板倉聖宣/仮説実験授業研究会代表 から学んだこと-見舞いの中でたくさんの心の交流-

 新年の間隙をぬって偉大なる人物 板倉聖宣(仮説実験授業研究会代表)、そしてこの人がいなければ板倉聖宣はこれほどたくさんの成果を出すことはできなかったと言ってよい程の人物 板倉玲子さんとたくさんお話をしてきました。
 残念ながら板倉聖宣は普通に語ることはできません。けれど耳はとても良いのです。私が語る一言ひとことを、とても丁寧に聴いてくれて、頷いたり、腕を伸ばし私の手を握ってくれたり、涙を浮かべながら頷いたりしてくれます。

 玲子さんあっての板倉聖宣だという思いは私の本心です。これだけ〈支え尽くすことができる人物〉は探してみつかるものではありません。玲子さんの元気もたのしい教育研究所の仲間たちと応援したいと思っています。
 この写真は、沖縄のメンバーからのプレゼントで今年の干支の手作りマスコットを板倉先生ご夫婦にプレゼントした時の様子です。玲子さんもとても喜んでくれました。。

 

板倉聖宣へたのしい教育研究所からのプレゼント;玲子さんと板倉先生ペアの手作りマスコットをお二人が喜んでくれているとこ

 二年前の〈サル〉のマスコットも、昨年の〈トリ〉のマスコットも喜んで下さっていて、ベッドの近くに掲げて下さっていました。嬉しいことです。ちなみに真ん中の袋の中にあるものは〈アオイガイ〉というハート型の貝で、いつも寄り添う玲子さんと板倉先生をイメージして、たのしい教育研究所のメンバーからプレゼントしたものです。

 板倉先生はたのしい教育を大きな力で応援して下さっています。
 四十年程前、沖縄に芽生え始めた〈たのしい教育〉を応援しようと、何度も飛んで来て下さいました。
 私が仲間たちと〈たのしい教育研究所〉を立ち上げる時にも〈応援団〉として真っ先に名乗りを上げてくれています。その後もいろいろお話を伺う機会もありましたが、病気に伏してからは、わたしが年に何度か病床を訪ね、手を握りながらお話しをして来ました。
 板倉先生の介護や治療の時間もありますから長い時間お邪魔することはできませんが、たいてい三~四時間くらいはベッドの側で語りかけています。それを積算するとかなりの時間になります。
 実は今回訪ねた時、これまでかなりの時間語り合ってきた中で、最も強く手を握ってくれたひと時がありました。

 話はかなり前のことと関わります。
 数年前私が〈無神論者の人生論〉を執筆するために東京で板倉先生に取材を続けていた時のことです。
 板倉先生は、これまでわたしが書いたガリ本を評価して下さっていて〈自分(板倉)の書いたもの、語ったものをキミの文章でどんどん紹介してくれて構わない〉と許可してくれました。

 そのことを覚えていますか、と語り出して
板倉先生は今、自らの考えを語ったり書いたりできませんけど、これまで私が学ばせて頂いたことを、若い人たちにもたくさん紹介していますからね!」
と話した時のことです。
 しっかり私の顔を見て目を大きく開き、今まで聞いたことのないほど力強く「あー」と声を出し、強く手を握ってくれたのです。わたしには〈よろしくたのむ〉といっている様にしか聞こえませんでした。
 その後も板倉先生とたくさんのことを語り合い、とても意義深い年の始まりになりました。
 これからもこのメルマガを中心に、しっかりと伝えていきたいと思いを強くする時間になりました。
もちろん、これまで板倉先生の講演やトークを文字起こししたり、古い文章を再編集したたくさんの経験を最大限に活かして、板倉先生が語りたかった、伝えたかったことが、より伝わりやすい独自の編集を加えてて提供しています。
 メールマガジンでは〈たのしい教育の発想法〉として板倉聖宣の語ったことをいろいろな面から紹介しています。最新号で取り上げた〈お金の問題〉も読者の皆さんから反響大きかった内容でした。
 興味のある方はぜひお申込みください。

たくさんの人たちの〈学ぶ笑顔と賢さ〉を育てる活動に賛同してくださる方は、このリンクをクリックすることで活動を後押しできます。ぜひ知り合いの方たちにもおすすめ下さい。

蕾見つぼみみ昂(こう)じて〈芽利き〉となる/新語〈芽利き〉

〈蕾見:つぼみみ〉のことで便りをいただくことも多くなりました。その中に「研究所のサイトの他には見ない言葉なのですけど、〈つぼみみ/蕾見〉というのは、いっきゅう先生が名づけたのですか?」という質問がありました。〈いえいえそうではありません〉と思いつつ辞書で調べてみると「そういう言葉はみつかりません」という検索結果ばかりです。

 あるサイトで〈お蕾見〉という言葉を使っている方がいたのですけど、この言葉の使い方は根っからの〈アウト・ドア〉&〈庶民感覚〉からは遠いものがあります。
〈同じでしょう〉と考える方もいるかと思いますが、わたしの言語感覚ではぜんぜん違う。〈食事〉のことを〈御膳〉とは言わないことと似ています。

 ということで〈蕾見〉〈つぼみみ〉と言い切って使っているのは、どうも私いっきゅうが日本で最初の様です。私自身が〈蕾見〉という言葉を使い始めたのは研究所を立ち上げる数年前からです。なので10年近い歴史を持った言葉です。気に入った方はどんどん利用してください。その内に広辞苑などに載ると良いなと思っています。

 この頃は研究所に行く朝、毎日が〈蕾見の日々〉です。
 今朝のかわいい蕾たちをおとどけします。
 天気にもよりますけどあと三、四日でキレイな桜色を見せてくれるでしょう。

 さて今回はいろいろな便りへの返事の意味を込めて「〈蕾見〉昂じて〈芽利き〉となる」いう話を書いてみようと思います。〈芽利き〉も初めてわたしが使った言葉です。ちなみに〈目利き〉ではありません。

 いつもそのつもりで綴っているのですけど、子どもたちと、家族でも同じようにたのしめる内容です。

 今年からわたしの〈蕾見〉に〈梅〉が加わりました。
 今朝の〈梅〉です。
 さらりと歩けば枯れ木の様に見えるかもしれません。
 

 
 でもよくみると・・・

 ほら!

 ふっくら膨らんだ芽だけでなく小さな芽にも目を向けてくださいね。

 これが可愛いこと可愛いこと。

 近くにはこんなに花開いた梅たちもあります。

 この気に入りの公園の梅は丈が低いので、淡い涼やかな梅の香りもたのしめます。

 話はここからです。

 みなさんは、この芽から、どれくらいすると花開くと思いますか?

 予想
  ア.数時間後
  イ.一日後
  ウ.二日後
  エ.三~四日後
  オ.その他

 わたしは、蕾見の時に、たいていこんな感じで予想を立てて見ています。
 なので結構うまく予想が当たります。

 暖かさや陽の光も関わってくるのですけど、普通でいえば2日では開きます。

 これからいくつも蕾見を重ねて、もっと微妙な開花の違いを予想できる様にしたいと思います。

 みなさんも、蕾に目をつけて、ついでに草の葉などを巻いて印を付けて・・・予想してたのしみませんか。

 寒い日々のとてもたのしいワークです。たくさんの人たちの〈学ぶ笑顔と賢さ〉を育てる活動に賛同してくださる方は、このリンクをクリックすることで活動を後押しできます。ぜひ学校の先生たちにもおすすめください!

 

 

日本一早い桜祭りより早い桜祭り開催/たのしい教育の春②

  桜の花見は日本中で有名ですけど、桜の〈蕾見:つぼみみ〉をたのしむ人は少ないでしょう。しかしたのしい教育研究所の面々は蕾見をたのしむことがこの頃のルーティーンになっています。前回紹介した様な蕾のふくらみを愛でながら乾杯することも恒例です。

 今日は青空で、ひとしお〈つぼみ〉の膨らみが可愛く感じられます。

 今回の写真は前の記事で載せた場所とは違う公園の桜です。

 こういうまだ膨らみの少ないつぼみや・・・

 はじけそうに膨らんできたつぼみ・・・

 ここまで来ると開花はすぐです。

 研究所に学びに来る先生たちを連れて〈つぼみ見〉をたのしみ、テーブルに美味しいものを並べて、暖かいハーブティーをそそいで・・・

 とても寒い中で、たのしく乾杯!

 みんなで記念の一枚を撮りました。

 真冬の中のたのしい〈一番桜祭り〉でした。
 ほんの少しの勇気と元気があれば自然を味わうことは実はとても簡単なことです。
 自然はいつでも私たちを受け入れていくれるからです。
 家族でグループで学級で、みなさんもたのしんでみませんか! 一緒に〈たのしい教育〉を広げて賢い笑顔を育てる〈簡単な方法〉があります。ここのクリックでブログ評価に一票入ります!

日本一早い桜祭りより早い桜祭り開催/たのしい教育の春①

 沖縄本島北部では〈日本一早い桜祭り〉が一月後半に開催され、たくさんの人たちであふれます。たのしい教育研究所では桜の〈紅葉〉〈つぼみみ〉など普通の人たちより桜を愛でる期間が長期にわたっているので、たっぷりたのしめます。
 最近研究所に来る先生たちと〈桜祭り〉をして来ました。

 〈つぼみみ〉=〈蕾を見る〉=〈蕾見〉というのは私たち以外でもきっとやっているに違いないと思うのですけど、大抵の方たちは「初めてです」と新鮮な感動を伝えてくれます。

 一見すると枯れ木の様に見えてしまうこの頃の沖縄の桜たちです。

 

 しかし近づいて眺めるとこういう蕾たちをたくさん発見すると思います。 

 

 この蕾(つぼみ)を眺めてたのしむのです。

 〈何がたのしいの?〉とたずねますか?

 ほっそりスラッとしていたつぼみたちが、プクッとゆっくりふくらんで・・・
 こんな姿を見せてくれます。

 ここにもほら、ふくらんだ蕾たちが・・・

 

 そのうちにこうやって赤い花をのぞかせてくれるのです。

 よく見るとちらほらと・・・

 

 そのうちに、ポッと開いた花たちも目にする様になります。ゆっくり長くつぼみを見ているうちにある日、目にする桜の花は、それはそれはきれいで愛らしい。

 これからますますたくさんのつぼみや花たちが楽しませてくれることでしょう。
 皆さんも近くの桜をたのしんでみませんか? 

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