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たのしい教育とセネカの発想②

 前回セネカの〈人生の短さについて〉という本について紹介しました。セネカは原子論者のエピクロスの発想を否定しなかったという意味でも注目に値するのですけど、それはまたいずれ書くとして、私が大好きなカール・セーガンが名著「コスモス」の中で彼の言葉を引用しています。

 長期にわたる勤勉な研究の結果、いま隠されているものごとに光のあたるときがくるだろう。

 天の研究に、たとえ全生涯をささげたとしても、あれほど広大なものの研究には、一個人の生涯だけでは十分ではない。
 長い時代を経たのち、そのなぞは解かれるのである。
 私たちが、きわめて簡単なことさえ知らなかったことを、私たちの子孫は驚きの目でみるだろう、そんな日がきっとくるに違いない。
 私たちのことが人びとの記憶から消え去ってしまうような、はるかな将来の人たちが、さらに多く の発見をすることだろう。

私たちの宇宙には、いつの時代にも何か研究するものが残っている。自然はその秘密を一度には明かさないものである」

 セネカ『自然の問題』第七巻

 

 たのしさをもとにいろいろな研究が進み、将来の人々がこの2020年前後の私たちの状況をみて「こんなことも分からなかったのか」と驚くことでしょう。

 それは世の中が思考的に豊かになっていくことですから、何ら悔やむことではありません。

 何しろその過程がたのしいのです。

 セネカという人物は類稀なる才能で、時の皇帝の家庭教師、側近としても重宝されました。その皇帝の名前がネロ、知っているかもしれません〈暴君〉として歴史に名を残している人物です。彼はその暴君の謀略に巻き込まれて悲しい最後を遂げるのですけど、彼が残した言葉は2000年以上経った今も古びることがありません。そして〈たのしい教育〉にとっても示唆に富むものです。

 興味のある方は、ぜひ彼の語ったことに触れてみて欲しいです。

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