たのしさが未来を拓(ひら)く=たのしさの重要性

「本質的な内容に触れる・わかる感動」それが、たのしい教育研究所が提供している授業です。そしてそれを「たのしさ」と平仮名で表記する様にしています。

「楽しい」という言葉はたくさん耳にしますから、「たのしい教育研究所」という言葉から、それの事をイメージする人は少ないかもしれません。日本語の難しいところです。

英語では enjoyable や happy など、楽しさを表現する言葉はけっこうあります。
大いなる喜び、今まで見えなかったことが見えてくる様な喜びという意味で たのしい教育研究所ではたのしい教育を

Derihghtful-Educttion(ディライトフル・エデュケーション)

と訳しています。

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※マークにも示してありますが研究所の別名はRIDE(ライド)です。そのDはDerightfull の「D」、EがEducationの「E」です。ちなみにはじめのRとIはReserch Institude(研究所)を意味します。

 

たとえば子ども達が「すべてのものは原子分子でできている」という真理に触れた時の感動、ロケットの推進力が「反作用」によるものであることを知り、自ら実験して試した時の感動、それが未来を拓くカギだと思います。

「科学の原理など難しい」と考える方や「子ども達には実験やものづくりをさせてあげれば楽しむものだよ」という教育関係者も多いのですが、私たちはその様な立場には立ちません。
ですから、単に大掛かりな実験装置で驚いてもらったり、不思議な現象を見せてたのしませたり、という授業ではなく、受講した方達が「そうか、そういうわけでこうなったのか」とか「自然界にはこういう秘密がかくされていたのか」という様に、目が開かれる様な感動をもってもらうことが「たのしい教育」のテーマです。

先日実施した「原始時代から宇宙時代までの人類の発展」をテーマにした授業も、原子分子的にものごとを見ていく本格的な授業です。「子どもには難しい」と思うかもしれません。
しかし小学生がたくさんの感動を伝えてくれました。それだけでなく、一緒についてきて、会場の後ろに座って授業を聞いていた保育園だという子どもも、最後に私のところに来て「とってもたのしいかったです」と伝えてくれました。

5年生の感想から一つ紹介させていただきます。

たのしく感動する授業 本格的な授業こそたのしい!
そういう結果がどんどん重なっている、たのしい教育研究所の日々です。

 

自由研究「トマト嫌いがなおる食べ物」の開発

「新作 トマトあめ」の質問が届いています。
ちょうど二週間前に開催した講座「たのしく伸びようよ 夏!」で紹介した、簡単にできるおいしいお菓子です。

自由研究のテーマとしても扱うことができます。

ベッコウあめづくりの応用編として紹介した一つが「トマトあめ」です。

トマト嫌いの人でもきっと「おいしい」と言ってくれるのではないかと思います。

ベッコウあめを作ることができる人には、簡単につくることができます。

0)あらかじめ洗って乾かしたプチトマトに〈つまようじ〉をしっかり突き刺しておく
1)カップに少し多めの量(厚み1cmくらいをめどに)のベッコウあめをつくる
1.5)色がベッコウ色(黄金色)に変わったら2)へ
2)準備したトマトをコーティングするように、ベッコウあめに浸して回転させる
3)洗濯バサミなどを利用して立てて乾かす
※講座などで体験した人はコツをつかんでいると思いますが、ベッコウあめはと〜っても熱いので手などにつかないように細心の注意をしてください! 熱湯よりずっとずっと熱いのです

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自由研究のタイトルは「トマト嫌いがなおる食べ物の開発」という様にすると、受けがよいと思います。
研究所で広めているアイディアですから、「開発協力」には『たのしい教育研究所』と明記してください!

たのしさが未来を拓く!
「たのしい教育研究所」です

たのしい教育:ロケットの飛翔と推進力の授業を受けた方たちからの「自由研究」に関連した質問について

「りゅうぎんキッズスクール サイエンス教室」を受講した皆さんから、授業後も、感動を伝える言葉とともに、たくさんの問い合わせが続いています。
自由研究の題材にぜひ使いたいということで、子ども達から、そして保護者の皆さんからの問い合わせです。

「科学的なものの見方・考え方の基本である〈原子論〉」や「ロケットの飛翔・推進力」ほか、原始時代から宇宙へ至る現代までの科学のダイナミックな流れで思い切り盛り上がった1日でしたから、その後もいろいろな思いが押し寄せてきたのでしょう。

りゅうぎんキッズスクール サイエンス 盛り上がる それらの質問に関して、いくつか大切なことを書かせていただきます。

1.スタッフの元に「当日の授業で問いかけた問題全部を知りたい/利用した画像と同じものが欲しい/プレゼンテーションのデータを分けてもらえないか」など、私が利用した教材の利用に関する問い合わせもいろいろ来ているようです。学校で利用したい、子どもの自由研究に利用したい、などいろいろな理由がある様です。
たのしい教育研究所の授業の流れは独自に開発したものであったり、画像を提供して下さった方が、「いっきゅう先生が利用するという限定で提供します」というものも多く、「授業限定」で一般に公開することを控えさせていただいています。
ただし、授業で利用したり、自由研究でそのまま利用できるような講座も開催していますので、ぜひこのサイトをこまめにチェックして開催の時にご参加ください。そこでは、自分でも利用できる様な工夫をして、資料もそのまま揃えてお渡しする教材もあります。

2.わたし「いっきゅう先生」の元に、終わってからもたくさんの質問が届きました。いくつか個別でお答えさせていただきましたが、まだ自分の質問に答えてもらっていない、という方がいましたら、お名前と学校名を表記の上、お問い合わせください。研究所にはみなさんからいただいた「評価・感想用紙」がありますし、当日の様子も思い起こしながら、お返事を差し上げます。

3.独自にロケットの研究を続け、現代のロケット工学の基礎を作った人物についてもっと知りたいという質問もいくつかありました。
「ロバート・ハッチングス・ゴダード/Robert Hutchings Goddard」です。
彼のことをもっと知りたいという関する質問もありました。
ぜひwebサイトを利用していろいろ調べてみてください。
わたしが「彼はアメリカ一の新聞でバカにされた記事を書かれた」という話を覚えていた人も多かった様で、そのことに対する具体的な質問も届いています。
新聞社の名前は「ニューヨーク・タイムズ」です。現在でも全米で有名な新聞社として君臨しています。
ウィキペディアから引用してみます。

 ゴダードが1920年の論文『高々度に達する方法』で、ロケットは真空の宇宙空間でも推進できると主張したことに対し、ニューヨーク・タイムズ紙は、物質が存在しない真空中ではロケットが飛行できないことを「誰でも知っている」とし、ゴダードが「高校で習う知識を持っていないようだ」と酷評した。

 

ゴダードは他の科学者やメディアから受けた不当な評価のため、他人を信用しないようになり、死去するまで研究は単独で行った。

 

彼の死後、ロケットの重要性が認識されるにつれゴダードの業績が脚光を浴び、1959年に設立されたゴダード宇宙飛行センターは彼にちなんで命名された。1969年に、アポロ11号の月着陸の前日、ニューヨーク・タイムズ紙は49年前に発表したゴダードについての社説を撤回した。

 

同紙はゴダードの実験を「より進んだ実験と調査」と呼び、「17世紀のアイザック・ニュートンの実験結果を確認し、大気中と同様に真空中でもロケットが飛行できることは明確にいま実証された。

 

同紙は(作用・反作用の法則を間違って解釈していた[2])過ちを後悔する」との社説を発表した。またアポロ11号が月に到達した時、SF作家のアイザック・アシモフはすでに世を去ったゴダードに向かって、「ゴダードよ、我々は月にいる」という言葉を送った。『新スタートレック』に登場するシャトルクラフト・ゴダードは、彼の名から命名されている。

wikipedia ロバート・ゴダード より

「自由研究こそ本物の研究です」という話をいろいろなところでさせていただいています。ガリレオもそうでした。ニュートンもそうでした。そしてゴダードもそうです。
誰かから「キミはこれを研究しなさい」とか「役割としてこういう研究をさせてもらっています」という様な研究ではなく、「これがやりたくてたまらない」という気持ちで、自分自身の興味関心を元に研究した人々が、社会を変えるくらいの大きな研究成果を残しているのです。

 ちなみに「たのしい教育研究所」も、誰かから、これをやりなさいという様に言われたからではなく、「こういう活動をやりたくてたまらない」という教師集団が集まって始まった自由研究の一つです!

たのしく明るく賢く 「たのしい教育研究所」です!
ぜひ一緒に、沖縄を日本一の県にする活動に参加しませんか。
応援してくださいる方たちを募集しています。

1.それなりに費用がかかりますが講演・講座の依頼も大きな応援の形です➡︎こちら
2.月々800円でメールマガジンを購読するという応援の形もあります。お母さん達も購読し、家庭で「たのしい教育の方法」を実践してくれている方達もいます。一部ですがメルマガを読むことができます。最後の方に案内が載っています➡︎こちら

自由研究のたのしいまとめ方例「ロケットの研究」

先日、研究所のメンバーで実施した授業「宇宙へ」のひとつの章で、ロケットを取り上げました。
ロケットの〈飛翔〉と〈推進力〉に分けて、前半は、ポリロケットを作って〈飛翔〉をうまくコントロールする知恵と工夫に挑戦しました。

まとめの的当てゲーム大会も大いに盛り上がり、後半の「ではみんな、宇宙に飛び立つぞ」ということで、宇宙飛行士の訓練の様子を見ながら、無重力空間について予想を立てて、いろいろな実験をたのしみました。

単におもしろおかしい実験や驚いてくれる様なものを見せるのではなく、推進力なら推進力の本質的な法則を伝え、感動をもってわかる・試みる授業が、たのしい教育研究所の授業です。沖縄の未来を元気にたのしく創る子どもたちをたくさん育てようと思っています。

さて、ロケットの飛翔を自由研究にしたいという方たちから、いろいろな相談が来ていますので、たのしい教育研究所で、1つの例として「型」をのせてみます。参考にしてください。それから、物体の落下に関しては、私の師であるガリレオ・ガリレイが現代科学の黎明を告げる実験をしてくれています。ロケットの飛翔も「落下の法則」と深く関わっています。興味のあるみなさんは、自分でいろいろ調べてみてください。

たのしい自由研究のまとめ方例

 

たのしさと賢さいっぱいの「たのしい教育研究所」です!