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おすすめの本「ライオンのおやつ」小川糸著 ポプラ社 by ひな

ずーっと読みたかった「ライオンのおやつ」の本も読んでみました。
今回はその本を紹介させてください。


 帯に「人生最後に食べたい”おやつ”はなんですか」と書かれています。
 どんな本なんだろうと思いながらページをめくっていきました。

 読みながら、なんども涙が溢れてきたことでしょう。
 ラストは爽やかな涙でした。

 瀬戸内海のある島に「ライオンの家」というホスピスがあります。
 マドンナさんと呼ばれている女性が代表をしています。
 本の中では、人生最後に食べたいおやつをめぐって、色々な方の人生が描かれています。
 ちょうど私は新たなスタートをきったばかりで、ワクワクしながら新しいことに取り組んでいるところですけど、この本を読みながら、自分の人生について考えるいい機会にもなりました。

 元気に動けることのありがたさ、素敵な方々との出会いなど、感謝の気持ちが深まっています。

 本の登場人物たちが話していた言葉にも、一つ一つが心に染みていくものがありました。

 マドンナさんの「人は生きている限り変わるチャンスがある」ということば、そこに入所した海野雫さんの「今というこの瞬間に集中していれば、過去のことでくよくよ悩むことも、未来のことに心配を巡らせることもなくなる。私の人生には《今》しか存在しなくなる」ということばなど、とても勇気づけられました。

 《今》を大切に生きていこうと心からそう思いました。

 たくさんの人たちに読んでもらいたいオススメの本です。

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