みんなの意見が同じであればよいのに、と考えたことがあるでしょうか?
RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )の授業では、ほとんどそういうことはなく、いろいろな人たちが違う予想で自分の考えを出し、討論しあいます。
その討論そのものがたのしい時間になります。
また討論を経て、実際の姿を調べたり実験したりすることは、さらにたのしい時間になります。
これが、みんな同じ意見だとしたら、たのしさも欠けるでしょうし、何より「実験してみよう」という意欲も怒らないかもしれません。
こういう〈意見が違うことの素晴らしさ〉を高らかに掲げたものが板倉聖宣「科学の碑 由来記」です。
新潟の東陽寺の敷地内にある〈科学の碑〉に掲げられています。
この写真左下にある石版に記されています。
〈科学の碑〉由来記
人類は科学によってはじめて、〈人々の意見が違うことのすばらしさ〉を発見することができました。
いろいろな人がさまざまな意見をもっていてはじめて、思わぬ真実が発見されてきたのです。
そこで、科学は民主主義一少数意見の尊重と歩をーにしてきました。
私たち仮説実験授業研究会を中心とする人々は、1963年以来27年ほどの問、そのような科学をみんなのものとするために、学校や社会の中で努力してきました。
そして〈たのしい科学の伝統〉を日本の学校や社会の一部によみがえらせることができたと自負しています。
しかし、日本ではこれまで科学というと、一般の人々には親しみのもてないものと思われてきました。
そこで私たちは、これまで私たちの仕事の成果を記念し、かつ今後の仕事の発展を期して、〈科学の碑〉を建設することにしました。そして、その周りの森には〈科学の森〉にふさわしい施設をととのえ、ともすれば誤解されがちな科学の性格を多くの人々に訴えることにしました。
1990年5 月4 日設立委員会代表板倉聖宣
違う意見があった時、このことを頭に置いて「違う意見があってよかったね」と考える様な人たちが増えていくと、たのしく賢い場所になると思います。
それは学校だけでなく、家庭でも会社でも同じことだと考えています。
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