⭐️New 〈たのしい問題解決ワークショップ:OPTIONS〉募集中⇨https://tanokyo.com/archives/161700
⭐️ 〈たの研〉への寄付が税の優遇措置・控除の対象となります(1000円以上)。ひとり親世帯など経済的に支援の必要な方達へたのしい教育を普及する活動に寄付していただける方、大歓迎:返礼は額に応じた「たのしい教育通信講座:メルマガ」⇨https://tanokyo.com/archives/158358

⭐️ 教育相談・カウンセリング・スーパーバイズ実施中/オンライン可能(経済的な事情のある場合には無料で実施)::https://tanokyo.com/archives/162936 サイドバーもご確認くださいサイドバーをご確認ください
✨論文ドクター 随時受付、リモートでのカウンセリングも可能です
⭕️たのしい講座・ワークショップ・企業研修・団体研修・校内研修等についても気軽にお問い合わせください

新型コロナウィルスの見方・考え方/慌てないことがとっても大切

 こういう時事的なものはあまり書かない様にしているのですけど、〈中国の方達を差別的に扱ったりしている〉ということだったり〈イベントが中止になったり〉というニュースがいろいろ耳に入り、私の周りでも心配している人たちがたくさんいる様なので、次号のメルマガに書こうと思っていたことをまずここに書いてみようと思います。この記事を読んで少し冷静になってもらえる人が増えてくれたらと思っています。

 新型コロナウィルスはとても恐ろしい感染症なのか?
 そうとしか思えない様なニュースばかりが流れています。

 WHOもその様な位置づけをしている様ですし、世界各国も緊急対策をとっているので、これは大変な病気がやってきたと思わざるを得ない状況だといえるでしょう。

 昨年12月に「どうも新型の感染症が中国で流行しているらしい」というニュースが耳に入ってきて、年が明けると、事態は日に日に深刻になってきている様にしか思えません。最近のアメリカの1/29付ニュースにはこうあります。

「中国で132人死亡、感染者数SARS上回る-WHOは会合再招集へ

中国国家衛生健康委員会は29日、死者が新たに26人報告され、計132人になったと発表した。感染例は前日時点で5974件、疑いがあるのは9239件。さらに約6万人について経過観察を行っているという。17年前のSARSで中国で公式に報告された感染例は5327件だった。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-29/Q4UCAJT0AFB601

 

  2/1付の日本政府 内閣官房の公式サイトには死者212名とあります。
 2日ほどで80名くらいアップしています。
 ソース(情報元)の違いもあるかもしれませんが、どんどん増えている感じに恐怖を覚える人は少なくないでしょう。

 しかしとにかく、こういう場合には慌てることはよくありません。
 混乱しパニックになっては危険です。

 以前騒がれていたSARSよりも感染力が強いと書かれていますけど、こうは考えられないでしょうか。私の立てている選択肢の一つにすぎませんが、あながち外れていないという気もしています。

A.これまで正確な数字が明らかにされていなかったために、急激に増えてきた感じがしているのではないか

B.進んだ医療処置を受けることができていない方たちの中で命を落とす人たちが広がっているのではないか

 つまり〈パニックになる様な恐ろしい感染症ではない〉という可能性があるということです。

 Aの〈正確な情報・数字〉に関しては、国それぞれの事情、システムがあります。社会が進むにしたがって、情報の公開が進むとはいえ、巨大な国の中ではその機が熟するまでにはまだ時間がかかるということもあるのです。今回は国内でもかなり騒がれたために、以前よりは確かな数字を公開していることも考えられます。

 Bについては、周りの国のデータで比較することができます。

 予想してみてください。中国以外の国々でどのくらいの死者が出ているのか?
 中国以外の国々での死者数をまとめて、中国国内での死者数と比較してみます

選択肢
 ア.中国の死者数約200人より多い
 イ.中国の死者数約200人とおなじくらい
 ウ.中国の半分くらい
 エ.中国の1/10くらい(20人くらい)
 オ.その他

 どうしてそう予想しましたか?

予想してからね

予想してからね

 みていきましょう。
 日本の内閣官房が出したデータです。

https://www.cas.go.jp/jp/influenza/novel_coronavirus.html

 中国以外の世界各国の新型コロナウィルスの死者数は〈0人〉です。

 もちろん感染者数が少ないからだということもいえるでしょう。
 悲しいことに、これからコロナウィルスによって命を落とす人も出てくるでしょう。
 Bの新型コロナウィルスは、進んだ医療処置を受けることができていない人たちの間で命を落とすほど重篤化しているのではないかという予想で見ると、的確な衛生環境で的確な医療を受けることができる人たちの中で、どれだけ命を落とす人たちが出てくるかを冷静に見ておくことが大切です。

 未知の感染症が発生し広がっていることは事実ですから、マスク、消毒、手洗いなどをしっかり行いつつも、単に全体の数字に混乱することなく、行動も冷静さが求められます。

 ところで、毎年インフルエンザにたくさんの人たちが感染します。日本でもそれで命を落としてしまう人たちがいます。
 それはどれくらいの数だと思いますか?

質問:日本で一年間にインフルエンザによって死亡する方たちの数
 選択肢
ア.50~100人
イ.200~300人
ウ.500~1000人
エ.その他

 どうしてそう予想しましたか?

 

予想してからね

予想してからね

東京都健康安全研究センターのwebサイトに年次推移のグラフが出ています。

http://www.tokyo-eiken.go.jp/sage/sage2018/

 2016年は女子と男子合わせて約2000人がインフルエンザで死亡しています。

 何かの間違いかと思う人もいるかもしれませんから、年度的には古いのですけど、厚生省にある数字もご覧ください。https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html

Q10.

通常の季節性インフルエンザでは、感染者数と死亡者数はどのくらいですか。

A. 例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人いると言われています。

 国内の2000年以降の死因別死亡者数では、年間でインフルエンザによる死亡数は214(2001年)~1818(2005年)人です。

 また、直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する超過死亡概念というものがあり、この推計によりインフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されています。

 はじめに書いた様に、どっちに転ぶにしても〈慌てないこと〉がとても大切です。

 食堂に来た中国人を追い払ったというニュースを目にしてとても悲しい気持ちになりました。こういう時こそ、国同士が助け合って信頼にたる関係になっていきたいものです。ウィルス対策はしっかりして、慌てないこと、パニックにならない様に、自分も周りの人たちへも気を配っていきましょう。
 

毎日たのしい教育に全力投球、たのしい教育研究所(RIDE)です。みなさんの応援クリックをお待ちしています➡︎この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援の1票」が入ります☆いいね➡︎もっと深くたのしい教育を味わいたい方は〈有料メルマガ〉をどうぞ!