たのしい授業 静電気実験

先日、宇宙教育関係の知人から

「静電気の実験は沖縄でも可能ですか?」

というお話がありました。

もちろんです

と答えつつ「そういえば、夏の頃、たのしい教育研究所の設立の年、西表島の先生方に呼んでいただいた時、たのしんだ静電気の授業があったな」と、研究所で実験してみました。

ただしエアコンを効かせた室内での実験です。

傘袋に起こした静電気で人形が立ち上がって踊り出す、とてもかわいい、楽しい教育プログラムです。

沖縄でも静電気の実験ができる、という実験結果でした。

おかげで「静電気であそぼう」という授業プランにまとめなきゃいけない、ということを思い出しました。

楽しい授業 静電気

明後日のたのCafeでやってみようと思います。

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宇宙教育指導者セミナーを開催します 3/6(日) 沖縄市

お待たせいたしました。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙教育センター&たのしい教育研究所 による「宇宙教育指導者セミナー」を3月6日(日)09:00〜12:00 沖縄市登川の「農民研修センター(高速沖縄「北」インター右折5分ほどのところ)」にて開催いたします。

宇宙教育指導者セミナー2016沖縄

オーストラリアで小惑星探査衛星はやぶさのカプセル回収班を指揮した「並木道義(なみき みちよし)」先生が講師を担当し、たのしい教育研究所の喜友名所長がファシリテーターを務める贅沢なセミナーです。
並木先生は、沖縄が大好きな先生で、南極大陸の気象観測でも活躍した人物です。

受講希望の方は早めにお申し込みください!

<主催> JAXA宇宙教育センター& NPOたのしい教育研究所

<開催日時> 2016年3月6日(日)09:00〜12:00
<開催場所> 沖縄県沖縄市 登川 農民研修センター
<内容>宇宙教育の理念と宇宙教育リーダーの活動    たのしい宇宙教材の実施 ほか
<対象>

 18歳以上(高校生除く)で次のいずれかに該当する方
①教育関係者 ②青少年育成活動を実施している方
③ 宇宙教育を地域等で推進しようと考えている方

<募集人数>10〜 15名程度
[申込み問合せURL] office☆tanoken.com ←☆を@に
[事務局] たのしい教育研究所 090-1081-7842(小禄)
※受講した方はJAXA宇宙教育センターの「宇宙教育リーダー(SEL)」として認定されます

講師:並木道義(なみきみちよし)
JAXA宇宙科学研究所/認定NPO法人 子ども・宇宙・未来の会 理事
科学観測気球実験のエキスパート。
南極大陸での飛翔実験を担当。2010年6月「はやぶさ」カプセルの回収班電波方位探索班を指揮
著書(共著) 南極気球ものがたり・絵でわかる宇宙開発の技術

ファシリテーター:喜友名 一(いっきゅう先生)
沖縄から宇宙飛行士をプロジェクト代表
たのしい教育研究所 所長
若田宇宙飛行士や古川宇宙飛行士とジョイントの授業を実施するなど沖縄の宇宙教育の第一人者/たのしい教育の普及に力を注ぐため公立学校教師を早期退職し、沖縄県内だけでなく全国、海外をとびまわり、たのしい授業や講演を実施。

宇宙教育もたのしい教育研究所の
得意ステージです

菜の花とたのチャン と「楽しい授業」

たのしい教育研究所のウェルカム担当「たのチャン」の周りに菜の花がたくさん飾られています。たのしい授業と菜の花

気持ちいい春の日です。

ところで今週の先生方の講座で

「菜の花や 月は東に 日は西に」

という俳句を扱う予定です。

その句を詠んだ人物は?

「与謝蕪村」ですが、そういう問いではなく、

いったい、与謝蕪村がその句を詠んだのは、

問1 いつの季節?

問2 何時頃?

問3 どんな月を見ていた?

という問題について考えてもらうのです。

「菜の花」ですから「春」でしょう。

では何時頃に、この句を詠んだのでしょう?

そして、与謝蕪村が句を詠んだ「月」はどんな形をしていたのでしょう? 上弦の月だったのでしょうか、三日月だったのでしょうか、満月? それとも27日月?

理科の「月の満ち欠け」と関連する、とても魅力的な教材になります。

月の満ち欠けと「たのしい授業」

みなさんも考えてみませんか。

 

楽しい授業の蓄積がたのしい教育となり
たのしい教育で子どもも先生も元気にたのしく賢くなっていく
「たのしい教育」に全力投球の「たのしい教育研究所」です

 

たのしい授業「沖縄のさくら編」

教師をしていた頃、子ども達と、よく散歩をしていました。
季節の変わり目は、特にその頻度が多くなりました。

わたしの授業では「予想をもって問いかける・確かめる」が基本中の基本でしたから、散歩の前にはいろいろなことを子どもたちに予想してもらいました。

理科を担当していた頃のことです。
一月の寒い日。

「校庭に咲いている花はあるのかな?」

と予想して散歩に出ることにしました。

そのついでの気持ちで

「桜はいつごろ咲き始めるのかな?」

と問いかけると、5〜6人の子が

「四月!」

と答えたのです。

少し驚きましたが、「シメタ」です。

続けて

「じゃあ、学校の桜の花が何月何日に花開くか、予想を立てよう!」

と提案して「一番桜大会」を開催することにしました。

大きな紙に一月から四月まで日付を入れて、その日に咲くと思ったところに「○年○組 ○○○○」と名前を入れてもらうのです。ドンピシャ当たった人には、わたしの手作り教材をプレゼントすることにしました。
校庭の桜といってもいろいろあるので、体育館の前にあって、たくさんの子ども達が登校時や体育の時に目にする桜を基準木にしました。

さっそくみんなで散歩にいって桜を観察しましたが、桜はまだ「芽」ばかりで、花開いている姿は見えません。

桜の芽

3年生から6年生の理科の時間に書いてもらった予測リストは、一月から四月まで分布するドットマップのような感じになりました。廊下にはってあったので、先生達も参加して、大賑わいです。

それから、子ども達の桜観察が本格的になりました。

「先生〜、予想した日に咲いてない」という数々の子ども達がくる日々が続いたあと、確か一月二七日の朝。

「せんせーい、桜が開いたぁ〜」

と、職員室にいた私のところに連絡に来た子がいました。

さっそく休み時間に校内放送。

みなさん、○○小学校の桜が花開きました。
体育館の前の桜の木をよーく見てくださいね!

桜の木の前でたくさんの子ども達や先生達が観察していたシーンを今でも覚えています。

その後、何年も「一番桜大会」を続けました。もちろん、「校庭の桜が咲き始めるのは四月だ」と予想する子ども達はいなくなりました。

うれしいことに、ある先生が、今も続けてくれているようです。

「予想を立てて確かめる」それは「たのしい教育・楽しい授業」に欠かせません!

 

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