先生たちの悩みと保護者の悩み@たのしいPEALカウンセリング入門

 たのしい教育研究所(RIDE)には保護者の皆さんからも先生たちからも個別の相談が持ち込まれます。中には〈先生の指導に納得がいかない〉という《対教師/対学校》であったり、〈子どもの指導に納得いかない保護者にどう対応したらよいか〉という《対保護者》の相談というものもあります。

 もしも保護者から「うちの子がいじめの加害者だと先生に言われた、おかしいと思う」と憤った相談が来て、前後してその先生から「難しい保護者がいて落ち着いた指導ができない」という相談が来たとします。

 カウンセリングは成立するのでしょうか?
 ちなみに弁護士の場合、相対する両方からの相談を受けることはありません。
 利害が対立するからです。

〈たのしい教育研究所〉のサイトで利用している画像は基本的に生成A.I.で作成されたものです

 

 両者のカウンセリングは成立するのか?

 他派のカウンセリングについては責任を持てないのですけどPEALカウンセリングなら大丈夫です。

 PEALカウンセリングはカウンセリングの名手 野田俊作先生から学んだ〈アドラー心理学〉と仮説実験授業の生みの親 板倉聖宣先生から学んだ〈科学の方法〉を融合させて生まれました。

 アドラー心理学の基本前提の一つが「目的論」です。

 PEALカウンセリングも、その人の目的をはっきりさせるところからはじまります。

 でも「親は教師に文句をいいたい」で〈教師は保護者の行動に否定的〉な思いなんだから「保護者に文句をいってきてほしくない」でしょう、目標が対立しているんだからカウンセリングはすすめられないでしょ?

 いいえ、クライエントが口にしたことだけが目標というわけではありません。

 PEALカウンセリングをすすめて行くなかで、より本質的な目標、より重要な目標を整理していくことができます。

 興味のある方は軽いレッスンからスタートすることができます、お問い合わせください。

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たのしいプレゼンテーションWS(ワークショップ)

〈たの研〉には教育に関係するいろいろな相談がきます、相談・カウンセリング的なものも多いのですけど、実技・スーパーバイズ系もたくさんきます。

 最近実施したのは〈たのしいプレゼンテーションWS/ワークショップ〉です。

 自分の伝えたいことをシャープに出せば相手の心に響くのか?

 りゅうちょうに語れば相手の心に響くのか?

 緊張せず普段通りの表情をすれば相手の心に響くのか?

 これまでにない画期的な内容を提示すれば相手の心に響くのか?

 そうではありません。

 アナウンサーのような語りは全く必要ありません。

 ぎこちない語りで大丈夫です。

 限られた時間にどの内容を組み込みか、その内容に相手が身を乗り出してくるには、どう仕組み、どう語るか?

 それを一緒にアイディアを出し合い、組み立てていくのが〈たのしいプレゼンテーションWP〉です。

 ところで、見るだけでプレゼンテーションがうまくなる動画があります。ここに魅力的なプレゼンテーションのほとんどが詰まっているといってよいでしょう。

 興味のある方はぜひご覧ください。

 

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PEALカウンセリング入門〈マンガ:うつヌケ〉/ウツの症状

 子どものことで悩む保護者の方、児童生徒のことで苦しむ教師、夫婦関係、上司との関係、同僚との関係、体調のことetc. 人間の悩みは尽きません。

 PEALカウンセリングは、その悩みに対して今の自分にできることを整理していくなかで、着実に問題解決に向かっていく技法です。悩みの中にいると見えなくなっているものごとを、PEALカウンセラーと対話していくことで、可能性が見えてきます。
 悩みが深くなる前に、ご相談ください。

 今回は「職場に行く気になれない」と悩み、カウンセリングを依頼してきた方に「もしかするとこれが解決のヒントになるかもしれませんよ」と紹介した本をとりあげましょう。
 その方は「なんとかなりそうです」ということで、カウンセリングは2回で終了しました。

 漫画家の田中圭一さんが、自分のウツとの関わりと、ウツから抜け出ることができた経験を描いた作品です。

 周りだけでなく本人も〈ウツ〉を〈怠け〉だと考えてしまうことがあります。

 けれど、このマンガのように未来が怖い、生きるのが辛いというのは、怠け心とは異質です。

 PEALカウンセリングの症例的にいうとウツ病は〈がんばり続ける身体にストップをかけようとしている防衛本能〉である場合が多いと考えています。

 心療内科とPEALカウンセリングは何が違うかと質問されたことがありました。

 PEALカウンセリングは〈薬〉を利用せずに解決していく方法です。私の処に相談に来るクライエントさんの中には、すでに心療内科などクリニック(病院)を受診した方たちもいます。ほとんど全て薬を処方されています。

 もちろん専門のお医者さんですから、基準にしたがって処方しているのは間違いありません。

 PEALカウンセリングは薬ではなく、今の自分の可能性をあまり無理せず、少しずつ広げていくことで、問題解決に向かっていく方法です。

 あまり症状が強くなる前に、相談することをおすすめします。

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長く生きるほど人生はより美しくなる/映画「人生フルーツ」より=たのしいものの見方・考え方

 たのしい教育メールマガジンでだいぶ前に紹介した『人生フルーツ』という映画があります。作品の中に出て来た言葉がずっと心に残っていて、やっと最近腑に落ちるようになってきました。今回は「たのしいものの見方・考え方」をお届けします。
 このサイトは「朝一番、学校で子どもたちに話したくなる」「帰ったら家族に話したくなる」というので毎日開いてくださる皆さんがたくさんいます。
 たとえば今回の話は、子どもたちにはあまり関係ないと感じる方がいるかもしれません。
 でも、たとえば「ねぇ、帰ったら、おばあちゃんとかおじいちゃんとか、お母さんやお父さんに話してみたらいいよ」っていって伝えたらよいと思います。
 このサイトの記事のほとんどは、子どもたちにも伝わるものだと思って書いています。

 人生フルーツは、建築家・津端修一さん(90歳)と三つ下の奥さん 英子さん日々を綴った作品です。

 自然と親しみながら穏やかに過ごす二人の様子をぜひ映画で味わってください、沖縄では時々「シアター・ドーナツ(沖縄市一番街)」で上映してくれています。

 修一さんはかつて大学のボート部の部長だったというバリバリのスポーツ系なのですけど、作品の中ではとても静かな雰囲気で、英子さんはシャキシャキした小気味良いおばあちゃんです。

 話はそれるのですけど、ずいぶん前にチャーミーグリーンというキッチン洗剤のコマーシャルがあって、その中でおじいちゃんとおばあちゃんが手をつないでスキップしながら道をゆくシーンが大好きでした。
 この映画をみて「え、もしかして、あのチャーミーグリーンのモデルをしていたのが秀一さん英子さんだったの?」と思ったくらいチャーミングです。
 調べてみたら違ってました、修一さんが「コマーシャルに出よう」というわけないか。

 この作品の中に「長く生きるほど、人生はより美しくなる」という言葉が出て来ます。

 調べてみるとアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの言葉でした。修一さんはその影響を受けた先生から建築学を学んでいます。

 ところで、長く生きていると、人生はより美しくなっていくのでしょうか。

 みなさんはどう思いますか?

 

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 長く生きれば人生は美しくなるかなぁ・・・ そうかなぁ?

と考えるのは私だけではないでしょう。

 原文と違う和訳はよくみられるので調べてみましょう。

The longer I live the more beautiful life becomes.
               Frank Lloyd Wright

 

「I live 」、一般的なこととして語っていたわけではなく、意味的には「長く生きるほどに、私の人生は美しくなっていく」という言葉です。

 一般的にいえないにしても、確かに子どもの頃感じることができなかったものごとの美しさを、年を経て感じることができるようになってきたのは事実です。

 楽しさもどんどん増えていきました。

 若い先生たちに「年をとっていくというのはいいもんだよ、若い時は〈こいつは指導できる〉と思って、上の人たちがどんどん指導してくるけど、年を経ていくとそういう指導はなくなってくるから」と語ったことがあります。

 長く生きるほど、たのしさが増えていく。
 美しいものが増えていく。

 そういう人生を過ごす子どもたちをたくさん育てていきたいと思います。

 

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