たのしい教育のために受講者の評価・感想は必須アイテム〈著作権フリー評価感想用紙〉

 その授業を受けた人が喜んでくれているのか、そうでないのかを授業した側が判断することがあります、「今日の授業は受けたなぁ」「子ども達が活発だった」という様に。

 たのしい教育では必ず受講した人たちに〈楽しさ度〉と〈理解度〉を5段階で評価してもらい、その評価に至った理由を言葉で加えてもらっています。授業者が受けとる通知表のようなものです。

 授業後は関わった担当者全員で読み合わせながら、今回の授業についての話、これからの授業についての工夫を出し合っていきます。

 こういう足元からの積み上げなしに、今のたのしい教育研究所(RIDE)の成果は存在しません。

 評価したい人だけに書いてもらうのではありません、全員に書いてもらっています。

 もしつまらなかったと感じる人がいても、それを記してもらいたいからです。

 そういう中でどんどん高めていけるからです。

 〈たの研〉の授業は私が教師生活30年プラス、フリーとなって沖縄県内のさまざまなところ、県外そして海外での授業などの実績があり、それらの積み重ねがいきていますから、ほぼ100%の人たちが最高評価をしてくれています。

 もし低評価だったらどうするか? それを次の授業に活かすのです。

 学校でもぜひ利用してみませんか。

 標準形のフレームには〈たの研〉のロゴがはいっているので、それを抜いたものをのせておきます。

 著作権フリーです、ぜひご利用ください。家庭でも使ってみるとよいと思います、「お母さんの読み語り たのしかった?」という様に。

 

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たのしい国語-新明解語源辞典(三省堂)ははじめから面白い〈藍〉〈アイロン〉の語源

 語源の記事についての便りがいろいろ届いています、ありがとうございます。「か行までに面白い語源があったら教えてください」という声に答えて書かせていただきます。

 はじめの言葉「あい/藍」から〈おもしろい〉が始まりました。

 以前いた学校で保護者の方に誘われて〈藍染め〉をしたことがあるので藍そのものは具体的に知っていましたし、〈青は藍よりいでて藍より青し〉という言葉も知っていましたから、植物や色の一通りの知識はあったのですけど、後半にさらりと書かれた言葉に目を開かされました。

 上の説明の〈藍と青は同源〉のあとです。

 アケ(朱)とアカ(赤)、クリ(栗)とクロ(黒)などと同じ様に、末尾音節の母音を交換させて造語したものである。

 なるほど・・・

 朱(アケ)というのはこの植物、ザクロの仲間です。

 朱(アケ)から赤(アカ)という言葉がができたのではありません。赤は〈明るい〉から来た言葉です。アカの語尾を変化させて〈アケ〉と名付けたということです。

 同じ様にクリは〈黒〉の語尾を転じて作られた言葉とのこと。

 なるほど、たしかに黒い。
 

 いわれてみれば確かにそうなのですけど、いわれて初めて目が開かれるというのはたのしいことです。

 アイロンの語源まで行こうとおもったのに、目安にしている文字数を過ぎてしまいました、次にご期待ください。

 それにしても語源辞典はたのしい、それはかなり言えると思います。

 私が愛用している語源辞典は3冊あるのですけど、その中で最もおすすめするのが三省堂の「新明解語源辞典」です。語源辞典は普通の辞典より高めで、この新明解語源辞典も4200円くらいするのですけど、それでも比較的安い方です。

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たのしい読み語り〈ちっちゃな つぶやき なぞなぞ ちゃん〉さいとうしのぶ作 ポプラ社 1650円 by Mie

ちょっとした時間ですぐたのしめるクイズの絵本を紹介します。

「ちっちゃな つぶやき なぞなぞ? ちゃん」さいとうしのぶ 作  ポプラ社 1650円です。

 「たべものなぞなぞ」、「しぜんなぞなぞ」、「くらしなぞなぞ」、の三つに分かれていて、それぞれに身近なものからクイズが載っています。どのページも、絵がとてもかわいくて、ついつい見入ってしまいます。

たとえばこんな感じ。

(もんだい)

まちがえたってだいじょう。

ぼくがすぐにけしてみせるさ。

がんばってはたらいたぼくは、

どんどんちっちゃくなるけど、

そんなのへいきさ、

それがぼくのしごと。

ねえ、ぼくが だれだかわかる?

 

 

こたえは

〈けしごむ〉です。

また、それぞれ3つのテーマの最後に絵探しクイズもあります。

食べ物は子ども達も大好きなので喜んでくれます。

絵本が小さいので拡大してみせるといいかもしれません。

さいとうしのぶさんの絵本は、どの絵本の絵もほんとに可愛くて、登場してくるもの達の顔もイキイキして、動き出してくるようです。

オススメの絵本です。  By Mie.

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たのしい国語ー〈書く〉の語源は? どうして〈書く〉も〈描く〉も同じ「かく」なのか?

 趣味の読書にひたることはあと十年くらいは難しそうだけど、それでも本は大好きなので手元にいろいろ置いています。以前書いた「語源辞典」もその一つ、はじめのページから順に読んでいて、毎回「これはおもしろい」という語源にめぐりあいます。三ヶ月くらい前から読んでいるのに、今はやっと〈か行〉です。

「書く」の語源もおもしろかった。

 みなさんは「書く・描く 」という動き・作業がどういうワケで「かく」という言葉で表す様になったと思いますか?

 書くははじめから書くでしょう、と思う人がいるかもしれません、でもそうではありません。それまで名付けてなかったものや、新しい行為やモノに対して名付けることはいろいろあります。
 たとえばみたことの無いクダモノとか、紫色に輝く石とか、今までなかった料理とか、新しい道具とか、泳ぎ方とかetc.

  書くとか描くという行為に名前をつけずに過ごしていた時代もあったわけです。もっと前にならそういう行為自体がなかったことでしょう。
 人間が会話をして意思を伝える様になって、その行為にも名前をつける必要が出てきた時、それを〈たふ〉とか〈びと〉というのではなく「かく」と言うようになったのは、それなりの理由があるのです。そういったものを〈語源〉というわけですね。

 話を戻しましょう、「書くや描く行為」をなぜ〈かく〉という様になったのでしょう?

 あなたの予想

予想すると賢くなる

たとえそれが外れても

書く・描く行為は〈ひっかく〉の〈掻く〉から来た言葉とのこと・・・

新明解語源辞典にこうあります。

 なるほど、引っ掻くと〈線〉ができます。

 自分の身体だけでなく、たとえば地面を棒で引っ掻くと、絵も描けますね。

 そういえばこどもの頃、〈書く〉と〈描く〉ではぜんぜん違うことなのに、どうしてどちらも「かく」というのだろうと思ったことがありました。どちらも〈引っ掻く〉の「かく」から来てたんです。
 語源を調べていくと、昔の人達の思考の流れに触れるダイナミックな感動も味わうことができます。みなさんも語源辞典を手にしてみませんか。

 私の気に入りはここでも引用した三省堂の「新明解語源辞典」です。

新明解語源辞典

 

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