最近の嬉しい便りから by いっきゅう

 おかげさまで、いろいろな人たちから便りが届く日々です、今回はその一つを紹介させてください、先日届いた便りです。個人情報的なものがけっこうあったので、その辺りはだいぶカットしました。 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )の個人情報保護規定により、文章にもいくつか手をいれてあります。

 突然で失礼いたします。

  私、20数年前に◯◯小学校でお世話になりました、◯◯と申します。

一言お礼が言いたくて連絡いたしました。

 

 小学校で先生の授業を受けて以来、理科が好きになり、〈実験屋〉になる事を目指して大人になりました。

 現在◯◯大学で技術員として働き◯◯年目になります。

  今まで、SNSには手を出して来ませんでしたが先生のアカウントを見つけてお礼が言いたくなり、登録し連絡させて頂きました。

 

 今の私があるのは先生に出会えたからだと思っております。ありがとうございます。

 先生が教えてくれた

『なにをやるにも仮説実験!』

  今でもこの言葉を覚えています。

 

 実際に実験する職業に就いてから、仮説を立てて実験する大切さを実感しています。

 

 先生は今、先生たちの先生をしているんですね。

 とても、尊敬します。

 先生みたいな先生が増える事を願っています。

 

 長くなりましたが、これからも先生の益々のご活躍を陰ながら応援しています。

 A.H

 

 定年10年前に辞めたとはいえ、30年近くは公立学校の教師を続けていましたから、担任や理科専科の中で触れ合った子どもたちの数は数千人にのぼります。
 パッと名前を綴られてもすぐに思い出せるわけではないのですけど、苗字も多くなく、名前も特徴的な漢字が使われていたので、もしやあの子かなとすぐに思い浮かびました。
 「私が私が」と目立とうとするタイプの子ではなかったのですけど、清々しく気持ちの良い子でした。

 20数年を経て、自分のことを「実験屋」と書くセンス、いいなぁ。

 ガンやアルツハイマーの治療に関わる研究に携わっているとのことです、「先生は今どういうことをしているか、もっと詳しく知りたいです」という言葉があったのでこういう返事を送りました。

 真夜中ですけど少し落ち着いて書くことができます。〆切ものがいろいろあって遅れました、ごめんなさい。


「何をやるにも仮説・実験」という言葉を覚えてくれていたこと、とても嬉しかったです。

 実験屋さんの研究、たのしみにしています。

 こちらはあの頃の様にたのしく元気に過ごしています。

 少し具体的に書きますね。


 ◯◯小学校でみんなと授業をたのしんであとも、私のスタイルはずっと同じで、転勤先でたのしく授業させてもらっていたのだけど、そのうち、宇宙関係で選出されて、NASAの公式センターで授業させてもらうことになりました。
 それがきっかけでどんどんいろいろなところから授業してほしいという要請が届いたんだけどね、教師をしているといろいろあって忙しく、月に一回くらいいって授業するのがやっとだったので、結局10ヶ所くらいからの依頼の1つくらいに応えるのがやっとでした。
 それで、これではいけないと、いろいろ準備をすすめて50歳で退職しました。
 退職してから仲間たちと「たのしい教育研究所」というNPOを設立して、その所長をしています。

  設立早々、県や市町村から要望されて、沖縄のほぼ全ての離島で授業をしてきました。本島内でもいっぱい授業してきました。

 教師をしていた頃、申し訳ない思いをしていたのだけど、その千倍くらいの授業ができたと思います。

 そこでその後は「たのしく力ある先生たちを育てよう」ということに力を注いでいます。

 子ども達が「こういう勉強をもっとやりたい」という様な授業ができる先生たちを育てる活動です。

 とても時間がかかるので、やっと研究所の卒業生が何十人かくらいになったかなぁ、というところです。

 沖縄は、これだけいろいろな矛盾や困難な状況があるけれど、それを突破できるような人たちが育っていくことで、沖縄を日本一元気なところにしたいと思っています。

 ◯◯も、ゆとりが出てきたら力を貸してくださいね。

 ということで、いつか会えるでしょう、たのしみにしています (´ー`

 教え子たちの活躍は教師の醍醐味の一つです。RIDEではすでに、たよりになる教え子が、たのしい教材を開発してくれたり、私では至らないところに力を注いでくれています。
 出前児童館にボランティアで参加してくれた教え子のNさんもいます。
 今回便りをくれた◯◯さんも、子ども達への教育にもとても興味があるということですから、RIDEの仲間たちともしっかりからんでくれる可能性もあります、わくわくする出来事の一つです。
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雨が大好きな〈かたつむり〉byひな

梅雨の季節です・・・
が、今日も梅雨の晴れ間のいい天気!

先日のこと、桑の葉をたくさんもらってきたので、たのしい教育研究所(RIDE)草木染めをしようと、鍋に葉っぱを入れて、火にかつけようとしたら、葉っぱの中から、何やら動く姿。

カタツムリです。
おっとあぶない、そっととって外の植物のところにうつしてあげることにしました。

雨の季節になると、カタツムリの好きな柔らかい葉が育って 嬉しい季節なんでしょうね。

カタツムリの子どもと大人はどう見分けるか知っていますか?
殻がそりかえったらおとなのカタツムリだそうです。
このカタツムリはまだ子どもです。

カタツムリが食べるものって葉っぱなのかなと思っていましたが、それ以外にいろんなもを食べるようです。

枯れ葉・こけ・きのこ・みみず・かぼちゃ・きゅうり…なんとコンクリートまで食べちゃうそうです。

コンクリートには、カルシウムという、殻を大きくするために使う栄養が入っているのだそうです。あの、にょろにょろしたカタツムリがコンクリートを食べるってびっくりですね。

カタツムリの口の中には、まるみを帯びた舌があって、舌にはヤスリのような小さな歯があり、この舌を植物やいろいろなものにこすりつけて、けずりとるように食べるようです。

  (『カラー自然シリーズ カタツムリ』 偕成社 参照)

ウンチのいろもおもしろい

食べたものと同じ色のウンチが出てきて、色鮮やかです。

自由研究に、カタツムリについて調べたり、いろいろ食べてもらって、カタツムリのウンチを観察してみるのもたのしそうですね。

よみきかせ いきものしゃしんえほん13『うまれたよ!カタツムリ』(岩崎書店)

この本はカタツムリが生まれて成長していく過程が大きな写真で紹介され、先ほどのウンチの話も食べ物の話も載っていて、とてもオススメです。読み語りにもいいですよ。

PTA作業の時に土を耕していたら、カタツムリのたまごが出てきたことがあります。白っぽくてツヤツヤしていましたからうんで間もなかったんですね。身近にいるカタツムリのことを意外と知らなかったんだなと本を読んで感じました。

雨が降ってカタツムリが出てくると歌いたくなってついついツノに触れたくなります(^^

かたつむり

       童謡 小学唱歌

でんでんむしむしかたつむり

おまえのあたまはどこにある

つのだせやりだせあたまだせ

でんでんむしむしかたつむり

おまえのめだまはどこにある

つのだせやりだせめだまだせ

 

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〈たのしい教育メールマガジン〉反響ぞくぞく!

 たのしい教育メールマガジンの読者の方から、うれしい反響が続々届いています。
 前の記事にある〈ワイングラスパズル〉の作者ロイドさんがつくった、別なパズルをメルマガで紹介しました、わたしが感動した問題です。
 それに併せて「たのしい教育の発想法の章」では「授業で遊び的なものをとりあげてよいのか」「そもそも、授業と遊びは分けて考えるものなのか」について見方・考え方を紹介したことも、好評度をあげたようです。

 これが最新号の表紙です、ごらんください。

 たのしい教育メールマガジンは毎週水曜日発行(PDF版)で、表紙にある4つの章で構成されています。どの章も、わたしいっきゅうが全力で綴っています。
 興味のある方はお申込みください、年間購読費12000円(クレジット決済可能)で、費用は全て〈たのしい教育の普及〉に全力で利用させていただいています。

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購読料

 第400号以降から購読の方は一ヶ月1000円-年間12000円になります。それ以前からの購読者の皆さんは〈初期のたのしい教育研究所を応援していただいた〉ということで、以前の額で購読できます。

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※年末12月の一週と年の中頃6月の一週はお休みとなります

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https://ikkyuu21.stores.jp/

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 さて〈授業の章〉〈発想法の章〉についで反響が大きかったのが「たのしい教育の今日この頃」の一稿「炭クリエイターいっきゅう新作!」、こんな記事です。

 最近は、スーパーに行っても「これは炭の作品にできるな」と考えるほど〈炭焼き〉にはまっています。

 これが第3研究所のベランダに臨時設置した私の〈炭工房〉です。

 新作の中で周りの人たちにみんなに自慢しているのがこれです。
 自在に形をつくって炭にできる素材を思いついて〈まっくろくろすけ〉風に焼いてみたんですけとゴツゴツになってしまいました。シーサーや1本ツノのオニに見えるかもしれません。

 いずれにしてもアイディアとしては「これでいける」と確信することができました。予想・実験(仮説・実験)を何度か重ねれば、丸くしたり三角にした炭をつくることができるでしょう。

 実はこの炭、中に丸い空間を作って〈鈴〉を仕込んであって、振ると鈴の音が響きます。後から穴を開けて入れたのではありませんよ。

 いつものように仲間たちに「すごいのができたからノーベル賞選定委員会に電話してくれ」と言って笑われています。

 無骨な形なのであえて「しあわせの鈴」とか名前をつけて、研究所にくる先生たちに聞いてもらっています。中に「夢が叶いそうな気がしてきました」といってくれる人も出てきて微笑んでいます。

 このタネ明かしなども〈たのしい炭焼き教育プラン〉にまとめる予定です、おたのしみに!

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