今日は「沖縄科学チャレンジ」の運営で、とてもたのしい1日になりました。
「高校生チーム」に「科学的なリアルゲーム」の「問題を作ってもらう」という、おそらく日本で初めての試みが沖縄で行われ、今日がその最終審査の日です。
どういう種類であるかに関わらず、学校現場の超多忙さも絡まって
「はじめてのコンテストは参加校が少ない」
というのが言わずと知れた法則です。
しかし、今回のグランプリは関係者の予想を超えたチームの応募数となりました。
また同じく、初めての試みは「内容がうまく把握できない」という状況は必至です。
それにも関わらず多彩でグレードの高い内容が数々登場しました。
グレードの高さというのは難しさ困難さということではなく
「 科学のたのしさが伝わるか」そして
「その提案された内容をいろいろな人たちが実施してくれるか」
という視点での高さです。
ラジオで有名な仲座せんぱい(仲座健太)さんと山田真理子さんが司会をつとめて、笑いを交えながら最終選考に残った8チームが競いました。
突然裸足になって、水に溶かした片栗粉の上でランニングをするチャレンジなど、多彩な内容で科学チャレンジを構成した読谷高校チームがみごとグランプリを受賞。
ハワイでの研修旅行を手に入れました。
司会の二人と写真におさまる二人です。
二位は宇宙飛行士の訓練をコンテンツに取り入れた名護高校チーム。
そして三位はヒモと石を使ったシンプルな「振り子」の実験で科学リアルゲームを組み立てた「中部農林・美来工科高校チーム」でした。
他の5チームもかなりの勢いで、運営側としてみていても、「これはたのしいぞ」の連続でした。
これらの内容は後日、冊子にまとめて、高校をはじめとして、いろいろなところに配布される予定です。
ぜひ、いろいろな処で実施してほしいと思っています。
たのしい科学の伝統がじわりじわりと広がることを感じる1日でした。
ところで全国初の試み「科学チャレンジ」は、ある人物の
「学校の勉強は“やりなさい”と言われてもやめちゃう。それなのにどうしてゲームは叱られてもやめないのだろう?」という問題意識からはじまって、
「科学をテーマとしたチャレンジゲームのコンテンツそのものを子ども達自身が作成するということが可能ではないか」
という予想が華開いたものです。
iPS細胞をはじめとして、いろいろな処に知恵者はいるものです。
中枢に関わることができたのはとても嬉しいことでした。
科学チャレンジの第二ステージはこれから始まります。
沖縄の教育に全力投球の
たのしい教育研究所です