先月後半から今月2016年2月20日の日の出(夜明け)45分ごろに「水星」「金星」「火星」「木星」「土星」が肉眼で観察できる状態になっています。
この5つの惑星が1列に並ぶいわゆる「惑星直列」で、十年ぶりの天文ショーです。
日の出といっても、冬のこの頃はけっこうゆっくりですから、がんばって早起きするというわけでもありません。。
今日これを書いている2月2日の日の出は07:14 です。
2月3日は07:13 2月4日も07:13 2月5日は07:12。
1日何十秒か早くなっていく、という様なイメージです。
その45分くらい前に観察スタートです。
06:30とか06:20あたりから南東の空に輝く「金星」をまず見つけましょう。
他の惑星は、スマートフォンの天文アプリなどがあれば簡単にみつけられると思いますが、自力で探したいという場合はCNNのサイトが参考になります。
自力で探す場合のコツは次の通り。
まず、南東の空に月の近くにある金星を見つける。金星は太陽と月を除き全天一明るいので見つけやすい。
次に南西の空にある木星を探す。
木星は金星に次ぐ明るさを持つ。
火星は金星と木星の真ん中あたりにある赤い星だ。土星は火星と金星の間に見つかる。
水星は太陽に近いため観察が難しいが、高い建物などがない見晴らしのいい場所なら、金星と地平線下にある太陽の間に小さな光る点として見えるはずだ。
惑星で物足りない場合は、すい星の観測がおすすめだ。今週、カタリナすい星が地球まで1億キロの距離に接近し、双眼鏡や望遠鏡を使えば観測できる。このすい星が地球近辺に来るのは初めて。
非常に速い速度で通過し、今回の接近後は太陽系を脱出するとみられている。
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