インクルーシブ体育-たのしいスポーツCafe②/体育だってたのしく読み語り/インクルーシブ教育

〈たのしいスポーツCafe⇨スポcafe〉の2回目です。スポcafeは〈インクルーシブ体育〉もテーマにしています。

〈インクルーシブ教育〉は、〈合理的配慮がどうしたこうした〉という議論でわかりにくくなっていますけど、特別支援学級をどんどん増やす今の〈特別支援教育〉とは発想の根本が違っていて、ハンディのある子ども達も普通学級で一緒に学ぶ教育システムです。

 身体にハンディがあると身体を動かす活動の制約が大きくなります。

 しかし教材や教具、ゲームに対する見方・考え方を工夫すると、ハンディがあってもみんなと一緒にたのしむ事ができる様になります。
 実はその工夫はハンディのある無しに関わらず、本来の教育の視点になくてはならないものだと考えています。
 例えば〈野球〉をそのまま体育で取り上げた場合、地域のスポーツクラブなどで訓練してきた子ども達の独壇場となり、ボールが飛んでくると「どいてどいて」という感じで、その子達が、苦手な子ども達の前を通ってボールをさばいていく姿が普通に見られる様になっていきます。女の子などはもともと野球などの経験が少ないですから、硬いボール自体が恐怖の対象になります。

 こういうことは、どこかの特別なクラスで起こることではなく、法則的に起こることですから、教育の場では、本来のスポーツのルールなどをそのまま適用する考えを克服しなくてはいけないと思っています。

 つまりインクルーシブ教育は〈ハンディのある子ども達のため〉という狭いものではなく、教育の本来の姿であるといってよいでしょう。もちろんわたしたちの〈たのしい教育〉は本来的にインクルーシブ教育を志向しています。

 今回の参加者は小学校1年生から50代までのとても広い年齢の幅がありました。その全員が全力で楽しんでいましたし、内容によっては2歳の子もたのしんでいましたから、それだけですでにハンディがどうのという事を克服している実験結果だと言えるでしょう。
 前回くるま椅子でもたのしんでいる様子を紹介しましたが、情緒的に落ち着かない子どもがいたにしてもみんなで一緒にたのしめる内容になっています。
 「たのしい教育」はそういうこともすでに実験済みで、〈ニュース・ボール〉や〈サークルタッチベースボール〉〈吹き矢〉など、インクルーシブた体育にマッチした教材をいくつも開発していますから、興味のある方はぜひ次回ご参加ください。

 さて、インクルーシブ体育でお勧めする一つは〈読み語り〉です。今回もM先生がとっておきの2冊を紹介してくれました。

 思い切り汗を流してあとの中休みで自由に集まって座っている参加者の皆さんに読み語っているシーンです。ちなみにRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )の講座は、担任の先生たちが、自分のクラスを指導する時のイメージも持ってもらう事も想定して、大抵一クラスくらいの人数、30名程度で開催しています。
 

 今回取り上げたのは身体の面から〈かさぶたくん〉、そしてメンタルの面から〈見えるということ、見えないということ〉です。

 「かさぶたくん」は、ケガをした時などにできるかさぶたの秘密を巡って、自分の身体に興味関心をもってもらえる絵本です。私いっきゅうも、よく読み語りで使っていました。

 M先生の資料の一部を切り取って掲載します。

 もう一冊は以前にもこのサイトで紹介したヨシタケシンスケさんの「みえるとかみえないとか」です。
 心の面でインクルーシブ教育に迫る名著だと思います。

 M先生の読み語りの本は定評があって、ここで紹介するとたいてい問い合わせが入るのであらかじめ注文したい方向けの案内をのせておきましょうね。
 下の画像をクリックすするとジャンプします。

 M先生の読み語りに聞き入っているうちに、呼吸も落ち着いてきてきて、次のプログラムに入ります。

 長くなりましたので今回はここまで、次回をおたのしみに!
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たのしい教育Cafe〈スポーツ編〉=スポcafeで汗を流しながら盛り上がる!/インクルーシブ体育

 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )はおかげさまで実力とたのしさを兼ね備えた若い先生たちが着々と増えて来ています。
 今回のたのしい教育Cafeは、その若手が中心となった初の講座、スポーツの秋をたのしむ〈スポーツたのCafe=スポCafe〉でした。

 10月のたのCafeは〈おきなわ花さんぽ in 宜野座村〉でしたから二回連続でアクティブな講座が続いています。

 今回もとても充実した内容でした。複数に分けて紹介しましょう。

 当日早く会場入りして準備・ミーティング。
 若手中心の進行です。
 今回は「どうしても参加したいのだけど小さな子を見てくれる人が都合が悪くなってしまいました。どうにかならないでしょうか」という相談にお答えして〈保母さん担当〉も要請しての講座です。

 
 朝九時を過ぎると続々と参加者が集って、最初のメニュー準備運動は〈こんちゅう太極拳〉。
 知っている人もいると思いますけど、これが準備運動・ストレッチに適していると考えて利用している人はほぼいません。
 運動会などのラジオ体操もこれに変えると、子ども達もたのしいし、見ている人たちもとてもたのしくなると思います。運動会の担当の方はぜひ提案してみてください。

ラジオ体操の様に〈全体美〉に時間をかける必要はありません。
動きかたを数種類確認した後は音楽に合わせてポーズを変えていくだけです。

大人も子どももみんなかわいくて、たのしくストレッチできます。

 スポーツたのCafeは〈インクルーシブ体育〉も想定しています。

 ハンディのある子ども達も一緒にたのしめることを体感してもらおうと、車椅子を準備しました。

 これはそのワンシーン、スタッフから「とっても可愛い!」と好評だった一枚です。加工して掲載するので、全体イメージがボケていますけど、可愛い感じは伝わるのではないでしょうか。

 みんなで笑いながらストレッチした後はM先生のリードで〈棒倒し〉ならぬ〈棒倒さん!〉。
〈棒倒さん!〉でウォーミングアップした後、〈前後前前々〉というスポーツゲーム。 名前と動きが一体化していて、軽く説明するとゲームの内容がすぐにイメージできるようになります。毎回、M先生のネーミングセンスには笑いを伴う感動を覚えます。

 もちろんインクルーシブ体育でたのしめます。
 
 このあたりで汗がしっかり湧き上がって来ます。

 スポCafeは全部で三つのパートに分かれていて、これがウォーミングアップ系の内容です。

 次回は画期的スポーツ教具〈ニュースボール〉と、それを使った〈ベースボール系〉の内容をお届けします。

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おでこはめ絵本「けっこんしき」 入手方法

 前回の〈けっこんしき〉の問い合わせがいくつか来ています。
 少し大きめの本屋さんでなら手に入ると思います。amazonでも通常送料無料で利用できますから便利です。再録しておきます。

けっこんしき (おでこはめえほん)

 この絵本はRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )でも人気が高く、これまでいくつか紹介した記事が2つほどありますから、このサイト内の検索スペースに「おでこはめ絵本」と打ってみると、それらがリストアップされます。ご覧ください。

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たのしい先生とたのしいこども達/おでこはめ絵本

 たのしい教育研究所に学びに来る先生たちには魅力的な人たちがたくさんいます。
 以前〈たのしい教育Cafe〉で紹介した「おでこはめ絵本」でこどもたちとたのしんでいる様子を送ってくれた先生がいます。

 添付された写真を見ながら笑ってしまいました。

 これは可愛いこどもたちがおでこにはめてたのしんでいるところです。

 

 これは担任の先生(女性)がはめているところです。
 思わず「あえて板前さんかい」と突っ込んでしまいましたが、けっこう似合っています。

 研究所の個人情報保護基準は一般より高く設定していて、このサイトでも基本的に私いっきゅう以外の個人情報は出さない方針で作成しています。皆さんのおかげで人気サイトになりましたので〈あの先生はどなたですか〉という様な問い合わせも来ますが、それにお答えすることはありません。

 しかし研究所に学びにくるようになれば、こういう魅力的な先生たちとも仲良くなれると思います。

 こういう子どものような感性とたのしい教育のセンスと方法とを持ち合わせた教師がゆっくりですけど着実に増えています。

 よろしければ、みなさんのたのしい教育の写真も送ってください。
 このサイトで紹介できると思います。

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