会議などに飛び回る日々、たのしい教育研究所を応援してくれている方から「アマリリス」が届きました。
研究所の Well come 担当「たのチャン」と一緒に、来てくれる方たちを迎えてくれます。
届けてくれた方が「白いアマリリスもあるんですよ」とのこと。
この写真の赤い花の部分が「白」に。
それなら沖縄にたくさん咲いているテッポウユリではないのか?
そこで皆さんに問題です。
「白いアマリリスをテッポウユリという」 ◯か❌か?
ア. テッポウユリとアマリリスは違う種
イ. アマリリスの白いものを「テッポウユリ」と呼んでいる
ウ. その他
どうしてそう思いましたか?
解説編
⇩
⇩
⇩
テッポウユリとアマリリスは違う種です。
私が苦手とする「アマリリスはヒガンバナ科で、テッポウユリはユリ科の植物です」とかいうタイプの説明の仕方があって、そんなこと言われてもますますわからないくなってしまいます(・ω・;
なのでそういう説明はしません。
上のアマリリスと比べてみてください。一見、似た花に見えますね。
植物の分類の仕方はいろいろあります。
私が好きな分類は「食べることができる or 食べることに適さない(毒となる)」です。
これを学校教育でやるとたのしく役立つのだけどな、と思っています。
実際、学校で教師をしている頃は、そういう授業をして、とても好評でした
⇨授業プラン「サバイバル入門 食べられる野草」 きゆな
今は、わかりやすいところでいくと「タネのつき方(被子・裸子)」であったり、「花の形や花びらの数やつき方」であったり、もう一つ「葉の形・つき方」で分けることができます。
ちなみに「色」や「大きさ」で見分けるのはとても困難です。
さて、アマリリスとテッポウユリの見た目の大きな違いは、まず「葉のつき方」です。
アマリリスは地面のあたりから葉が出てきます。
テッポウユリをよく見ると、成長に伴って茎の部分から葉が出ています。
ま、「それくらいな同じにしていてよ」と思う方も多いかもしれません。
しかし、その葉の違いをきっかけにして、
「一見似ているけど、もしかして違う植物なのではないかな?」
という予想をもっていろいろ調べると、たくさんの違いがわかってきます。
とにかく「予想をもって問いかける」ことが決定的です。
テッポウユリなど「ユリ」の仲間は、茎がしっかりと別れてそれぞれに花が咲きます。しっかりした茎に一つずつの花です。こんな感じ。
アマリリスは一本のしっかりした茎の先端にいくつも花が咲いています。こんな感じ。
すると、他にもいろいろな違いがわかってきます。
興味のある方は、ぜひ調べてみてください。
調べてわかったら、研究所にご一報ください。
おわり