日録通信にたのしい教育研究所の紹介

 四国徳島に私が敬愛する仁木正(にき ただし)先生という方が住んでいます。2001年に開催した沖縄仮説実験授業全国大会の時、〈英訳〉でお世話になって以来ですから、もう20年くらいお付き合いさせていただいています。

 仁木先生は中学の英語の先生で、その後管理職となり、退職まで勤め上げたのですけど、仁木先生の子ども達や先生方とのたのしい様子を雑誌「たのしい授業」にも掲載されています。退職後は文字通り〈読書漬け〉の暮らしをしていて、その様子を「日録通信〈日々の読書あれこれ〉」という冊子にまとめ発行しています、本好きの私が憧れる暮らしです。

 仁木先生が校長をしていた当時「先生方が意欲をもってやれるものを一番にやってください」と語った言葉は、管理職としての理想的な言葉だと思います。

 今年初の「日録通信」に仁木先生が、たのしい教育研究所のことを書いてくださっています。※仁木先生の個人情報なども載っているので加工します

 少し書き抜いてみます。

沖縄県在住の喜友名 一さんが月刊「日録通信」の読者になってくださってから長い年月が経つ。

 喜友名さんは2012年に教師を退職し《NPO法人 たのしい教育研究所》を設立、代表を務められていて、多彩な取り組みを展開されている。

 各種教育イベント/たのしく賢い学力向上/宇宙授業/病院・デイケア等でのたのしい授業/夢と力を育てるたのしいグッジョブ・キャリア教育/カウンセリング研修/ワークショップ/教育関係者各種研修…。

 私は沖縄へ行ったことがない。

 喜友名さんが住む沖縄の本屋さんを訪ね歩いたフリーライターの記録を先月末に目にして、その土地のイメージが少しばかり浮かんできた。

▷うるま市 数学館・大庭書店・弘文堂・宮城文具店・大城書店石川店

▷沖縄市 コザすばる書房(古書店)

 沖縄がぐっと近くにやってきた感じだ・・・

たの研の紹介の時にも、読んだ本を紐解くところはさすがの流れです。

 私が教師を辞めてフリーとなってから、四国を訪ねたことがあります。仁木先生とお会いするのは、その時がはじめてなのに、それまで何度も会ってお話してきたかの様に、丸一日たくさんのことを尋ね、語り、うなずき、笑いあいました。
 たのしい教育は、いろいろな人たちを引きつけてくれる力があります。
 コロナが落ち着いたら、また訪ねたい地です。
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高校の国語の教科書はオススメです/ジリスの自立〈星野道夫〉

 星野道夫という文字を見るとツーンと冷たい感じが心臓の左上のあたりに走ります、とても憧れている写真家で文筆家だからでしょう。

 以前書いことがあるのですけど、私の愛読書の一つは〈高校国語の教科書〉です。最近、それを数冊差し入れてくれた人がいました。鉛筆やラインマーカーなどが記されているのですけど気になりません。

 まず一冊を開くと、左右見開きで星野道夫が撮ったカリブーが川を渡っている写真が目に飛び込んできました。
 次のページも星野道夫のグリズリー、そしてホッキョクグマの写真です。

 わくわくしながらページを進めると、一番最初の文章が「ジリスの自立」という星野道夫のエッセイでした、私が好きな作品の一つです。

エッセイはこうはじまります。

 アラスカのマッキンレー国立公園での話である。

 四国ほどの広さがあるこの公園の中に、たった一軒だけ観光客のためのビジターセンターがある。まさに原野の真っただ中の公園の中を一本道が通っているために、毎日たくさんの観光客がこの休憩所で過ごす。

 中はウィットをおりこんだエッセイで、私は思わず笑い顔になりました。

 文章に添えて星野道夫のマッキンレー山の写真がありました。
 私も星野道夫の歩いた道を訪ね、このビジターセンターに行きテントを背負ってこのマッキンレー山に向かってひたすら歩き続けました。

 目を閉じて顔を少し上に向けると、今でもその時の眺めが目の前いっぱいに広がります、そしてその時の風の香りも思い出すことができます。

 また星野道夫の写真集を開いてみたくなりました。

 きっと皆さんにも大切な一冊があることでしょう、子どもの頃読んだ絵本だったり、ものがたりだったり・・・

 人間のたのしさや感動を湧き起こす〈本〉は豊かな相棒です。

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たのしい教育研究所の教材セット作成すすむ!

「たのしい教材セットを学年分準備できませんか」という問合せがあって、もちろんOKし、先生たちと打ち合わせを重ね、準備がすすんでいま

 

 先生方の要望を中に入れたいものがたくさんあるので基本的には「何を入れないか」で悩みます。

 学校側の目標・目的に沿った教材をスタッフ側で選定していきます。
いつもと違うことが始まったのでア~ルも興味深げです。

 今回は〈Eパッケージ〉としてこれらを詰め合わせることにしました。

毎日ひとつずつたのしんでいっても数日間たのしみが続きます。
 子ども達や先生たちの笑顔がたくさん広がることでしょう、とてもたのしみです!

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たのしい花だより/これは何の花でしょう?

 散歩していると、ある木にこういうプックリした白いものがたくさんついているのをみつけました。

 これから実になるのでしょうか、それともこれはツボミで花が開くのでしょうか。
 どっちだと思いますか?

 この色合いからすると花なのでしょう、でもあまり見たことがない〈実〉になるのでしょうか?

 中を割ってみるとわかるのですけど、周りを眺めても答えを知ることができます。

 探してみましょう。

 花になる前のツボミだったんですね、花の後ろに同じプックリしたツボミがたくさんみえると思います。

 よく知っている植物なのに花に目を注いだのは初めてでした。

 これです。

 みかん(シークワーサー)、沖縄のみかんの代表です、熟して黄色くなっています。

 このサイトは沖縄県以外の方もたくさん見てくださっているので、もう少し説明を加えます。

 沖縄県で栽培されているミカンはいくつかあって、その代表格がシークワーサーです、青いうちに収穫して、すっぱさを味わったり料理や飲み物に利用しています。

 

 では県外から来る普通のみかんの花はどういう形状なのでしょう?

 シークワーサーと同じ様な花なんでしょうか?

 違うとしたらどういうところが異なっているのでしょう。

 自由に予想してみてください。

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予想してからね

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予想してからね

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予想してからね

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 では、ごらんください。これがお正月など、スーパーによく並んでいる普通のみかんの花です。シークワーサーの花を下に続けて載せておきます。

ふつうのミカンの花

シークワーサーの花

 つぼみも花もほとんど同じです、色合いが異なって見えるのですけど、それはレンズの違いや光の加減で出たものかもしれません。きっと花の大きさは違っていると思います。

 ではでは、世界最大級のバンペイユという種類のみかんの花はどんな姿形をしているのでしょう?
 バンペイユというのはこういうみかんです、かぼちゃクラスの大きさですね。

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予想してからね

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予想してからね

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 まあまあ大きいとありますけど、他の写真なとで簡単に比較してみるとシークワーサーの花の二倍ということはありませんでした。

 言葉を離さない植物たちですけど、たくさんのことを生き生きと表見してくれています。
 ゆっくり散歩しながら眺めるのもたのしいですよ、お勧めします。

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