〈スイスイくん〉 たのしい教育Cafe3月も盛り上がる

 3月の〈たのしい教育Cafe〉も大いに盛り上がりました。
 これは〈月刊 たのしい授業〉の最新号(2018.3)で紹介された〈不思議物体〉です。
 たのしい教育研究所ではニックネーム的に〈スイスイくん〉と呼んでいます。
 

 

 とても簡単な仕組みなのですけど、みるで氷上をスイスイと滑っていく様にすすんでいって、不思議でたのしいですよ。

 どういうしくみだと思いますか?
 研究所でも教材づくりによく使うものを利用しているので、私は動きをみてすぐにわかりました。
 みなさんも予想してみるといいですよ。

 「これも、次の講座でやりたいね」という声も出てきて、たのしい教育研究所は、伝えたい教材にあふれています。

 他にも新作授業プラン「空気の力」、「ドーナッツNewバージョン」「ワクワク読み語り」「地球の食卓」「ビュンビュンごまの音の研究」などなど、盛り上がってたばかりでした。
 チャンスがあれば一つずつ紹介したいと思います。この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉を応援することができます !

かさぶくろロケットがたのしい

 たのしい教育研究所がいろいろな公民館で〈子ども達の居場所づくり〉の一環で授業をしています。10名くらいの子ども達とたのしむこともあれば、学校の一クラスくらいの人数でたのしむこともあります。

 今月は〈かさぶくろロケット〉をメインにとりあげました。
 重さや翼の位置などをいろいろ工夫して、よく飛ぶロケットを作っています。

 

 とても良く飛ぶロケットができました。
 的当てゲームで安定した飛行を確かめています。

 居場所づくりでは、大きな子から小さな子まで一緒にたのしみます。
 学び合い、教え合いが自然に起こる様に、研究所のスタッフがサポートしています。

 みんな満足した表情をみせてくれます。

 今月は3/12(月)~16(金)で実施しています。
 沖縄市の皆さんは誰でも参加可能です。
 ぜひ、ご参加ください⇒ https://tanokyo.com/archives/20323

たのしい折り染め講座の準備がたのしい!

 研究所で今月実施する〈たのしい折り染め講座〉の準備が進んでいます。たのしい教育研究所の講座も有名になり、今回は県外からの申込みも来ています。沖縄に遊びにくるついでに講座を受けるのではなく、講座のために沖縄に来るということですから嬉しいことです。

 いろいろな素材に染めてみました。

 

 折り方もいろいろあるので、講座でどの折り方を伝えようかも大切なテーマです。これはハート型の折染めです。

 

 できた折り染めの作品で、いろいろなものづくりを試しています。

 手帳のデザインとして利用したり・・・

 手作りの祝儀袋として利用したり・・・

 うちわにしたり・・・

 アイディアが次々湧き上がって来て、講座の準備そのものがたのしくすすんでいます。
 研究所の講座は基本的に〈大人だけでなく子ども達もたのしめるもと〉をとりあげます。希望の方はお申込みください。応援してくださいる方は この〈いいね〉ライン を軽やかにクリック!

ほうびとして問題集の問題を解く 問題を解くことはとてもたのしい

 問題集に〈苦しいイメージ〉を持っている人も多いと思いますけど、わたしは問題集の問題を解くのが好きです。

  時間をかけて、いろいろなアイディアを出していけば解ける様になっている問題集の問題を解くのは、トランプゲームやクイズに挑戦しているようなたのしい時間です。時間があれば1日中解いていたいところですけど、残念ながらそうもいきません。

 今日は〈まとめもの〉等がひと区切りついた夕方、1時間ほど数学の問題を解いていました。
 「どうして〈数学〉?」と思う人がいるかもしれませんが、たのしい教育研究所に学びに来る方たちにはいろいろなニーズがあって、学校の先生が〈効果的な指導方法〉を学びに来ることもありますし、〈教員採用試験合格〉を目指して学びに来る方たちもいます。問題の解き方に苦しんでいる学生が来ることもあります。ですから、楽しみで解いているとはいえ、単に個人の趣味で終わっているわけではありません。

 たとえば〈教員採用試験〉の合格はとても狭き門です。
 正しくスピーディーに解いていくコツというものがあるので、それをうまく伝えるにはどうしたらよいか、という視点で解いていくので、よりクオリティーの高い解き方のために何度か書き直ししたり、赤でポイントを示したりしています。
 わたしの様にたのしみながら解いている人から学ぶことは大きな収穫となるに違いありません、たのしい教育研究所に学びに来る方たちの合格率はとても高いものがあります。

 それはさておき、書きたいのは〈楽しく問題を解く〉ことについてです。

〈問題集にある問題〉は時間をかければ解けます。つまり〈楽に解ける〉ものたちなのです。うまい解き方を学んでいけば、どんどんスピードアップして解ける様にもなってきます。

〈日常起こる問題〉を解く時も、かくありたいものだ、と思います。さらには〈社会で起こる問題〉もそうであれば、どんなにかよいでしょう。

 たとえばクラスでいじめが起こった時、それをどの様に解決していけばよいのでしょう。
 問題集の問題の様に解き方がちゃんとあって、時間はかかってもその手順に従っていけば解けるというなら、どんなによいだろうと思いませんか?

 

 以前、ある管理職の方から「保護者の方たちが夜の7時や8時にもごく普通に学校に電話が来ます。ただでさえ、日々、一生懸命翌日の授業の準備をしている先生方のことを考えると、何とかならないか考えているところです。何か手立てが無いでしょうか」という相談がありました。
 学校で教務をしていた頃からいくつかアイディアがあったりのそれを提供しましたが、そういうことも、問題集の問題の様にルーティンがあれば、どんなに楽でしょう。

 少子化の問題はどうしたらよいのでしょう。
 年金の問題は安心していてもよいのでしょうか?

 こういう社会上の問題は、問題集に列記された問題よりずっと大切です。人々の人生、幸せと深く関わっています。

 問題集の問題の様には解くことができませんが、かといって打つ手がないわけではありません。

 たとえば〈学ぶことが嫌いだという子どもたち〉をどうしたらよいのか?

 その確かな答えが「たのしい教育」です。

 時間がかかっても、かなりの効果をあげていくでしょう。
 道徳が好きになる、算数・数学が好きになる、国語が好きになる、図工が好きになる、その具体的な手立てが「たのしい教育」の中にしっかり蓄積されています。

 では「たのしい教育」の様な手立てがなかったらどうするか。

 その問題を解きたい、解決したいと思ったら〈予想チャレンジ〉しかありません。〈こうすればこうなるのではないか〉という予想を立てて確かめてみるのです。

 期待通りの結果はなかなか出ないでしょう。しかし予想チャレンジを繰り返していくなかでいつかその解決の答えが見つかるのです。
 科学はそうやって問題を解決して来ましたし、解決への予想チャレンジを繰り返しています。

 

 問題集の問題を解ける様になった人たちが「もう問題を解くのは嫌だ」という様になったら、さらに難しい上に解決のめどがどこにあるのかさえ分からないことが多い日常の問題、実社会の問題を解決しようという気持ちになるのは難しいでしょう。

 〈問題集の問題〉も楽しく解ける様になる。そして〈日常の問題〉にも意義を感じてめげずに予想チャレンジしていく人たちを育てていく。その流れの中で〈社会の問題〉にも意欲的に挑戦していく人たちを育てる。それが〈たのしい教育研究所〉のゆるぎない活動の方向です。

 その意義を感じて一緒に活動してくれる人たち、影で応援してくださる方たちが一人ずつ一人ずつ増えてくれることをたのしみにしています。応援してくださいる方は この〈いいね〉ライン をグイッとクリック!