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ドライアイスをたのしむ/雲一粒の大きさと水分子の数/ドライアイスの危険性①

〈ドライアイス〉の実験をしていたので、たの研に学びにきている先生たちにも少しみてもらいました、私いっきゅうはドライアイスが大好きです。

 メルマガに書いたことは覚えているのですけど、このサイトにも書いたのかよく覚えていません、ダブっていても大切なものなのでよしとしましょう。
 先生たちに質問してみると、学校でも危険なものとして扱われていて、給食の時のドライアイスは返す時にちゃんと数をチェックして、返し忘れがないようにしているという話でした。

 たしかにドライアイスの事故は実際に起こっています。

 救急搬送の例の中で、あるお母さんが料理の時、冷やそうとしてミキサーに食材とドライアイスを入れてフタをしてスイッチを入れたら爆発したという事故の話を聞いたことがあります。
 きっとこういうねじ込み式の密閉タイプだったのでしょう。
          ※画像と事故の機種は関係ないのでぼかしておきます


 私はかなりたくさんドライアイスの実験をしてきましたが、事故例は一件もありません、どうしてか?

どこからが危険なのか知っているから

です。

 ところが普通の人たちは「ドライアイスはきけんだ」ということを〈ラベル的〉に知っていて、何をどうしたら危険なのかを知らない人がとても多いのです。
 さっきのミキサーでの事故のお母さんは「触ったら大変だけど、もともとドライアイスは入れ物に入っているのだから、それは安全だ」と考えていたのではないかな。

 わたしのドライアイスの授業を受けた人たちは、どこまでは安全でどこからは危険なのか知っているので、その人たちからの事故例も耳に入ってきません。

 「危険なものは危険なのだから、そんなものは教育の場で扱わない方がよい」と思う人もいるでしょう。

 そうでしょうか?

 子どもたちは〈薬〉のことを知っています。
 たの研の〈救急法のプラン〉があります、「傷の消毒、止血などはお母さんやお父さんを呼ばなくてもある程度自分でできるようになる。応急手当てしてから大人にちゃんと病院にいかなくてはいけないか見せる」というは生きていくための大切な智慧です。
 友だちと遊んでいて、その友だちが怪我をして出血した、その時、周りに大人がいない場面はたくさんあります。
 まず水道水を流したまま傷口を洗い流す。
 その後、清潔なハンカチなどで圧迫法で止血する。
 私もそうでしたけど、やんちゃな子はいちいちハンカチなど持っていない。その時には近くにヨモギの葉っぱなどがあれば、洗ってほこりなど洗い流してから少しもんで傷口に当てて〈圧迫〉するで止血する。
 ヨモギはガンの予防の効果があるとかいろいろ言われていて、それは私は知らないのですけど、止血殺菌作用はあります、アウトドア派の重要知識の一つです。

 その続きの〈薬と毒〉という大切なプランがあります。

 薬は毒の性質があって、毒も薬の性質がある。
 それは使う程度の問題なのだということを伝える大切なプランです。

 ドライアイスもそれと似たものだと考えています。

 ドライアイスは人間が開発した画期的な物質であるだけでなく、科学の原理やイメージとしてとても大切な物質です。三態変化を感動的に伝えようとする時、これほど画期的な素材もなかなかありません。

「ドライアイスは危険」と切って捨てるのはあまりにももったいないことで、たのしい教育はそのドライアイスを利用したたのしい授業、講義も準備しています。興味のある方はお問い合わせください。

 さて、前書きが長くなってしまいましたが、とても大切なことなので、しかたありません。
 このドライアイスから湧き上がるモクモクした雲のようなものの正体について、次回お話ししましょう。気に入った方は、ラストのクリックをお願いします!

 

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