インディビジュアルサイコロジー(アドラー心理学)実践講座 8月7日(金)13:30〜16:30

今年も、沖縄カウンセラー協会の夏期講習で「たのしく学ぶインディビジュアル・サイコロジー/アドラー心理学」を担当します。実践的な内容ですから、カウンセラーを目指す方だけでなく、自分自身の生き方、家庭や学校での人間関係で利用できます。

すでに県内の各校に案内が届いていると思いますが、研究所にも問い合わせがきていますので、このサイトにも掲載いたします。
希望する方は早めにお申込みください。
※申込みは「沖縄教育カウンセラー協会」です(下記/Fax書類付)
※講座番号は「6」です

「子どもと仲良くなる方法」や「感情を整理する方法」など、理論からすぐに実践できる内容をとりあげて、たのしく学んでいただきます。
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講師 喜友名一(たのしい教育研究所所長)
8月7日(金)13:30~16:30
会場:教育福祉会館 3階

実践的な心理学として注目されている「インディビジュアル・サイコロジー/アドラー心理学」の理論から実践までを、やさしくたのしく指導します。「子どもと仲良くなる方法」「感情を整理する方法」など、すぐに実践できる内容をとりいれ、教育関係者だけでなく一般の方にも役立つ内容で構成します。
前回受講した方もたのしく学んでいただけます。

主催:沖縄教育カウンセラー協会  (代表:神保しげみ)
参加費:半日(1コマ)2,000円(会員1,500) 当日納入
◎申込み:申込用紙に希望講座番号を書いてFAX、又は郵便送受付

下の様式をコピー、あるいは、パソコンで作成して利用してください
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沖縄の、たのしく元気で賢い学力の向上、たのしい実力のある先生方の育成、それに伴う教員採用試験突破講座、実践型カウンセリング、その他、たのしく学ぶ方たちを本気で応援する「たのしい教育研究所」です。

学級経営実践編/子どものケンカをどうするか

学校では、子ども達のケンカは必然といって良いほど起こります。
「一年間、子ども達のケンカは全く起こりませんでした」というのは、よほど異様な感じがするくらいです。

けんか
そして、その子どもたちのケンカの収め方を巡って、その後も混乱することが多々有ります。保護者の方達が納得せずに学校まで来る、ということになり、困って、たのしい教育研究所に相談が来ることもあります。今回は、そのことについて書かせていただきます。

 私が教師をしていた頃から、拠り所としていた本に

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「月刊 たのしい授業(仮説社)」
があります。

 その中で、板倉聖宣(現 板倉研究室長/当時 国立教育政策研究所室長)が、中東戦争から、子ども達のケンカの収め方に言及しているのに驚いたことがあります。

 子どもたちがケンカをした時に
 子ども達には、双方のゆずれない正義というものがあって、そういうことになったのにもかかわらず、
「どういう理由があろうとも、とにかくケンカはいけないのだ」
と納めることがある。
 それは結局、子どもたちの力より大きな権力の行使、つまり、教室では教師が絶対君主なのだから従え、という形でで収めているのだ。
という内容は、とてもインパクトがありしまた。
その部分を少しお読みください。
そして全体をぜひ、自分自身で読んでいただきたいと思っています。
仮説社刊「 板倉聖宣 近現代史の考え方」に収録されています。
http://kasetusha.cart.fc2.com/ca20/316/p-r-s/
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わたしがカウンセリングの現場でかかわらせてもらっている相談の多くは、相手への、相手からの、あるいは自分が自分自身への価値観(正義感)の一方的な押し付けによって起こっているとも言えます。その意味でも、板倉聖宣のこの言葉を、一度じっくり味わっていただけたらと思っています。
 たのしい教育・実践で役立つカウンセリングの普及に全力投球のたのしい教育研究所です。

笑顔の底にあるもの/カウンセリング入門

カウンセリングをしている時、クライエントの「笑顔」は重要な指標です。

スクリーンショット 2015-03-17 15.56.25相談をしにやってくる方達は、苦しさの中にいるので笑顔を見せることは稀です。
逆に、涙を浮かべることがよくあります。

2回、3回とカウンセリングが進むと、笑顔が見えるようになります。
それはうまくいっているサインです。

何がその人の笑顔を生んだのでしょう?

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それは、「自分の力でなんとかやっていけそうだという兆し」である場合が、よくあります。

実はクライエントの場合だけではありません。

最近、「笑顔」について話をする機会があって、「笑顔はその人のその時の生き方と、深い部分で結びついている」ということを伝えたことがあります。

例えば何か失敗をして、誰かに謝罪する時、苦しい顔で謝る人、泣きそうな表情で謝る人、無表情で謝る人、いろいろなタイプの人がいます。
そして、まるで笑顔を浮かべているのではないかという様に涼やかに謝る人がいます。
その人は、その失敗から逃げるのではなく、自分の力で責任を取る、そしてさらにプラスの効果を得ようという構え・姿勢・覚悟が自分の中に出てくると、「すみません」という謝罪の言葉に、「この失敗をカバーして余りあるものにします」という気持ちを載せて、清々しい表情を見せることができるのだとおもいます。もちろん100パーセントそうだというつもりはありませんが。

カウンセリングの時にクライエントが見せる「先生、大丈夫のような気がしてきました…自分の力で、今の状況をプラスの方向にもっていけそうです」という気持ちが見せる笑顔ととても似ています。

たのしいカウンセリング・LEAPカウンセリングに全力投球の「たのしい教育研究所」です

死を思う時 観ておきたい 映画15作品の一つ 「the ROSE」

久しぶりに映画について、このサイトに書いてみたいと思います。

長年カウンセリングをしていると、時に「自殺」をほのめかす方との相談をすることがあります。
いつか時間ができたら
「死を思う時 観ておきたい映画 15作」
をまとめておきたいと思っていました。
「死は、この15作を観て、それでもと思う時に考えるといい」
という映画シリーズです。

今週のメルマガにもとりあげようと思っている作品
「the ROSE」
は間違いなく、その中にいれるひとつです。

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駆け出しのミュージシャンだったベッド・ミドラーが、伝説のロック歌手 ジェニス・ジェプリン をモデルにした主人公を演じきった名作です。

その年のアカデミー賞が誰だったのかは問題ではなく、彼女ベッド・ミドラーがアカデミー主演女優賞を受賞しなかったのは間違いなくアカデミー協会の汚点です。
仮にライバルとしてメリル・ストリープやヘレン・ミレンがあがっていたにしろ、ベッド・ミドラーの演じきったローズ以上の演技はできたはずはありません。

身体と心をボロボロにしながら、好きな唄と恋にかけていく主人公ローズの姿は、観ていて痛いほどです。
最後に流れる「ROSE」を聞きながら涙を流した人は数知れないでしょう。

感動は濁った心を洗い流してくれるのだといいます。
悲しみの中にも、ふるえる感動を与えてくれるこの作品は、たくさんの人に見てもらいたい作品です。

エンドで流れる曲「ローズ」も名曲です。
久しぶりに自分で訳したくなりました。
メルマガにはいっきゅう訳を載せようと思います。

“The Rose”

Some say love, it is a river
that drowns the tender reed.
Some say love, it is a razor
that leaves your soul to bleed.
Some say love, it is a hunger,
an endless aching need.
I say love, it is a flower,
and you its only seed.

It’s the heart afraid of breaking
that never learns to dance.
It’s the dream afraid of waking
that never takes the chance.
It’s the one who won’t be taken,
who cannot seem to give,
and the soul afraid of dyin’
that never learns to live.

When the night has been too lonely
and the road has been to long,
and you think that love is only
for the lucky and the strong,
just remember in the winter
far beneath the bitter snows
lies the seed that with the sun’s love
in the spring becomes the rose.

                               いっきゅう