たのしい植物入門 ふきのとうのーふきのとうの花を見ると仲間が分かる-

 メールマガジンの読者の方から「ふきのとうが芽吹きました」という便りが届きました、たの研のある沖縄では見ないのですけど、ふきのとうは雪国では春の訪れを告げる愛しい植物だといいます。今朝の太陽で解かされるまで雪が覆っていたそうです。

 最近作った「菜の花から広がる世界」が好評で、それをまとめたお陰で、いろいろな花が気になっています。

 ふきのとうの花ってどういう花なんでしょう?

 ふきのとう自体を見ることのない沖縄なので、ふきのとうがどんな植物なのかという知識はありません、それでも花を見ると〈何の仲間〉で〈どういう特徴があるのか〉が分かりますよ。

 これがふきのとうの花です。小さくて分かりにくいかもしれませんけど〈キク科〉の特徴が見られる花です。

 これもキク科の花です。
 大きさとか広がり方とか違いはあっても全体としては似ています。

 キク科の花は花びらに見えている一枚一枚が〈花〉で、そこにはおしべ・めしべがあって一つ一つにタネができます。

たのしい教育プラン「菜の花から広がる世界」で〈生物の仲間を分けるとき、何に目をつけるとよいのでしょうか?〉と問いかけて
「色でしょうか? 大きさでしょうか?」
「色ではありません。たとえば私たち人間にも、イエロー・ブラウン・ブラック・ホワイトなどいろいろな皮膚の色があります、それでもみんな同じ人間です」というところに感動した先生がいました。

 菜の花から広がる世界は、早めに電子出版したいと考えています。

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たのしい国語「古くから伝わる言葉の美しさ」〈緋色〉〈茜色〉〈あさぎ色〉

 映画好きの友人が「名探偵コナン 緋色ひいろの・・・」の話をしたので
「緋色っていうとあの色でいいよね」と月桃の実を指差すと・・・


「そこまで鮮やかな赤ではなくて、もっと落ち着いた赤です」とのこと。

 緋色をはっきりイメージできていない自分を発見して、たのしく調べてみました。

 これが緋色、英語で訳すとスカーレットです。

 茜あかね色というのはどういう色かな、夕焼け色だとイメージしているのだけど・・・

 これが茜色です。
 とすると夕焼け空が暮れて暗くなっていく時の色ですね、もっと鮮やかな色だと思っていました。

 音の響きで気に入っているのが〈あさぎ色〉です。

 天才「甲本ヒロト」 がザ・ブルーハーツ解散後〈クロマニオンズ〉を結成して作った唄に「あさぎ色」という歌があります。
 「水平線まであさぎ色」というフレーズです。

 みなさん、どういう色かイメージできるでしょうか?

 漢字で書くと〈浅葱色〉、浅いネギの色、薄いネギ色です。

 

 大好きな映画「ちはやふる」に出てくる和歌

ちはやふる 神代もきかず 龍田川
からくれなゐに 水くくるとは

 の〈からくれない〉というのはどういう紅くれないなのか?

 漢字で書くと「唐紅・韓紅」、〈深紅しんく〉も同色です。

 こうやってみていくと、音的な美しさとあわせて、日本人が微妙な色を絶妙に表現してきた民族なのだと嬉しくなります。

 みなさんもいろいろ調べてみませんか?

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原子分子の目でみることが科学の基本/水や二酸化炭素の分子とタンパク質の分子 一流の教育はたのしい!

 たのしい教育では小学校の子ども達へも〈原子分子の目でみる重要性〉の授業をします。それが科学の基本だからです。

 この宇宙には100種類くらいの原子があって、その組合せでたくさんの分子があり、それらで宇宙の物質ができあがっていきます。
 人間も原子分子でできています。
 コロナウィルスも原子分子でできています。 

 水の分子はこういう形をしています。白が水素原子で赤が酸素原子です。原子分子はとても小さくて、酸素原子を一億倍くらいするとやっとピンポン球くらいの大きさです。

 私たちの口から吐き出されている二酸化炭素はこういう形です。真ん中の黒い原子は炭素原子、両端の赤い原子は酸素です。

 私たちの体の大部分はタンパク質でできています。牛乳も卵も大部分はタンパク質です。タンパク質はいろいろな種類のアミノ酸が結びついて出来上がります。

 タンパク質の分子は、水や二酸化炭素よりずっと巨大です、炭素や水素などの原子がたくさん結びついています。

 原子分子の話は中学理科で出てきます、しかし〈たのしい教育〉で扱うよりずっと表面的な内容です。
「そういうことを教えるのは小学校ではなく、大学や高校くらいからがいいのでは」と思うかもしれません。
 その考えもわかります。

 しかしたのしい教育で取り上げると、何しろこども達がとても喜んでくれるのです。
「いっきゅう先生、あの黄色い原子はなんですか?」
「タンパク質って炭素原子がいっぱいですね」
「タンパク質の中には水も見えますね」
という様に、たくさん質問してくれる様になります。

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応援団の方から貴重な本の贈呈がありました/平凡社 理科事典全19巻(百科事典)

 古くからメールマガジンを購読してくれているAさんから貴重な本の贈呈がありました。
 理科事典(平凡社百科事典)全19巻です、ありがとうございます。
 たのしい教育研究所を育ててくれた板倉聖宣先生が高く評価していた事典です。

中はモノクロではなく、要所要所でカラーも利用されています。


 ごらんの様に古い本です、どれくらい前の事典だと思いますか?


 1953年、今から約70年前です。

 内容は板倉先生が高く評価しているくらいですから信頼性が高いのですけど、これだけ古いととてもおもしろい内容になっているところが目立ちます。

 たとえば日本人で初めのノーベル賞受賞者「湯川秀樹」の項目には
「現在アメリカのコロンビア大学教授および京都大学理学部教授」とあります。
つい笑ってしまいました。
   じっくり読んでいこうとおもいます、興味のある方はお問い合わせください。

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