花と親しむシリーズ 同じ植物なの、違うの?(植物の同定)

 ある日、研究所から郵便局へと歩いていると、こういう植物が目に入りました。柵があるので、外から見る限りなのですけど、色合いが違うのですけど、似たような植物が同じように咲いています。真ん中下あたりの紫色の花とその周りの黄土(おうど)色の花です。 

 この植物を知っている人には「それは同じ植物です」「それは違う植物です」という様に見分けがつくと思います。しかしそれを知らない人は、どのようにして、その植物が〈同じ・違う〉のか、確認したらよいのでしょうか。

 〈同じ植物か、違う植物か〉を問うのと同じ様に、そもそも、みつけた植物が何という植物なのかを調べる(同定する)にはどうしたらよいのでしょう。
 植物には、背丈・幹の太さ・花の色・葉の形・大きさetc. いろいろな違いがあります。そのどれを見たら良いのでしょう。 

 みなさんはどう思いますか?

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 植物を同定する時、最も重要な方法は〈花〉で見分けることです。
 花はいつでも咲いているわけではないので、そういう場合には葉や幹の特徴などで調べることもありますが、花が咲いているなら、まず花を調べましょう。

 今回は幸い花が咲いていますから、その特徴で調べると良いのです。
 よく見てください。
 いかがでしょうか。

 似ているようには見えません。
 しかし、黄土色の状態から、花開いて紫色の状態になるとも考えられます。

 ところが、アップしてみると、どちらもしっかり花開いていることがわかりました。 これです。※上が紫色に見えている植物、下が黄土色の植物です

 花びらの状態も、なかの〈しべ〉の様子も違います。
 これは明らかに違う植物です。

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 紫色の花は、沖縄のお彼岸の頃に花開く「フブキバナ」 別名〈メイフラー〉という植物です。
 沖縄の今の季節は、いろいろなところでこの花を見ることができると思います。先日、授業見学があって名護市に出かけましたが、県立北部病院の塀にそってたくさん花開いていました。

 これはweb上で紹介されていたものですが、大里村の古堅にあるというメイフラワーです。みごとですね。

 黄土色の植物については、わたしの植物図鑑ではまだ探し出すことができませんから、またいずれ。

 

産休・育休から復帰した先生たちでも無理せず子ども達から喜ばれる教育ができる。それが〈たのしい教育 〉です!

 学校現場にいる先生方や、一般の方達は気づかないかもしれませんが、教育の世界の中でも、自分(たち)のオリジナリティーを主張して、〈これを利用するならちゃんとロイヤリティ(使用料)を払って利用してください〉というようなことは、いろいろあります。「うちが開発した教材ですから勝手に授業にかけてはいけません」と主張する人物、団体はいくつもあるのです。


 ロイヤリティまでは主張しないまでも、研究授業などで「これは私ががんばってつくった授業です。これだけがんばったから可能なのです。簡単に真似されると困ります」というイメージが前面に出てくる様なものもありますし、大抵の研究授業は真似できないようなものが多いのです。

 教育にはいろいろな見方・考え方がありますから、それも一つの実験として捉えればよいと思います。
 ただしそれは〈たのしい教育研究所は〉の目指すところと大きくかけ離れています。
 わたしたちの〈たのしい教育研究所〉は、開発した教材は、ごく普通の先生たち、教師なりたての先生たちにも無理せず、ある意味、簡単に利用できるものとして研究をすすめています。突き詰めていえば〈産休あるいは育休で長く教育現場から離れていた先生、家に帰ると赤ん坊の世話などに時間がとれらて、なかなか教材研究する時間がとれない先生たち〉も、無理せず、たとえば教材をプリントして準備すれば、子どもたちの笑顔や賢さを生み出すことができる教材を提供することです。

 それが、研究であって、そういうものが社会をよりよくしていくのだと思っています。
 たとえば〈薬〉だってそうなのです。熱で苦しんでいる人に〈無理な要求〉をしたり、〈特別がんばった人にだけ効果がある〉というのではなく、〈この薬を朝昼晩に飲めば楽になりますよ〉という、とても簡単な方法を提供してくれているのです。それが専門家たちの研究というものです。

 たのしい教育研究所の研究もそうありたいと思っています。

 最近開発した教材〈たの式顕微鏡〉もそうです。〈なぞなぞチョコレート〉もそうです。〈ウサギとカメとわたし〉もそうです。そういった中で「たの作」は全国にもっとも広がっている、たのしい作文プランです。のちのちは書籍化して広めたいと考えている教材のひとつです。

 最近は「植物が苦手な先生・保護者の方たちが植物に親しむ〈植物カレンダー〉 」をつくり初めています。

 わずか12の植物で、まず植物の魅力を味わってもらうという教材です。もちろん、子どもたちと一緒にたのしむことができます。
 次回の講座では発表できると思います。おたのしみに。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=

 

 

サイフに444円入れる習慣のすすめ/迷信を克服していく身近な実験でたのしく過ごす

 ある会議が終わって、雑談中での話。「今朝のTVで、私の星座が最も運勢が悪いっていうんですよ。〈車に気をつけてください〉と言っていたので、今日はあまり外に出たくなかったのですよ」といる方がいました。本気で信じているのかわかりませんが、少なくとも、何も信じていない人がTVなどで自分の運勢を見て記憶しておくこともないでしょう。
 板倉聖宣(日本科学史学会会長・仮説実験授業研究会代表)から聞いた話ですが、〈天文〉の分野一つとってみてもノーベル賞を何十も束にして受賞するくらいの発見をしたガリレオ・ガリレイは、なにしろ〈占星術〉が大嫌いな人間だったそうです。天体の動きに人間の運命が左右されているわけはない、というのです。

 しかし世の中を見渡すと、占星術的なものはたくさんみつかります。

 〈4は不吉だ〉と信じている人もいますが、それも〈星座の運勢〉を信じることと似ています。

 身近な友人たちは知っていることですけど、私は毎朝まず出かける前に、財布の中に残った硬貨を出して、新たに〈444円〉数えて入れる様にしています。わたしにとって〈4〉は〈幸せのし:4〉のイメージですから、それは朝の気持ち良い習慣の一つです。小銭入れのない財布を持っていた時は、ズボンのポケットに444円いれていたくらい、その習慣は徹底して続いています。

 その習慣は機能的な面でも助かります。
 お店で言われた額が小銭で間に合うか、お札を出すことになるか、小銭入れを見なくてもかすぐにわかります。
 買った額が〈4〉のつく額だと、〈同じ幸せを共有している〉という感じで、お店の人にお金を渡す時、勝手に心地よい気持ちになっています。

 もちろん〈4のつく数字をたくさん身につけているから〉といって交通事故に遭ったこともありませんし、崖から落ちたこともありません。

〈4はあぶない〉と気にしている人は〈気にしないでよい心配〉をしているわけですから、動きも重く、ある意味神経質になっていて、まわりの状況を冷静に判断することがおろそかになる分、危険なことも多いのでしょう。また、ちょっとしたことも不幸に感じてしまうということもあるだと思います。

 結局、そういうことは人間の勝手な思い込みの世界なのです。ですから「しあせだなぁ」と思える材料を探し出す感覚を身につけたほうがよいのです。

 4が不幸を生むのでは無いことは、444円の実験してみる分かります。特別何かが起こることはありません。もしも何か、例えば〈なくし物〉をしたとかいうことがあったら、思い起こしてみるとよいのです。〈444円を持っていない時にもなくし物があった〉ということを。

 〈幸せだなぁ〉というイメージを〈4〉に重ねることによって、人によって時間はかかると思いますが、〈これはいい〉という場面に出会うことも増えてくるでしょう。それは、〈4〉という数字が生み出したのではなく、周りに起こるいろいろな事から、あなた自身が〈これはいい!〉と思えることを積極的に探し出すようになったということです。

  〈幸せに生きる〉というのは〈迷信を克服していく〉ことでもあります。
 迷信を克服していくことは、明るく元気な生き方をすることにも確実につながるのです。みなさも真似してみませんか。こちらの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか-いいねクリック=人気ブログ!-

 
 

 

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 毎週金曜日はたのしい教育メールマガジン発行の日です。たのしい教育メールマガジンは、たのしい教育研究所の一週間の様子、学校や家庭でたのしめる〈たのしい教育実践編〉、〈おすすめ映画・DVD〉、そして〈たのしい教育の発想法〉をまとめたメールマガジンです。
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「ラ・ラ・ランド追記」「俳優 亀岡拓次」
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