たのしい教育メールマガジン最新号の表紙から

今日はたのしい教育メールマガジンを発行する日です。

全力を尽くして綴るので、送ってあとはしばらく放心状態です。

最新号の表紙をご覧ください

 

 今回もかなり充実した内容になっていると思います。

 研究所の卒業生から届いた一枚の暑中見舞いからはじまって、〈発想法・哲学〉では「挫折と達成」という文章を綴りました。

 予定では、今週、研究所で学んだ人たちの教員試験の合否が出ることになっています。

 人生で味わう挫折そして達成について、たのしい教育の発想法哲学そしてカウンセリングの骨格を元に綴りました。

 たくさんの人に読んでもらいたい内容です。

 たのしい教育に興味関心を持ち、もっと深く学びたいと感じた方は、ぜひ購読してみてください。有料ですけど、その価値は十分にあると思います。

 

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愛する写真家〈星野道夫〉

 今日発行のメルマガに〈星野道夫〉のことを綴っています。

 彼の見逃していたテレビ番組に出会うことができたからです。

 彼の写真に映る生き物たちは、まるで人間の様にみえてなりません。

  久しぶりに彼の作品集をいろいろ見ながらたのしんでいます。。

 

 これはホッキョクジリス。
 人間たちのドラマのワンシーンの様にみえてしまうのは私だけでしょうか。

 みなさんも、ぜひ本屋さんで手にしてみませんか。

 写真集なら「アラスカ 風のような物語/小学館」、エッセイ集なら「旅をする木/文藝春秋社」を手にしてみてください、彼の作品は入手困難になっているものも多いのですけど、この2つは比較的かんたんに手に入ると思います。

 どちらも単行本と文庫両方で手にはいります。

 気に入ったら、次は大版の写真集を手にしてみてください、感動がさらに深まるとおもいます。

 私もまたしばらく彼の作品に触れて、遠くアラスカの風に浸ってみようと思います。

 

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パニックにならず丁寧着実に感染症対策を!

 これが第二波なのか、あるいは第一波の流れなのかは、時が流れて後にしかわかりませんが、いずれにしてもコロナ騒動は第2幕として私達の前に迫ってきました。
 といかく慌てず騒がず、インフルエンザを含めた感染症対応を丁寧に実践していくことです。

 巷からは「感染者を脅迫」「感染者の自宅に生卵を投げつける」など悲しい話が聞こえてきます。

 これだけ〈コロナPCR検査+〉の人たちが増えていくと、しばらくして沖縄では1000人に一人くらいの割合まで高まっていく可能性があります。
 すると、大きな学校なら子ども達の中に一人くらいの割合で出てくることになります。中規模の学校であっても保護者まで加えれば一人二人は該当する人が出てくることになるでしょう。

 かつて「エイズ感染者」たちが差別され悲惨な状況も起こりました。現在では人権の日として、差別をなくす取り組みがなされています。
「ハンセン氏病」の間違った認識によって、耳を疑いたくなるほど悲しいことも起こりました。

 新型コロナ感染者に、またそういった悲劇を体験させてはいけません。

 PCR検査(ポリメラーゼ・チェーン・リアクション)は私の愛読書の一つ『マリス博士の奇想天外な人生/ハヤカワ文庫』の著者キャリー・マリスが発見した遺伝子解析の手法です。
 根っからの遊び人である彼は、日本車〈ホンダ・シビック〉に彼女とサーフボードを載せて移動中、とつぜん遺伝子増幅法のアイディアを思いつき、さっとメモしてPCR検査法を開発しました。


 彼はその画期的な方法によってノーベル化学賞を受賞しています。

 ノーベル賞をもらった検査手法だからといって、PCR検査陽性の人が〈病人である〉とは言えません。
 ニュースを注意してみるとわかると思いますが、無症状つまり病気が発症していない人たちが多数出ています。
 つまり体内の主要な免疫システムが動作する前に身体の中で駆逐してしまった人たちがたくさんいるのです。
 これでは「新型コロナに感染している」と言ってよいのかどうかすら微妙なので「無症状病検体保持者」というややこしい名前で呼ばれることもあります。
 さらに困ったことに、PCR陽性という判定が出たからといって、その信頼性は確実ではないと指摘する声もいろいろあがっています。

感染確率の低い人がPCR検査を受けると、むしろ混乱する

 

 コロナPCRで陽性が出た人たちを差別ではなく支え、コロナだけでなくインフルエンザ諸共、感染症を減らしていくことはとても重要なことです。

 丁寧に着実に感染症対策をすすめていきましょう。

① マスク ② 手洗い ③ 換気 ④ 除菌 ⑤ 避密(密を避ける) 他

いろいろな対策をすすめて、今回の混乱をはやく過去のものにしていきましょう。

たのしい教育研究所(RIDE)も全力で感染症対策に取り組んでいます。

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子ども達に課題・問題を発見させるという試み

  面接スーパーバイズ(SV)での一コマです。

「わかる授業とはどういうことだと理解していますか?」
という質問にA先生は
「子ども達が課題を発見し、その解決に向かう活動の中で成立するのがわかる授業だと思います」
と答え、その後のスーパーバイズで
「それはかつて文科省が総力を上げた〈問題解決学習〉の取組の中で、うまく行かないという結果が出ている」という話をしました。

 いい問題を発見することは、とてもむずかしいことの一つです。

 たのしい教育の研究をすすめている私も「これはいい問題だ」と思える場面に出会えることは、そんなに多くありません。

 教師が仕組んで〈子ども自身がいい問題・課題を発見したつもりになってもらう〉ことは可能でしょう。しかしそれは「子どもが問題・課題を発見したこと」にはなりません。

 それを子ども達に求めるのは無理とはいいませんが、多大な時間といくつもの偶然、その他にも重要なファクターが重なる必要があるでしょう。

 子ども達が自ら考えて解決していくに足る問題を発見する、しかもそれが限られた時間と物理的環境の枠内で達成されるものにする仕組みはなかなか構造化できないでしょう。

 板倉聖宣はそうではなく「子ども達に〈目のつけどころ〉を教えることが大切だ」と語っています。

 私もそう思っています。

 A先生はシャープに考える力も感受性も高いので、きっと伝わったことでしょう。

 〈目のつけどころ〉なら、限られた授業の時間と物理的環境の枠内で達成することができます、それは「たのしい教育プラン」としてもまとまっていますし、モデルとする「仮説実験授業」は〈授業書〉としていくつも提唱しています。

 絵本「空気と水のじっけん」1984年国土社 のあとがきでこう語っています。

 お読みください。

板倉聖宣
 この本は、子どもたち自身が、自然のなかから、おもしろいことがらま見つけだせるように「自然をみるときの目のつけどころ」を教えることをねらっているのです。
 子どもたちにいくら「自然をよく観察してみなさい」とか「いろいろ工夫してみなさい」などといっても、子どもたちはなかなか自然の中かからおもしろいことを見つけだせるものではありません。

 おなじ自然をみるのでも、ある観点をきめて、系統的にみていってはじめて「それまで、まったく気がつかなかったようなおもしろいこと」が、いろいろと見つかるようになるのです。

 この本は、子どもたちが、自然についていろいろなナゾをもってしらべていく、いわば「探求の精神」を養うことをねらっているのです。

 

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