何でも自由研究〈トウモロコシ〉/自由にたのしく研究するのが一番!

 私が学校で教師をしていた頃のたのしみの1つは、子ども達の自由研究でした。科学作品展を狙うのではなく、こどもたちの興味関心を広げて、それを自由研究にしてもらっていたので、出てくる研究がとても魅力的でした。
「よく釣れる場所の研究」
「おいしい卵焼きのつくりかた」
「寝間着をつくる」
「カマの研ぎ方」
など、今覚えているだけでも、個性的なものがいろいろあります。

 どんなものでも自由研究になります。

 さて前に書いた「トウモロコシ」に触発された読者の方から、美味しいトウモロコシの食べ方というメールが届きました。

 みなさんは知っていたでしょうか、トウモロコシは収穫してどれくらいたった時が一番甘いのか?

〈2日くらい後かな〉とか〈色が黄色くなった時かな〉とか考えてみたのですけど、意外にも「採りたてが一番甘い」とのこと。
 早く食べるのがいいんですね。

 元もとトウモロコシ好きだったというAさんは、さっそく食卓にトウモロコシを料理して並べて、大好評だったそうです。

 これもみごとな自由研究です。

 先日、研究所を訪ねてくれた方が「夏の自由研究の講座はいつですか?」と訪ねていました。
 即答できずにいましたけど、そろそろコロナ後の予定を整理していきたいと思っています。
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野の花をたのしみつつ自由研究

 野の花をたのしむ最適の季節は年に二度あります。1つは秋の頃、そしてもう1つが今です。
 体力に自信がなくても大丈夫、もちろんお金も必要ありません。
 スマホかデジカメを持ってでかけましょう。

 これは最近歩いた野原で出会った小さな花と実たちです。

 

 

 

 

 

 他にもいろいろあります。

 写真を撮っておいて、季節や場所で分類しておくと、自分の大切な財産になります。また来年、あるいは数年後のこの場所で出会えるかもしれません。
 その場所が開拓されて、何か別なものに姿をかえてしまうかもしれません。そうすると、さらに貴重なものになりますね。

 写真を撮って、気になったものを調べていくのもたのしいですよ。花を愛(め)でるのに特に知識はいりません。でも、名前がわかると、さらに身近になっていきます。その植物の個性を知ると、もっとたのしさが増すと思います。

 沖縄の野の花の本でオススメは「おきなわ野山の花さんぽ/ボーダーインク社」です。

 安里肇栄さんが身近な花たちの写真を撮り、文章を綴っています。安里さんはたのしい教育研究所(RIDE)の応援団の一人なのですけど、それだから推薦ということではありません。沖縄の数々の植物図鑑を見た中で、まずこれを一冊という時に、とてもおすすめだからです。もっといろいろ調べたくなったら、また別な一冊という様に揃えていくといいですね。

 私自身、手元に置いています。

 この春は、安里さんと一緒に何回めかの〈花さんぽ〉を企画していたのですけど、コロナのさわぎで、実施することができませんでした。
 はやくまた企画したいと思っています。

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トウモロコシの自由研究/応援団の方から今年もおいしいトウモロコシが届きました

   研究所でワークショップを開いていると、箱いっぱいのトウモロコシをかかえた応援団のAさんが来てくれました。沖縄は梅雨の季節、雨の降り続く中、朝早く起きてAさんが収穫して持ってきた、おいしいトウモロコシです。ありがたいことです。

 そのままでも美味しく食べることができます。
 瑞々しいので、かじると歯の先ですぐにプチプチとはじけます。

 Aさんの話によると、このヒゲも一緒に食べるとよいとのこと。

 

  それにしてもたくさんのヒゲがついています。

 このヒゲはトウモロコシのどこにつながっているのでしょう?

 予想してみませんか。

とうもろこしのひげはどこにつながっている?

予想

 ア.上の方

 イ.下の方

 ウ.真ん中

 エ.その他

どうしてそう思いましたか?

 

 では、よくみてみましょう。

 こういう写真を見ると、上の方にヒゲが繋がっている様にも思えますね。

 ところがよ〜くながめてみると、あることに気づきます。
 今朝とりたての新鮮なトウモロコシをみてください。

 もう少し大きくしてみてみましょう。
 一粒一粒にヒゲが一本ずつつながっています。

 

 トウモロコシのヒゲは〈めしべ〉です。
 めしべの先(柱頭)に花粉がついて、実(タネ)が育っていくのです。

 私たち人間は〈動物〉です。
 自分で動いて食べ物なを手にする道を選びました。
 植物はその場にとどまって生きていく方法を選びました。

 動物からみて、不思議なこともいっぱいあります。

 みなさんも自分でいろいろ調べてみませんか。
 何をやるにも予想チャレンジがたのしい教育です。

P.S.
 研究所に来てくれた皆さんに、トウモロコシをお分けしています!

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折染めいろいろバージョン 自由さがたのしい

 これはRIDEが月に5日間、地域のいろいろな公民館を訪ねて実施している「出前児童館」の様子です。
 12月のメインは〈折染め〉、どの会場でも子ども達や保護者の皆さんの笑顔にあふれています。

 折染めは、はじめは基本の折り方ですすめるのですけど、慣れてくると子ども達はそれぞれのオリジナリティーを出して、いろいろな染め方をたのしんでくれます。それがスタッフにとっても大きなたのしみです。

 この折り方も画期的です。

 

 シックなデザインになりました。

 子ども達もどきどきしながら、染めた用紙を開いて、自分でも関心したり、驚いたり、たのしい声が響きます。 

 折染めを応用して〈コースター〉も作っています。
 機会があったら紹介したいと思います。

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