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野菜を育てるたのしさ(Hさんの場合) Nano筆

 

 季節の移ろいに合わせる様に美味しい野菜を届けてくださる〈たの研応援団員〉のHさんがいます。昨日「いい野菜ができましたよ」とやって来てくれました。手に、ぎっしり詰められ、さらに上に重なってこぼれそうなほどのレタスをかかえて。

 袋の中には、こんなにみずみずしい野菜が顔をだしてくれます、そのままちぎって味見をすると、ほんわかと甘みを感じることができます。

 

 Hさんによると、引き抜いた後、土のついた根の近くは切って刻んで土に戻すそうです。土づくりから心をここめて育てているからこんなに新鮮で大きく美味しい野菜がそだつんですね。

 

 丹精込めた野菜を手にしながら語るHさんは、まさに〈土と共に生きる人〉そのものです、でも本業は農業ではなく〈英語〉の実力を生かした仕事をしているんですよ。

 

 午後は、子ども会のメンバーと一緒に収穫体験をすることになっているそうです。

「野菜にカタツムリがついているのをみてキャーってびっくりする子もいるんですよ」

「引っ張って取るときに葉っぱがちぎれてしまったり、いろんなことがおこります」

とのこと、とてもたのしそうな顔をしていました。

 Hさんをみていると、野菜を育てることが、周りの人たちの笑顔を広げることと同じなのだと思えます。いっきゅう先生が最近「たのしい教育原理」という話を書いていました。たとえば〈野菜を育てること〉も「たのしい教育原理」との関連でみることができますね。

 研究所でサラダにして美味しくいただきました。箱からはみ出るほどたくさんの野菜たちは、仲間のところにも配りました。研究所にきてくれた方にもお分けしています。毎日たのしい、たのしい教育研究所です。

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