ロケットの自由研究!本格的な科学を伝える醍醐味 りゅうぎんキッズスクール サイエンス授業①

琉球銀行主催の「りゅうぎんキッズスクール サイエンス授業」で授業をさせていただきました。「自由研究」でも利用できるもを、という依頼で、3時間のスペシャルプログラムを準備しました。

嬉しいことに、定員40人のところ、沢山の申込があり、教材の関係で申し訳なく思いながら60人で締め切らせて頂きました。
それでも1.5倍の人数です。

ところが、会場に行ってみると、子ども達を会場まで送ってくれた保護者、きょうだいも、立ち見、イス見、入り口外側からの見学というように、想定外の大入りになりました。

見学という様子ではなく、大人の方達も私の授業に一緒に参加していろいろ予想を立ててくれて、実験結果には子どもたちと一緒に、「うわー」と歓声をあげて喜んでくれました。

この写真に写っている方達でも全員は写っていません。
たのしさが未来をひらく評価感想もかなり高く、またたのしい1日となりました。
授業後、東京在住だという方が「今日はとても感動しました。東京でもなかなかこういうたのしい授業は体験できません。是非東京でこういう授業をしていただけませんか」とお話をしに来てくれました。
他にもたくさんの保護者の方が、「とてもいい時間でした」という事を伝えてくれると同時に、ロケットの素材やフィルムケースの入手方法などを熱心に尋ねてメモしてくれました。

こういう保護者の方達が、たのしく賢い子ども達を育ててくれる様に、これからもますます活動に力を注いでいきたいと思っています。

今回は「ロケットの飛翔」のパートを、わたしが信頼している槇田先生が担当してくれました。子ども達の評価もとても高いものがありました。

まず、ノーマル(特に知恵と工夫をくわえず、単に膨らませたもの)のロケットの飛翔を「的あてゲーム」でたのしんでもらって・・・ りゅうぎんサイエンスキッズ ポリロケットなかなかまっすぐ飛ばないロケットに「単に長ければいいってもんじゃないのだねぇ」と感じてもらってから、「どういう知恵と工夫が可能かな?」と問いかけて・・・
「おもりだ」という子ども達の声に応えて、どこに〈おもり〉をつけたらまっすぐ飛ぶか、予想を立ててもらって、わたしと実験しているところです。

りゅうぎんサイエンスキッズ ポリロケット3

この後、子ども達は、自分で〈おもり〉を取り付けて、的あてゲームをたのしんでいました。
ここからさらにいろいろな自由研究へと進みます。

「科学は予想を立てて確かめること」
はじめに伝えたことを、子ども達は3時間かけてたっぷりと味わってくれました。
感想には「ぼくは将来、野球選手になるつもりだったけど、宇宙飛行士になることにしました」という言葉もありました。

「たのしい教育研究所」の活動は
たのしく明るく元気に賢く
着実に広がっています!

たのしい教育メールマガジン=ドライアイスクリーム

最新号の「たのしい教育メールマガジン」にドライアイスクリームの作り方(二人分をたのしく作るレシピ)を掲載したところ、いろいろな感謝のたよりが届いています。

これまで定量化できていなかったものを、何度も実験を重ねて、やっとg単位で記載することができました。これで、ドライアイスの準備量も「おおよそ」というのではなく「これだけあればしっかり足りる」というように判断できます。

ドライアイスは危険だと思っている方がたくさんいますが、ドライアイスの危険さは「狭い場所に密閉する」ことによって生じます。今回の授業のあと、ある先生が「今回の授業で、やっとドライアイスの安全な取り扱いがわかりました。今までは、あぶないあぶない、と子ども達に指導していたのですけど、これからは750倍にふくらむことをしっかりと伝えたいと思います」と話していました。

ドライアイスクリーム2

ドライアイスクリームづくり

ドライアイスクリーム本格的な科学を、単なる実験やショーではなく、科学の目で見る感動とたのしさとして伝える「たのしい教育研究所」です!

自由研究 植物のたくましさと愛らしさ=うっかりして妙なところに根を下ろした植物

 自由研究は、子どもだけのものではありません。 何しろ「予想を立てて実験してみる」ことが〈研究〉ですから、わたしも自由にいろいろな研究をしています。
この「たのしい教育研究所」も、わたしの大きな自由研究の1つです。

 研究所設立ほど大きな自由研究ではありませんが、時々このサイトにも書いている「エノコログサを育てる研究」もそうです(➡︎こちら)。おかげさまで興味関心度も高く、いろいろな方達からメールが届きました。 中には「雑誌や本に投稿するといいですよ」というお話もありましたが、時間の関係上なかなかそういうゆとりがありません。関心のある方が、このサイトをアピールしてくださればと思っています。

 さて、うっかり普通ではないところに根を下ろしてしまったエノコログサがその後どうなったか? 自由研究の経過をおしらせします。

 エノコログサは条件が悪い場所でも背丈が50cmくらいに育つのも普通で、普通70〜80cmに育ち、条件がよければ1mくらいに伸びているものもあります。 このワンちゃん(ハスキー犬)の身長を越しているエノコログサをみるとそれがわかると思います。 エノコログサ 普通サイズ ところが、わたしが研究所の近くで偶然に発見したエノコログサは5〜6cmほどしかありませんでした。

 偶然発見した時の写真がこれです。

2016年7月14日(木)

自由研究 エノコログサ3 木のくぼみにたまったほんのわずかな土埃(つちぼこり)で発芽したので、土らしい土はほとんどありません。

 身長が高くなると、支える根の深さがありませんから、倒れてしまうでしょう。 そういう中でがんばって成長している姿がとても可愛くて、成長を応援することにしました。幸い、たのしい教育研究所のすぐ近くです。

 沖縄の暑さの中、水分もすぐに蒸発していくってきた時期なので、毎日水やりをしながら成長を見守っています。

 途中「もう成長の限界かもしれない」と移植を考えましたが、よく見ると稲穂にタネが出来ているのを発見し、確実に成熟していることを発見しました。 移植せず、そのまま水やりを続けていったところ、何と穂を2つに増やしたのです。一本目の穂は熟した色になり、タネをかかえています。

2016年8月7日(日)

エノコログサの成長

 そして最近では穂が3つに増えてきたのです。

 これは 8月14日(日) に撮った写真です。

うっかりエノコログサ 解りにくいかもしれませんから印をつけてみましょう。 うっかりエノコログサ2  毎日の成長がたのしみでならない自由研究です。

 雑草とよばれ、引き抜かれていくエノコログサを育てている人は、ほとんどいないことでしょう。 もし、いるにしても、それは〈雑草を枯らすのにどういう薬が効くのか〉とか〈家畜のエサとして栄養たっぷりのエノコログサを育てられないか〉という様な目的で育てていて、わたしの様に、可愛いと思って育てている人は、もしかすると広い地球で私以外はほとんどいないかもしれません。

 自由研究は、子どもだけのものではありません。 子どもも大人も関係なく、自分の興味関心のあることを自由にのびのび研究する、それが本物の研究です。
 いつもいうことですが「自由研究こそ本物の研究」なのです。

たのしい教育研究所の活動は、ますますたのしく広がり 好意的な注目もゆっくり広がっています。 このサイトを毎日熱心に読んでくれる方達が少しずつ増えていくことも たのしい教育研究所の大きな成長の一歩です。 いろいろな方達に紹介していただけたら幸いです!

自由研究のまとめ方例〈ものみな三態変化〉

先週の講座「たのしく伸びようよ 夏!」で盛り上がった授業
「すべてのものは 固いもの・水のような状態・空気のような状態の3つに変化する」
を受けた方たちから「自由研究のまとめ方」についていろいろな質問が来ています。

型をひとつ提案します。
いろいろな自由研究のまとめ方にも役立つと思います。
参考にしてください!

大きめの画用紙などを要してダイナミックに書くとよいですよ。

自由研究のまとめ方 三態変化

自由研究こそ本物の研究です。

みなさんの研究をたのしみにしています!