たのしい教育に全力投球の日々がたのしい/こども達に大人気のものづくり実験教材づくり進む

 安定した教師という仕事を辞め〈NPO法人たのしい教育研究所〉を設立してからほぼ10年、忙しい日々が続き、コロナの中では少しその忙しさも緩やかになるだろうという感じがあったのだけど、ぜんぜんそういう時は訪れません・・・

 これはワークショップルームを利用してリモートで若い先生たちに、たのしい教育を伝えているところです。

「これはねぇ、すぐれもので、子どもたちがいろいろ実験しながらたのしんでくれるんだよ・・・」

「たとえばこうやって、ほらね!」
「お~!」

 と賑やかにやっている隣の部屋では
 静かにセッセと教材づくりがすすんでいます。
 もちろん、たのしく語り合いながら。

 完成した教材がどんどん積み重なっていきます。

 その下では、できあがった教材やその遊び方、実験の仕方、資料、石鹸・マスクセットなどをパッケージする作業が続いています。

 できあがったパッケージが箱詰めされています。
 ところがこれでも1週間で使い切るものの中の1/5くらいです。

 コロナの中でも「こども未来キャラバン」の活動をやめることはないので毎週毎週、数百人分の教材をどんどん作っていく必要があります。

 それをいろいろ工夫しながらコツコツすすめてくれるスタッフはかけがえのない人たちです。

 ボランティア活動したい方がいたら、ぜひお声がけください。
 各自ですすめられる作業がいろいろあります。

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高校の国語の教科書はオススメです/ジリスの自立〈星野道夫〉

 星野道夫という文字を見るとツーンと冷たい感じが心臓の左上のあたりに走ります、とても憧れている写真家で文筆家だからでしょう。

 以前書いことがあるのですけど、私の愛読書の一つは〈高校国語の教科書〉です。最近、それを数冊差し入れてくれた人がいました。鉛筆やラインマーカーなどが記されているのですけど気になりません。

 まず一冊を開くと、左右見開きで星野道夫が撮ったカリブーが川を渡っている写真が目に飛び込んできました。
 次のページも星野道夫のグリズリー、そしてホッキョクグマの写真です。

 わくわくしながらページを進めると、一番最初の文章が「ジリスの自立」という星野道夫のエッセイでした、私が好きな作品の一つです。

エッセイはこうはじまります。

 アラスカのマッキンレー国立公園での話である。

 四国ほどの広さがあるこの公園の中に、たった一軒だけ観光客のためのビジターセンターがある。まさに原野の真っただ中の公園の中を一本道が通っているために、毎日たくさんの観光客がこの休憩所で過ごす。

 中はウィットをおりこんだエッセイで、私は思わず笑い顔になりました。

 文章に添えて星野道夫のマッキンレー山の写真がありました。
 私も星野道夫の歩いた道を訪ね、このビジターセンターに行きテントを背負ってこのマッキンレー山に向かってひたすら歩き続けました。

 目を閉じて顔を少し上に向けると、今でもその時の眺めが目の前いっぱいに広がります、そしてその時の風の香りも思い出すことができます。

 また星野道夫の写真集を開いてみたくなりました。

 きっと皆さんにも大切な一冊があることでしょう、子どもの頃読んだ絵本だったり、ものがたりだったり・・・

 人間のたのしさや感動を湧き起こす〈本〉は豊かな相棒です。

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たのしい花だより/これは何の花でしょう?

 散歩していると、ある木にこういうプックリした白いものがたくさんついているのをみつけました。

 これから実になるのでしょうか、それともこれはツボミで花が開くのでしょうか。
 どっちだと思いますか?

 この色合いからすると花なのでしょう、でもあまり見たことがない〈実〉になるのでしょうか?

 中を割ってみるとわかるのですけど、周りを眺めても答えを知ることができます。

 探してみましょう。

 花になる前のツボミだったんですね、花の後ろに同じプックリしたツボミがたくさんみえると思います。

 よく知っている植物なのに花に目を注いだのは初めてでした。

 これです。

 みかん(シークワーサー)、沖縄のみかんの代表です、熟して黄色くなっています。

 このサイトは沖縄県以外の方もたくさん見てくださっているので、もう少し説明を加えます。

 沖縄県で栽培されているミカンはいくつかあって、その代表格がシークワーサーです、青いうちに収穫して、すっぱさを味わったり料理や飲み物に利用しています。

 

 では県外から来る普通のみかんの花はどういう形状なのでしょう?

 シークワーサーと同じ様な花なんでしょうか?

 違うとしたらどういうところが異なっているのでしょう。

 自由に予想してみてください。

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予想してからね

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予想してからね

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予想してからね

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 では、ごらんください。これがお正月など、スーパーによく並んでいる普通のみかんの花です。シークワーサーの花を下に続けて載せておきます。

ふつうのミカンの花

シークワーサーの花

 つぼみも花もほとんど同じです、色合いが異なって見えるのですけど、それはレンズの違いや光の加減で出たものかもしれません。きっと花の大きさは違っていると思います。

 ではでは、世界最大級のバンペイユという種類のみかんの花はどんな姿形をしているのでしょう?
 バンペイユというのはこういうみかんです、かぼちゃクラスの大きさですね。

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予想してからね

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予想してからね

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 まあまあ大きいとありますけど、他の写真なとで簡単に比較してみるとシークワーサーの花の二倍ということはありませんでした。

 言葉を離さない植物たちですけど、たくさんのことを生き生きと表見してくれています。
 ゆっくり散歩しながら眺めるのもたのしいですよ、お勧めします。

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どうしていじめられた方が逃げなくてはいけないのか!

 メルマガを読んでくれている方から「月曜9時の〈ミステリと言う勿れ〉がとても面白いです」という便りがきて、さっそく〈TVer〉で観ています。

 一話は観ていないのにも関わらず、とても面白い!

 漫画原作なので一話は漫画を探そうと思います。

 漫画原作といえば・・・、これも読者の方からすすめられた「凪のお暇」もとても面白かったんだけど、主人公の姿がとても似ていて、もしかすると同じ作者なのかなぁ・・・だとすると素晴らしい才能だと思います。


話を「ミステリと言う勿れ」に戻しましょう。
 作品の流れは「〈映画サークル〉が作ったの?」という様なぎこちない展開や演出が目立ちますし、二話からしか観ていない私には、菅田将暉演じる主人公〈整:ととのう〉の立ち居振る舞いや言葉を発する様子が、あまりにも普通と違うので「未来からやってきた人物なのかな?」とか思いながら見ています。

 それは別にして、要所で出る〈整:ととのう〉のセリフがとてもよいんです。

 基本的なネタバレにはならないので、そのセリフの一部を書き起こしてみます。

「子どもの頃いじめで〈万引き〉を強要されていた」「あの頃は今みたいに逃げていいよって誰も言ってくれなかった。逃げちゃっだめだった。学校も休めなかった。
逃げたかった、本当はずっとずっと逃げたかったのに・・・」

 と語る登場人物Aの言葉の後に〈整〉がこう語ります。

あの~ぼくは常々思ってるんですが・・・

どうしていじめられている方が逃げなきゃならないんでしょうか?

欧米の一部では、いじめている方を病んでいると判断するそうです。

いじめなきゃいられないほど病んでいる。

だから隔離してカウンセリングを受けさせる、癒すべきだと考える。

でも日本は逆です。

 明日発行のメルマガの発想法の章は既に書いたのですけど、この話がとてもよかってので、書き直そうと思います。

 私はほとんどテレビを観ない生活をしているのですけど、インターネット動画の普及でテレビはかなり苦戦しているといいます。でもこういう番組を見ると「テレビがんばれ」と応援したい気持ちです。

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