たのしく考えよう〈低学年編〉

こんばんは、みむらです。

前回の算数的思考の問題は少し難しいなと思った方もいると思います。
でも賢くなっていくと少しずつ難しい問題にチャレンジしたくなります、いろいろな問題を紹介できたらと思っています。

今回は低学年バージョンです。※以前の学校で、みむらの先輩が宿題ノートとして使っていたものをもらいました

 

「論理的思考をそだてよう」1

まずこのヒントカードを見てください。

さて、パンダさん、くまくん、キリンさんはどんな並び方をしているのでしょう?

 どうしてそれを選びましたか?
 周りの人に説明してみてください。

 

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予想してからね

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予想してからね

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予想してからね

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考え方

① ヒントカードを見ると、パンダさんの右下にくまくんがいます。
② パンダさんの左下にはキリンさんがいます。
③ その並び方なのは①〜④のカードの中の④です!!

 

*****

 

「論理的思考をそだてよう」2

では第二問。
今度は少しむずかしくなりますよ!

このヒントカードをみてください。

では、キリンさん、パンダくん、くまさんはどのようにならんでいるでしょう?
下の中から選んでください。

 どうしてそれを選びましたか?
 周りの人に説明してみてください。

 

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予想してからね

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予想してからね

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予想してからね

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考え方

①〜④のカードを見ながら今度は削除方式で考えてみましょう。
①ヒントカードの一番右のカードを見てください、キリンさんの右には誰もいないですね。なので①のカードはまちがいです。
②右から2番目のくまさんのカードには右側にだれもいないことが分かります。なので②のカードも間違いです
③ ヒントカードの写真には動物の右や左に誰もいないことが分かります。
ということは・・・
答えは③番が正解ですね

答えは分かっていても④まで見ていきましょう

④を見てください、クマさんの右側の階段は一段低くなっています。
でもヒントカードのクマさんの右側は一段高くなっています!!
間違いですね。

ということで〈正解は③〉です!!

説明をすると自分の頭のなかが整理されてすっきりたのしくなります!
4月のスタートに子供達といかがでしょう。

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イシガケチョウをよく見ると不思議

  以前も紹介したことがあると思います、イシガケチョウ。沖縄で特にめずらしいというわけではありませんけど、以前から形的な不思議さを感じている蝶です。
 普通の蝶の羽はウチワのように、空気をたくさんとらえる様にまるっぽいつくりをしています。

 モンシロチョウの羽はこういう形です。

 

 これもよく目にするアゲハチョウの羽はこうです。

 

 イシガケチョウの羽は幾何学的なゴツゴツ感がはっきりした形をしています。
 これは最近私が撮った写真です。

 ウィキペディアには切れ目がはっきりした羽が挙げらけています。チョウにもいろいろな個性がありますね。こういう形でも空気をしっかりつかんでからだを浮かせることができるわけです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/

 ついでの足もみてみましょう、これは私が足に視点を合わせて撮った写真です。
 以前書いたタテハ蝶の特徴の〈4本足〉です。

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たのしく考えよう-たのしい算数

みなさん こんばんは みむらです!
今日から新学期ですね。

いっきゅう先生の最近のメルマガに板倉聖宣先生の話が載せられていました。

板倉

 新学期の大切な時期に〈この子は学力的に要注意、あの子は生徒指導上の問題がある〉というようなことに時間を使っていくのは残念なことである

 もちろん必要な情報は共有、整理していく必要があると思いますけど、さらに多くの時間と力を「出会った時、子ども達にどういうたのしい授業をしようか」とリストアップしておくことは、とても大切です。

 RIDEにはたのしい教育プログラムや簡単教材がたくさんあります、スーパーバイズも可能です、興味のある方はお問い合わせください。

 さて今回は、頭の体操になるおもしろい問題を紹介しましょう。小学校高学年から中学、高校生にたのしめる内容だと思います。もちろん私たち大人にも。
 チャレンジしてみませんか。

 8分をはかる砂時計と5分をはかる砂時計とがあります。この2つの砂時計を使って〈11分〉をはかるにはどうしたらよいでしょうか!! 目標時間3分です。

 ※ちなみに私みむらは3分以上かかってしまいました(・・

 

解答!

 いっきゅう先生はよく「学校では計算力が高い子が頭がいいと言われがちだけど、実は図形的に考える力がある人の方が力が高いんだよ」と言っています。
 この問題も立体図形的なものだという気がします。いっきゅう先生はこんな具合に説明してくれました。

考え方)11分はかるわけですから〈8分→3分〉とすすめば合計11分ですね。8分は時計がありますけど3分時計はありません。
3分をはかるのは5分時計と8分時計を工夫するとなんとかなりそうですよ。あえて計算で説明するとしたら〈8-5=3〉です、3分時計がつくれますよ。

1)両方の時計を一緒にひっくり返して(スタートさせて)、5分時計の砂がなくなったら、その5分時計だけをすぐにひっくり返します。すると8分時計が落ちた時、5分時計の下側には〈3分の量の砂〉が落ちていることになります(お~、この3分の量ではかればよいのだ)

2)すぐに5分時計をひっくり返すと3分はかることができます、8分+3分で合計11分になります

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RIDEはお母さん先生〈も〉強く応援

 たのしい教育研究所の応援団でもあり、その出発点でもある板倉聖宣先生(科学史学会前会長/仮説実験授業研究会前代表)から強く伝えられたメッセージの一つが「小さな子を育てながら教師をしている女の先生たち、時間のない先生たちが無理せずたのしい授業をすることができる様な内容を整えていくことがとても大切だ」ということでした。

 その影響が強くあるからでしょう、RIDE(ライド)のスーパーバイズを受けて合格していった先生たちの中に、お母さん先生がたくさんいます。

 先日、その卒業生たちの仲良し三人組が赤ちゃんをたちを連れて、研究所のA先生の退職を祝って尋ねてきてくれたそうです。

 一人ひとり、とてもたのしい先生たちです。我が子がある程度大きくなったら、また学校現場でたくさんの子ども達の学ぶ笑顔と賢さを育ててくれるでしょう。

 明るい未来をみせてくれる写真の一つです。

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