遠近感のたのしさ

 最近の「人間の脳のすばらしさ〈錯覚〉/たのしい教育プランの可能性」という記事が人気で、早く完成させてほしいという応援メールも届いています。
 そのプランについて、少し続けてみましょう。

 ア~ルは私が研究所の階段を登りはじめると先に走っていって、二階の囲いから身体を出して、手を伸ばし〈遊ぼう〉と呼びかけます。

 この写真に思わず笑ってしまいました。足がとても小さいのです。


これも!
 

それからこれも!


 これも人間の脳が、遠くにある方は小さく、近くは大きく、画像として認識しているわけです。

 こういう遠近感は〈製図〉〈絵画〉の教材として授業にかけられることもあります。

 わたしも中学の技術や高校の絵画などで学んできました。
「とにかく消失点が肝心なんだぞ、それからこうやって放射状に線を引いて~。
 みんな引いたかぁ。
 よーし、じゃあ、そこに人間を描いてぇ!」
という様な授業でした。

 これを、はじめのア~ルの写真の様にたのしめたら、子ども達の興味関心もグッとアップすると思います。
 web上にはたのしい写真がたくさんアップされています。

   

 これも錯覚の一種なのです。
 遠くにあるものと近くにあるものとを同じところにあるかの様に認識してしまうわけです。

 子ども達にグループ1つデジカメを渡して、遠近法のたのしい写真を撮って来てもらうという授業も〈たのしい錯覚授業プラン〉のメニューの一つです。

 人間は、いろいろな状況にあるものを混在させて錯覚してしまうくらい、脳が発達している生き物です。

 だから存在もしない幽霊などというものがあたかも存在する様に錯覚してしまうことにもなります。

 人間の脳の素晴らしさと、その能力が進んで混在・混乱することもあることを知っておくことは、人間が身につけた方がよい大切な一つだと考えています。

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たのしい教育研究所の公式サイトの実力・人気度 その2/教育関係の皆さんにはぜひ「このサイトいいよ!」とお勧めください

 たのしい教育研究所(RIDE)の公式サイトを毎日見てくださっている方達の中には、まったく分野が違う方達も多い様です。以前書いた「たのしい教育研究所のサイトが日本全国のランキングでどの程度か」という記事に、とても興味を持った方から、もう少し書いてもらいたいという要望が届いています。

 自己紹介も詳しくしていただきましたが、自らもブログを綴っているエンジニアというくらいにとどめておきましょう。

 その方一人だけに伝えるならメールで済むことで、すでにいろいろ書いて返事を送りました。
 その中で一つ、いろいろな人にとっても役立つものだと考えていることを書きましょう。

 自分の実力を確認しながら一歩いっぽ進んでいくことは、力を高めようと思えば何にしても必要なことです。
 つまり、このサイトで綴っている様な〈読者の皆さんが毎日読んでくれる内容を提供していこう〉という場合だけでなく〈スポーツ〉でも〈合格へむけて〉の学業でも、より〈健康〉を高めようという場合でも、今の自分の力を想像してすすむのではなく、より正確な実力を確かめながら進んでいくことは必須だと思っています。

 かつて保護者の皆さんから〈小学生段階でいっきゅう先生の授業をたくさん受けられるようなプログラムを作ってほしい〉という要望で数名の子ども達にたっぷりと連続授業したことがありました。

 その子達にも「自分の力を〈何と無くこれくらいだろう〉くらいで勉強するなんてもったいなさすぎる」という話を何度もして来ました。
 その子ども達はそろそろ高校入試の頃です。
 なかなか全員の状況を掴むことはできませんが、ある女の子は自分の夢に向かって進学先も早くから決まり、着実に力を高めていってくれているようです。一人はすでに進学校でトップを走っていて、一人は九州の中学に進み力を高めていっているとのこと。

 話を戻しましょう。

 自分の実力を確かめる方法はいくつもあります。
 まずは自分の判断で評価が左右されるものではなく、広く第三者からの判断で見ていくことが大事です。

 webサイトの評価は〈読者数の増減〉が大きな尺度です。
 しかしそれだけにとどめずに、読んでくれた方達からどれくらいの反応が届くかも大切です。
 サイレントマジョリティー(モノを言わない大多数)の反応を確かめることも大切です。
 たのしい教育研究所(RIDE)が選んだ一つが〈日本全国のブログ評価サイトにエントリーする〉方法です。

 数えきれないほどのブログの中で自信のある人たちがエントリーしてきます。たとえば走ることに力を感じている人たちが那覇マラソンにエントリーする様なものです。

 「学問・科学」系統にエントリーした1400くらいの自信あるサイト人の中で、〈英語学習〉に関するサイトが最も人気が高く、次が〈受験のサイト〉だと書きました。
 あれから一週間くらいです。

 たのしい教育研究所(RIDE)のサイトは〈学問・科学〉の系統の中で前回13位という高い位置にいました。あれは一時的なことですでにランクは落ちているという予想もあります。
 それを確かめつつ、サイトの内容を充実させていくわけです。

 みてみましょう。
 

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 たのしい教育研究所(RIDE)のサイトは2018年11月16日現在第9位です。

「あれれ〈理科教育〉で2位なのに、なんでその根もとの学問・科学系統の中で11位なの?
 しかも理科教育1位の〈おもしろ理科教育〉が上に入ってないけど・・・」
と思う方たちに簡単に解説すると・・・
 たのしい教育研究所(RIDE)は3ヶ所にエントリーしていて、みなさんの一票は3ヶ所にそれぞれ〈0.3票〉程度に減ってカウントされるので、細かい〈理科教育〉などのカテゴリーで見ると分散された票でのランキング評価となって全体の実力が見えなくなってしまうからです。
 さらに詳しくは前の記事をご覧ください⇨こちら

 サイトの順位は前回からまた伸びていました。
 トップ100くらいのサイトの順位は、入れかわりがかなり激しいので、この瞬間にも上がったり落ちたりしていることでしょう。
 そんな中で〈学問・科学〉のジャンルにエントリーしてきた自信ある1400のサイトの中でこの位置をしめているというのは「RIDE(ライド:たのしい教育研究所)のサイトの実力は全体としてかなり高い位置にある」といってよいと思うのですがどうでしょうか。

 この位置を確認しながら、その位置に高めてくれた、このサイトを読んでくださっている皆さん、そして最後の応援クリックをしてくださっている皆さんに心から感謝しつつ、今日もこのサイトをたのしく綴っています。

 読者の皆さんからの応援のたよりも続々と届きます。
 知り合いのお母さん、お父さん、学校の先生、地域でがんばっている方たちに「いいサイトがあるよ」と、自信をもって紹介していただけたら幸いです。

 これからも応援よろしくお願いいたします。

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人間の脳のすばらしさ〈錯覚〉/たのしい教育プランの可能性

 授業やあそびで〈錯覚〉を取り上げると、たのしく盛り上がります。
 たとえば、みなさん一緒に考えてみてください。

 質問1 手前のオニくんと、奥にいるオニくん、どっちが大きく見えますか?
 はい、奥にいるオニくんが大きく見えますね。
 では実際に図ってみると、どうでしょうか?
「実は同じなのさ」というオチに落ち着くのでしょうか…実は本当に奥のオニが少し大きいとかいう事はないでしょうか?
 指で計ったりしないで、あなたの目だけて見て、ほんとうはどうなのか予想してみましょう。
 1mm以内の誤差なら印刷のひずみという事もありますから2mm以上大きいという時に、◯◯が大きいという様に判断する事にしましょう。
 さあ、じ〜っくり見て、まず貴方の目で判断してみてください。


 予想
 ア 実は両方とも同じ大きさ
 イ 奥にいるオニくんが(いくらか・とても)大きい
 ウ 手前のオニ君が(いくらか・とても)大きい
 エ その他

 どうしてそう思いましたか?
 あなたの考えを聞かせてください。

実験・確かめ
 周りの人の考えを聞いたら、実際に物差しで測ってみてください。

 

※ ※

 

質問2
 ではこの真ん中のオレンジの丸の大きさはどうでしょう。
 左のオレンジの丸と右のオレンジの丸では、どちらがどれくらい大きいでしょう。

 予想
 ア 実は両方とも同じ大きさ
 イ 左のオレンジが(いくらか・とても)大きい
 ウ 右のオレンジが(いくらか・とても)大きい
 エ その他

 どうしてそう思いましたか?
 あなたの考えを聞かせてください。

実験・確かめ
 周りの人の考えを聞いたら、実際に物差しで測ってみてください。

 

 実際にパソコンやスマホの画面で大きさを測ってみるとよいですよ。

※ ※※ ※

 こういう錯覚・イリュージョンを〈人間の不完全さ〉〈マイナス面〉だと捉えることが多いのですけど、間違いなくこれは〈人間の感覚のすばらしさ〉です。
 コンピュータにとっては4.2mmは、それ以上でもそれ以下でもありません。

 ところが私たち人間は、の4.2mmをグッと大きく見たり、とても小さく判断したりすることができるのです。

 人間のポテンシャル(潜在能力/元々は位置エネルギーのこと)以外の何ものでもないと思います。

「時々その能力を発揮しすぎることがあるので、それは気をつけようね」という流れにつなげると、教育の中でかなり重要なものになると考えていて〈たのしい教育プラン〉の素材の一つに取ってあります。
 いずれ出来上がると思います。
 おたのしみに!

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子ども達が賢く笑顔で活動するためには、たのしい内容といろいろな工夫が必要

 友人の校長(小学校)と話をしているとき
「10年前とは学校の様子も大きく変わっていて、たとえば以前の様に〈委員会活動をたっぷりやってから帰る〉という様な子ども達は激減しているんですよ」
と話していました。

 子ども達は学校でとても忙しく過ごしています。
 忙しい学校が終わると、いろいろな習い事や部活動、塾などへと足を運びます。
 放課後残って教師の手伝いなどをするゆとりがある子はとても貴重な存在だというのです。

 私が現場の教師から独立してフリーとなり、研究所を設立したのは2012年、今から6年前です。
 思い出してみると〈歌の練習〉をしたり、希望者で〈仲良しプロジェクト〉の企画や準備をしたりと、毎日というほど放課後の時間を子ども達と過ごしてきた気がします。
 そういうことは、当時から数少ないことで、遠い過去の姿だとすると、寂しい気持ちがします。

 しかし、そういう現場を残念がるたけではなく、そういう子ども達でも参加したくなる様な内容を工夫して提供していくことは大切です。

 たのしい教育研究所は地域の子どもたち向けに一月に一週間〈出前児童館/別名キッズデポ〉を開催しています。多忙な子どもたちも集まって来ます。電話などで、おそらく母親なのでしょう、時間などの交渉をしてタイトな中で参加してくれている様子が見られることからもわかります。

 研究所の最近の子ども達の様子をおとどけしましょう。

 学校が終わってから集まってくるので必然的に低学年の子ども達と高学年の子ども達の集まってくる時間に差がありますが、どの子がどのタイミングで来てもたのしめる様に専門のスタッフがいろいろな工夫をしています。

 ある時には〈読み語り〉から始まることもあります。

〈ものづくり〉から始まることもあります。
 

 メインは後半にとっておいて、みんなで一斉にたのしめるようにしています。

 今回は〈かさぶくろロケット〉です。

 飛距離、飛行の正確さを点数化してグループで競ったり、個人で競ったりしていくうちに、子ども達はロケットの原理にのめり込んでいきます。

 子ども達が笑顔で参加してくれる内容、そして工夫は学校でも地域社会でもとても重要で、未来を突破するカギだと、私たちは考えています。

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