たのしい教育派の先生たちが増えていく、その向こう側 ①/周りの先生たちとの意見の対立をどうするか

 このサイトを熱心に読んでくださっている皆さんやメルマガを購読してくださっている皆さんはRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )の活動の着実な広がりをご存知のことと思います。
 お陰様で自主講座も外部から要請される講座も、合格特訓も、市町村との連携による授業も順調にすすんでいます。

 その流れの中で〈たのしい教育派〉の教師は確実に増えて来たと思います。
 しかし全体としてみれば〈子どもの興味関心〉を中心に実際に授業を構成していく教師より、基本的に何年も変わらないカリキュラムの中で授業を続ける教師が圧倒的多数派でしょう。もちろん工夫は加わっていると思いますが、本質のところでは〈とにかくこのことを分かってもらう型〉〈このことをやらせる型〉の教育です。〈これをしてこれをやらせる〉〈得点をあげるためにこういう工夫をする〉というような教育、それはその先生が子どもの頃受けた教育スタイルを維持したままの教育です。

 そういう教育スタイルの具体的な変革が「たのしい教育」です。
 わかる、できる、やらせるを優先して組み立てるのではなく〈学ぶたのしさ〉を優先するのがたのしい教育です。
〈たのしくないのに納得させられてしまう〉というのは、たのしい教育・楽しい教育の対極で、そうやって身についたものは、生きて働く力になるとは思えませんし、人間の生活をより豊かにし、周りの人たちの笑顔につながるものになるとは思えません。

 子ども達の学ぶ笑顔を骨格にするたのしい教育をすすめていく力のある教師はまだまだ少ないのですけど、だからこそ〈RIDE〉の活動はたのしくやりがいに満ちていると言えるでしょう。
 拠点の沖縄は島ですから、よその県より活動の実験結果が着実に出て行くことでしょう。

 そうやって次第にたのしい教育派の教師が増えていき、一つの学校に複数の教師が存在する状況になる。
 それがさらに増えて過半数がたのしい教育派の教師で占められる様になる。

 まだまだ先のことですけど、そのことを想定するのも大切なことです。

 たのしい教育派の教師が増えると、クラスの中の子ども達はどんどん学ぶ意欲を高めます。
 ところが教師集団の集合体としての学校の運営は別な力学が働きます。

 教師集団がうまくいくことと、クラスの子ども達が授業が好きになることとは違うところがあるのです。
 そのことはたのしい教育派の教師が増えていく中で、強く意識しておく必要があると考えています。

 これは〈たのしい教育〉だからというわけではなく、自分の授業に自信をもった人間が陥るワナです。
 子ども達との関係が良くなり、教師としての自信も豊かさも高まってくる。そんな中で、まわりの教師との関係を配慮できなくなってしまうと困ったことになります。
 私の処に相談に来る中からいえば、管理職あるいは管理職を目指しているの人たちの中に〈力で強制するタイプ〉が多く、その周りでイヤな思いをしたり、苦しんだり、中にはウツになったりする人たちがいて、それをテーマに書いていくこともできますけど、今回はそういう話ではありません。

 周りの先生たちと意見が対立する時、たのしい教育派の先生たちは、力で強制するタイプにはならないでしょう。〈笑顔と賢さ〉そして〈和を以って貴しとなす〉が基礎にあるたのしい教育派の教師はどうしたらよいのか、という話です。

つづく

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料理も予想チャレンジ

 前回の〈ベジタリアンは太る〉の反響がいくつも届いています。太る原因は「炭水化物」であるという話は一般常識になっていますけど、炭水化物が多いのは肉ではなく圧倒的に野菜類です。
 そういう話はまたいずれ書かせていただくとして、今回の話もア~ルの野菜食から始まります。

 ア~ルは毎日〈ヨーグルトキャベツ〉や〈肉キャベツ〉を食べるので研究所にキャベツは欠かせません。

 野菜そのものが大好きなので、置いてあるとそのままかじってしまうほどです。

 忙しいある日、ア~ルのキャベツをゆずってもらって、仕事の合間にメンバーで〈お好み焼き〉を作ることにしました。

 見よう見まねで生地にまぜて焼いてみると・・・


 けっこう美味しく出来上がりました。

 さて話はここからです。

  以前から〈イカスミお好み焼き〉はきっと美味しいに違いない、レストランで出すとインパクトがあってヒットするだろうと考えていて、この機会に作ってみることにしました。
 いいアイディアだと思うのですけど、どうですか?

 普通のお好み焼きを焼いて最後に残った生地にスーパーで仕入れた〈イカスミ〉を入れて作るわけです。
 これがイカスミを入れた生地&キャベツ、なかなかの迫力です。
 美味しい様には見えません。


 プレートに乗せて焼いてみましょう。
 ここで大切なことに気がつきました、しっかり焼け焦げがついているのか、この色では判断できないのです。

 まあ、何となくの感覚でひっくり返してみました。


 これは見た目の感じではヒットしそうにないな。

 けれどまだあきらめるのは早い、とても美味しいかもしれません・・・食べてみましょう。

 食べてみると、まったくイカスミの味わいは感じられず、普通のお好み焼きの味。
 目を閉じて食べたらイカスミを入れたとは気づかないでしょう。

 「美味しいに違いない」という私の予想は外れてしまいました。
 ちなみに、研究所のスタッフみんなも同意見でした。

 予想は外れることもたくさんあります。
 しかし外れても一つ階段を上がったことは間違いありません、何しろ予想チャレンジは暮らしを豊かにたのしく賢くするキーです。

 また新しいアイディアを思いついたらためしてみたいと思います。

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教員採用試験合格特訓の様子/地球の公転と季節の変化

 週一回、教員試験合格を目指す先生たちに特訓の時間をとっています。私いっきゅうが準備に最も時間を割いているのがこの特訓です。
 学校の教師を早めに辞めた私にとって、集まってくる先生たちは教え子と同じとても可愛い存在、この7月の試験で全員合格してもらいたいと本気で考えています。
 
 これは地球の公転と気温・季節の変化について地球儀で説明しているところ。

 特訓では教員試験に実際に出題された問題をとりあげていくのですけど、解き方の効率やノウハウ重視ではなく、自分の腑に落ちる様な解き方をすることが結果的に合格につながります。そしてそのことが、教師になって子ども達に授業をする時の宝物になります。

 地球は太陽の周りを23.4度の傾きを保ちながら回っています。
 この角度が季節の変化を生み出しています。
 私いっきゅうはたのしい教育のエキスパートです。たのしい教育は面白おかしい教育ではありません。それを学んでたのしいという感覚、そして自分の思考の中にパチンとはまる感覚、そういったものを追求しているのがたのしい教育ですから、受験問題に関しても、似た様なアプローチですすめることが可能です。

 ただし、受験には独特の特訓も必要になってきます。頭の中にパチンとはまった後は、各自でスピードを出して解く練習に入ります。
 特訓の中では、本当にスピードよく解くことができるのか、試合感覚の時間もあります。他では体感できない内容であることは、合格していった人たちが口々に伝えてくれることですから間違いないでしょう。

 この週一回の特訓の時間は、わたしにとってもたのしい時間です。

 そして受講した一人ひとりも「今日もとてもたのしかった」と評価してくれています。
 ますます全員を合格させてあげたい気持ちがつのる日々です。
 大好評のたのしい教育授業プラン「ストローより愛を込めて」を生み出す頭脳全開で、また来週の特訓内容を練っています。
 来年、この先生たちが新採用教師として、いろいろな学校で活躍してくれると思います。

 四月から新しいコースが始まります。
 この読者の皆さんの周りにまだ採用試験を突破していない人たちがいて、その中で「この先生、早く本務の教師になって欲しい」と思える人がいたら、この記事を紹介してあげてください。
 研究所の活動に強く共感できる人なら受講可能です。
 リーフは研究所の関係者ごく少数の方達にしか配布していませんが、お問い合わせいただければ、お渡しすることが可能です。

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ベジタリアンは太るのか、について考える

 メルマガ冒頭に少しだけ書いたものなのですけど、反響が大きいので、少し手を加えて紹介しましょう。

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たのしい教育研究所の今日この頃

 ア~ルはベジタリアンです。
 完全菜食というわけではあ  りませんが、割合でいえば80パーセントくらいは野菜です。

 これは野菜にヨーグルトスプーン一杯で和えたキャベツヨーグルト、大好物です。

 

 たくさん食べますけど、たくさん遊びます。


そしてほんとによく寝ます。
映画をみる時など側でしばらく戯れているのですけど、すぐにこうなります。

 実に健康的な暮らしだなと思います。

 ベジタリアンでよく遊んでいるのに、最近のア~ルはいろんな人に「丸くなってきたね」と言われています。
 「まだ一歳にもなってないんだよ」というと、さらに驚きます。

 ベジタリアンも太るんですね  ̄ェ ̄ ;

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 このベジタリアンも太るんですね、という言葉に「おかしい、おもしろい」というたくさんのメールが来ました。

 そのメールを読んで気づいたのですけど、元々〈ベジタリアンは痩せている〉というイメージが違っているんですね。

 だってあの丸々とした牛さんってベジタリアンですよ。
 カバもほとんど肉を食べません。
 サイもゾウも草食です・・・
   草食、ベジタリアンについて研究してみると、おもしろいことが発見できそうでワクワクしています。

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