一週間程前、100均で実験資材を探している時、その近くの文具店で携帯型の顕微鏡を見つけました。
仮説実験授業の「30倍の世界」では、その名の通り「30倍ライトスコープ」を利用するのですけど、このミクロスコープは80倍です。
ほんとうは30倍の方が視界が明るくてよいのですけど、80倍の世界もいいかも、と思い買っておきました。
ライトの部分がLEDで、性能がよさそうです。
価格は映画二回分くらいです。
さて、某会議の道すがら、休憩に海の近くに車を停めて珈琲を呑みながらたたずんでいる時、頭をよぎったのが
「あの自販機のホコリに見える奴って、きっと塩なんだよなぁ…」
こんな感じのホコリ、というか砂みたいに見える部分です。
これは近くから写したものですけど、普通にみると、ほとんど汚れにしか見えません。
バッグから取り出して、自販機に押し付けてみる事にしました。
何せ「携帯」顕微鏡なので、バッグに入れてあるのです。
こういう時に一番の障壁は「恥ずかしさ」というマイナス値です。
子どもは、このマイナス値がかなり小さい。
しかし大の大人が、自販機の横に頭をピタリとくっつけて、じ〜っと何かしている…恥ずかしい。
しかし、それを上回るのが知的好奇心。
恥ずかしさのマイナス値を上回る知的好奇心のプラス値があると、実験へ進めます。
しかも、こういう恥ずかしさの克服はけっこう慣れます。
今まで、いろいろやってきましたけど、警察官に職務質問をされたりなどはありません。
せいぜい、遠くに感じる「人目」くらいです。
さて、心のままに、80倍の世界をのぞいてみると…
美しい。
雨風砂ざらしなので、形崩れはありますけど、四面体の形がみえなくもない…
砂糖だとこんな感じで、8面体から15面体が普通。
ちなみに塩の結晶は、普通こうです。
さて、この自販機の美しい物体は何なのだろう?
「これは塩なの?」
普通の人は「海の近くだから塩でしょう」と考えるかもしれませんけど、見た目で決定打とはなりませんから、さらに確かめたい。
同感してくれる方もいるかもしれませんが…
味で判断できます。
すこしだけ指ですくって、舌へ。
※わたしは体が頑丈にできているので試しましたが、良い子はまねてはいけません
「しょっぱい」
塩ですね。
疑い深い人は「しょっぱいのは塩だけか?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、これまでの長い人生で味わってきた「塩の味」が確かにしました。
人間の身体は、80倍の世界よりすごいものがある!
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