日常のたのしい研究のすすめ-ベートーベン・スケールの開発- 前編

たのしい教育研究所の日々は、たのしい研究の日々です。
「教育」という言葉は実に様々な内容を含むので、たとえば「Coffee」も研究対象です。
ま、個人的趣味でもあるんですけどね。
今日は、そのお話しを書かせていただきます。

たのしい研究1
「前々から試してみたかったけれど、できなかったことをやっと試してみたシリーズ」
コーヒー好きは知っている人も多いとおもうけど、ベートーベンはコーヒーが大好きで、一回のコーヒーを点てる時に必ず豆を60粒数えて、そスクリーンショット 2015-05-15 9.27.11れで点てていたとのこと。
それが彼の大切な儀式で、たとえ一粒多くても少なくても、彼にとってはNGだったとのはなし。

ちなみに、わたしが学生時代にそのことラジオで聞いた時「使用人に数えさせていた」というはなしだったので
「ベートーベンさんはとても貧しい暮らしをしていたって聞いていたけど、使用人がいたということは、けっこうしっかりした暮らしをしていたのだな。いや、コーヒーの逸話が間違いなのかな?」
と感じたことを覚えています。
またいつか疑問をといていきたいと思っていることの一つです。
たのしい謎解きの題材に事欠きません。

閑話休題。
「どんな濃さなんだろう?」その長年の個人的な謎に、今日、やっと挑戦してみました。
カップはいつものマグではなく、ヨーロッパ的なやつを選んでドリップ。
私のいつものコーヒーより濃かったけれど、これが普通のコーヒーの濃さなのだなという感じでした。
「これがベートーベンの味っていたコーヒーの味なんだな」
長年の秘密がまた一つ解けた。
ま、ベートーベンがどういう豆を使っていたのか、沸騰したての湯だったのか、湯の量はどのくらいだったのか、ということは未知の世界なので、正確なところは謎のままとはいえ、個人的な謎はしっかりと解けました。
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つづく

たのしく技巧派-ペーパークラフトのすすめ①-4歳くらいからたのしめます

今月のたのしい教育Cafeで特別支援のR先生が
「切り紙あそび」を紹介してくれました。
これにみんなのツボにはいり、みんな一斉にハサミを動かしはじめました。

子ども達だけでなく、大人、そしておじいちゃんやおばあちゃん達にもおすすめです。

1.まず折り紙を三角形に「三回」おります
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これで二回折り。スクリーンショット 2015-05-14 15.10.51
これが三回目。
それに型紙を合わせます…わたしは「ネコ」の型紙を合わせました。
型紙ではなく、こういうデザインで直接折り紙に書き込んでOKです。
型紙なしで自由にジョキジョキ切っていく方法でもたのしめます
…それは次に掲載します。スクリーンショット 2015-05-14 15.11.00
ネコの型をとって、ハサミで切り抜く!
ずれていても気にしない。スクリーンショット 2015-05-14 15.11.20 広げると、ほら!スクリーンショット 2015-05-14 15.11.31

この魅力にみんな一斉に黙々と作業に入りました。

スクリーンショット 2015-05-14 15.12.59おそらく4歳くらいからたのしめと思います。
ためしてみませんか。

たのCafe5月大いに盛り上がる その(0)「たのしい教育の発想法」

たのしい教育Cafeの5月も大いにもりあがりました。
スクリーンショット 2015-05-14 10.24.03 今回、私が「たのしい教育の発想法」を発表する予定でしたが、内容がいろいろあったので次回に回すこととなりました。

発表原稿はできています。
今週号のメールマガジンにまとめた一部をとりあげた内容の抜粋です。

それをレイアウトして印刷してみてびっくり。
A3版のびっしりと埋まった内容が2枚になりました。
メールマガジン全体はこの写真の約2倍以上になりますから、我ながら毎週毎週かなり書きこんでいるのだなぁ、と感心しています。

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今回のたのCafe用に抜粋したレポートは、板倉聖宣が30年前に書いた記事を文字起こししたものです。
今でも色あせしない、迫力に満ちた内容です。

たとえばこの一文を読んだだけでも、わたしは身が引き締まります。

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 私は子どもたちが「楽しい」と感じることの中には必ず本質的な理由があると思っているのですが,時によってはその楽しさの理由を勘違いするという可能性があります。
 子どもたちだって,
「何でこれが楽しいのかわからない」ということがたくさんあります。そしてさらに,その楽しさの結果起きるかもしれない事態についても考えておかなければなりません。
 ベッコウ飴で虫歯になるかもしれないし,火傷などのいろいろな事故が起こるかもしれない。そうなったら,ベツコウ飴を教えることによって,よりすばらしいものを教えるチャンスを逆に奪う可能性だってある。
 だから私たちは自分たちの思いに引きずられることなしいつもクールに,そして責任を持って行動できるようでありたいと願っております。
 したがって,私たちの研究の仕方そのものが仮説実験授業の形態のようでなければならないのです。
 たんに授業の中で問題を出し,予想をたて,討論し,実験するというだけでとどまるのではなし私たち自身の問題を出して予想を立て,いつもビクビクしながら実験の結果を見つめる。
そして,「ああ,自分のこの考え方でよかったんだ」と確認したり,「いや,ここは間違っていた」ということを確認したりして進んでいくのです。
     ————–

たのしい教育研究所の、その「たのしさ」が、しっかりと責任のとることができる上質なもの、教育的に重要な内容のあるものかどうか、丁寧に確かめながら、一歩ずつ歩いていきたいと思っています。
Kiyuna筆

たのしい教育Cafe=たのCafeの準備もまたたのし!

今日はたのしい教育Cafe=たのCafeの日。

私は、たのしい教育の発想法「板倉哲学入門」と
「たのしいロープワーク基本形 もやい結び」をやります。
キャンプの時だけでなく、学校でもいろいろ利用できる結び方です。
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そのほかにもたくさんたのしい発表があるのですけど、その一つが小禄さんの
「折り染めこいのぼり」です。
前に紹介した、机に立てるタイプです。
その準備を手伝って、台に穴あけ作業をしています。
みんなが来るのがたのしみです。
rp_b32cb9b45649cd1433f1a4a4388830c9-1024x856.jpgスクリーンショット 2015-05-13 17.18.36 スクリーンショット 2015-05-13 17.18.44 スクリーンショット 2015-05-13 17.18.51たのしい教育の普及に沖縄で全力投球中の「たのしい教育研究所」です。
この活動自体がたのしいのです!