大人のものづくり〈アイスキャンドル〉人気です

 前々回の〈たのしい教育メールマガジン〉に〈大人のものづくり〉として紹介した「アイスキャンドル」が人気で、読者の方達からのメールが届いています。公式サイトでも少し紹介させていただきます。仮説実験授業の冬の全国大会に参加した時だったと思うのですけど、宿泊先の周りで食事に出ようと歩いている時に、お店の軒先に灯っていたものです。
 これがアイス・キャンドルです。氷でできた器の中にろうそくが灯っていて、独特の味わいがあります。
 これが、研究所で私が作ったアイスキャンドルです。忙しさの中、スタッフ全員が仕事に没頭している時でしたが、「ちょっと、ちょっと電気消すよ」と、冷凍庫で作った氷の器を取り出して、ろうそくを灯すと、みんな「きれい〜」と感激してくれました。

 氷を通して届く光が独特の彩りで、しかも独自の文様を描いてくれます。

 学校の授業で使うのは難しいと思いますが、大人の趣味のものづくりとしてたのしめると思います。こちらの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか-いいねクリック=人気ブログ!-⬅︎ジャンプ後のページに表示された記事もクリック!

 いつかゆとりができたら〈大人のためのものづくり講座〉として取り上げてみたいと思っています。 

 ニュース
 たのしい教育Cafe用に〈アイスキャンドル製造器〉を作ったところ、大好評でした。氷の器の厚みが一様になる様な工夫もしてあります。
 2つ作成できるセットで、何度も再利用できます。作り方の説明書や簡単な楽しみ方も紹介しています。
 発売記念頒価で400円でお分けしています(取りに来れない方は別途送料がかかります)。

「木の高さ」と「根っこの深さ」自由研究(その2)/たのしい学力向上

 たのしい教育の公式サイトはおかげさまで着実に読者を増やしています。〈子どもの笑顔が好きそうだ〉という方にもこのサイトのことを伝えていただければ幸いです。その読者の方達の中でも特に閲覧の多い記事の一つが
「木の高さ」と「根っこの深さ」
です。今回は、その人気記事とつながっています。ただし興味のある人は、前の記事を読んで後に、前の記事をお読みくださいこちら

 さて、先日、ある教育委員会の会議に呼ばれて帰るとき、同行したスタッフのOさんが「友人とドライブした時に、この脇道でイペー並木をみましたよ」というので、〈タネ〉を採取しようと入ってみました。

 すると偶然〈崖崩れ〉の場所で倒れそうになっている木をみつけました。なかなかこういうタイミングはありません。車を停めて近くで写真を撮ってきました。 この木(樹)の根っこがガケ崩れで露出していました、まずその地上部をみてください。

 写真の真ん中に位置する松の木(樹)です。わたしの推計で、先端まで10mくらいあります。

 さて、根っこの深さはどのくらいでしょう?

 予想してみてください。

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予想

ア.木の高さより根の方が長い(10m以上)
イ.木の高さくらい(約 10m)
ウ.木の高さの半分くらい(約 5m)
エ.木の高さよりけっこう短い(約 1m)
オ.その他。

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 どうしてそう予想しましたか?

 予想を立てることが決定的に重要です。
 外れていても、当たっていても、間違いなく賢くなることができます。

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 では、みてみましょう。

 これが全体像です。斜めになりつつ、なんとか頑張って立っています。

 根っこの長さに注目してください。

 これがアップの写真です。

 深さ的には〈1mあるかないか〉です。

 かなり近くまで行って手を広げて長さの見当をつけましたから、ほぼ間違いないと思います。

 深さはそれくらいですけど、根を四方八方に伸ばして地面をしばっているのです。木の強さといのうは、深く根をはっているのではなく、浅く広く根を伸ばしているせいです。

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メッセージ本文

三態変化のイメージづくり

 これは、たのしい教育研究所に学びにくる先生たちに「三態変化」のイメージづくりの授業をしているシーンです。わたし自身が子どもの頃「湯気は液体だ」と言う理科の先生の言葉に違和感を持っていたので、ビニールの中にBB弾を入れて、先生たちにみてもらいました。

 熱エネルギーを得て、物質は空気中に飛び出ていきます。その時に、原子分子が、となりとくっつかず、一個で暴れまわっているイメージが〈気体〉です。ビニールの中を飛び回っているBB弾をご覧ください、そのイメージです。ちなみに後ろに大きな分子モデルがかかっていますが、それが水分子です。その水分子が、一個で暴れまわっているわけですね。〈水蒸気〉とも言います。

 熱エネルギーが減っていくと、隣りの水分子とくっつきはじめます。
 湯気というのは、水分子が一個で暴れまわっているのではありません。何十万個・何百万個の水分子がくっついて、やっと〈湯気の白い一点〉を構成しています。それだけくっついていても、比較的軽いので、空気中に浮いていられるのです。

 何となく〈浮いているものは気体だ〉という様にイメージしてしまうことがありますが、水分子一個で飛び回っている〈水蒸気〉と、水分子が何百万個もくっいた状態で浮いている〈湯気〉とは状態を分けて考えています。
 水蒸気は気体で目に見えません。
 湯気はたくさんの水分子の集合体ですから、降ってくる雨がとても小さくなった状態、つまり〈液体〉に分類しています。

 ここのところは、子ども達に押し付けにならない様に、目に見えてくるイメージで伝えるとよいと思います。
 仮説実験授業には「三態変化」という画期的な授業書もありますから、いつかその授業も講座などでとりあげようと思っています。こちらの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか-いいねクリック=人気ブログ!-⬅︎ジャンプ後のページに表示された記事もクリック!

たのしい自由研究、たのしい理科のフィールドワーク/キャベツ畑とモンシロチョウ

 子どもの頃、担任の先生に「モンシロチョウの幼虫はキャベツの葉しか食べません。みなさんは好き嫌いせずになんでも食べる子になりましょう」と教わったので、それをずっと信じていました。教師になってしばらくして、キャベツ畑でないところをたくさんのモンシロチョウが飛んでいるのが気になって、子ども達とフィールドワークした時に、実はそうではない、ということを発見しました。その頃やっていた〈サークル〉で発表すると、〈モンシロチョウの幼虫はキャベツしか食べない〉と思っていたのは私ばかりではなかったということを知りました。

 

 さて、某日、トックリキワタの実の採取(➡︎こちら)に行った時のこと、離れたところでモンシロチョウが飛んでいる様子が目に入りました。

 キャベツ畑なのかな、と思いなが行ってみると・・・

  ブロッコリー畑でした。

 モンシロチョウは〈アブラナ科〉の植物が大好きです。

 生活科や理科、総合的な学習などで、

「みんな〜、モンシロチョウの幼虫は何の葉っぱを食べるんだっけ?」

と問いかけて、予想を立ててもらうとよいでしょう。

ア.キャベツしかたべない
イ.何でも食べる
ウ.その他

 沖縄では、学校でもモンシロチョウを目にすることができると思います。たくさん飛んでいたら、その植物の葉にいるアオムシや卵をみつけることができると思います。

 問題意識をもって調べていくと

〈モンシロチョウはアブラナ科の植物が好きだ〉

ということを発見することになるでしょう。なので、ダイコン畑を飛び交うモンシロチョウ達もみつけることができると思います。

 予想を立てるといろいろなことが発見できます。それが〈たのしい自由研究〉につながります。たのしい自由研究こそ、本物の研究です。暖かくなってきた今日この頃、フィールドに出て、たのしいことをいっぱいみつけてください。こちらの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか-いいねクリック=人気ブログ!-⬅︎ジャンプ後のページに表示された記事もクリック!