることにしました。

板倉先生のお話を少し書き起こしてみます。

板倉「どうですか、研究所はうまくいっていますか?」
きゆな「おかげさまで、とても順調にすすんでいます。今日も研究所の仕事の一環での出張で、図書館の視察をしています」
板倉「そうですか。それはよかった(^-^ わたしも子どもの頃は図書館は高校生から、というルールがあって、そこにどう潜り込もうかといろいろ工夫してね・・・
(図書館の話がつづく)」

板倉「最近は経済の授業書に力をいれていてね、もうすぐ出来上がりますよ。いろいろな人たちがもっと〈経済〉のことを知るといいよね・・・
ほら、ここのグラフを見てくださいよ。ここの折れ目とここの折れ目がはっきりしているでしょう・・・」

 板倉「もう一つはね、〈マメ科の話〉がそろそろ出来上がる。誰が中心にまとめてくれていると思う?」
きゆな「植物の分類の授業を作っていると言っていた佐藤さんじゃないんですか?」
板倉「山田(正男)さんがまとめてくれているんだよ(^-^」
きゆな「あら、それは知らなかったです」
板倉「これも期待してくださいよ」
この話もどんどん広がりました。

 

板倉「きゆなさん、グラフを描いてくださいよ。グラフをちゃんと描ける人は相変わらず少なくてね」
きゆな「はい、戦争後の沖縄県の人口グラフを描いています。少子化の中で、沖縄は子どもの人口が伸びているんです。日本全体でこれから脚光をあびる県になると思っています。その時には、たのしい教育研究所ももっと伸びて全国的に脚光をあびる様になっていたいと思います」
板倉「いいですね。それから学力のグラフもね、描くと見え方がぜんぜん違ってくるからね。」

他にもたくさんの貴重な話が続きました。

お話をしてくださっている時の写真がこれです

板倉聖宣・仮説実験授業

 ※研究室の中なのでパソコンや貴重な資料などいろいろ写っています。念のために授業書と板倉先生と私の一部を切り取った写真にしました。ご了承ください。板倉先生愛用の水分子ネクタイと可愛いカップが目立ちます