研究授業にかけてみたくなる〈たのしい教育〉※前回の記事の続きとしてお読み下さい

 研究授業をやってみたくなるのも〈たのしい教育〉の魅力の一つです。今回の講座で、M先生と共同開発した「なぞなぞチョコレート」は、まさに研究授業にもおすすめです。美味しいものを食べて、〈それが何でできているのか〉を予想して、作り方をレシピとしてまとめよう、という作文指導として展開していく授業です。
 M先生の授業づくり(授業プランづくり)の中では、あえて指導案に「さて、このチョコレートは何をまぜて作ったものでしょう?」という問いの部分だけを書いて、答えにあたるものは載せてありません。すると、いろいろな学校から授業を見に来た先生たちや指導助言の指導主事のも子ども達と一緒に「あれとこれとそれと、さらにこれこれをまぜて」という様に真剣に予想してくれます。大人も子どもも、たのしいことが好きだからです。
 これがなぞなぞチョコレートです。
 食べてもらってから、「さてなんでできているでしょう?」と問いかけると、子ども達も先生達も真剣に考えて「チョコレート」と「ココナッツ」「シスコーン」「チョコフレーク」「ココアパウダー」「ミルク」「砂糖」etc. いろいろな予想が出てきます。

 そしてこれが「チョコとパン粉だけ」でできていると知るとみんな一様にびっくりしてくれます。1日一度の「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=

 この方法そのものは〈月刊たのしい授業〉でも〈クックパッド〉でも紹介されていますから、オリジナルというわけではありません。しかし、作り方や冷やし方など、火を使わず冷蔵庫も使わない簡単な方法を開発したことと、何より「作文指導で利用する」という構造そのものが画期的です。

 子ども達は、家族に伝えようという思いで、アクティブに頭を稼働させて文章を綴ってくれる様になります。

 たのしい教育研究所の作文教材で全国から「分けて欲しい」という要望がたくさん届く〈たの作〉があります。今回のなぞなぞチョコレートも、いろいろな方達にお分けできる様に教材化しておこうと思っています。

 特別支援の子ども達から小学校高学年、中学生、高校生まで十分利用できるものだとおもいます。興味のある方は、お問い合わせください。

 

たのしい教育春の講座 アクティブラーニングも研究授業もたのしい教育! その1

 たのしい教育研究所のスペシャル講座が行われました。今回は「わかれと出会いの春をたのしく」をメインテーマに、2つのサブテーマを設定しました。一つはでは「アクティブラーニングなら〈たのしい教育〉ですよ」。もう一つは「研究授業をしたくなる教材シリーズ」です。
 大入り満員であっという間のたのしい時間になりました。

 講座では毎回A先生がたのしいゲームを紹介してくれます。
 別れや出会いをたのしくすごすゲームで、毎回あっという間に心がほぐれます。

 作文指導で「なぞなぞチョコレート」の授業をB先生が、そのサポートをC先生がしてくれています。おいしいチョコレートが簡単にできます。1日一度の「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=そのレシピをつくって家族に届けよう、というテーマの授業です。B先生が市の研究授業で実施して高い評価をうけたものをプラン化したもので、プリントを配りながら仮説実験授業のように進めていきます。

 紹介した教材もかなりの方が入手したいと殺到し「教材お分けしますコーナー」の3人のスタッフは、計算機に打ち込んだ数字が誰のどの教材の価格なのかわからなくなるほどのパニック状態だったとのこと。たのしい教育研究所のオリジナル教材も、仮説社の本もいっぱい手にしていくれました。

 参加してくださった皆さんの評価(5段階/たのしさ度&分かった度)はMax 100%。嬉しいことです。

 私自身がこれまでいろいろな講座を受講してきました。県外・海外での研修も数々受講してきました。それらの中の理想の形をつくって、提供できたと思っています。参加者の多くの方から「また早くこういう講座をうけたいです」という感想や意見をいただきました。次回は夏休みの頃に開催する予定です。たのしい教育研究所の講座は、提供する〈たのしい教育〉の質を重視するために人数を絞って定員を設けて開催しています。ご希望の方は、このサイトに案内がのぼった時、早めにお申し込みください。

 仲間たちの力の高まりを嬉しく感じて、ますますたのしさ度に拍車のかかる今日この頃です。

嬉しい表彰

研究所のA先生が大きな賞を受賞しました。
魅力的な教育への取り組みが評価されたものです。
とても嬉しいことです。

〈我が事のように嬉しい〉ではなく〈我が事よりも嬉しい思い〉です。

それは周りのみんなも同じ気持ちに違いありません。
たのしい講座の準備のひととき、みんなでお祝いをしました。
研究所につどう仲間は、実力派ぞろいで、たのしい先生たちです。
その成果が着々と実りつつある春の日々、ますます気合が入る今日この頃です。

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たのしい教育研究所大にぎわいの日々に

 最近のたのしい教育研究所のにぎわいはかなりのものです。
 毎日かなりのスピードでいろいろな活動をすすめています。
 日曜日は久しぶりの「たのしい教育 春の講座」です。
 「絵本 30倍の世界」をとりあげる予定なのです。

 板倉聖宣(仮説実験授業研究会代表・日本科学史学会会長)先生の作成した授業書「30倍の世界」をもとにした絵本なのですけど、何度読んでも流れの中にふに落ちないところが出てきます。気になりながら授業にかけるのは困るので、執筆者に確認することにしました。入院中の板倉先生に質問することはできませんから、共著者の豊田康弘さんに電話してみると、わたしの疑問が杞憂でないことを確認することがわかって、逆におどろきました。
 豊田さんと交わした貴重な内容は絵本に出てくる問題のことなので、ここでは割愛させていただきます。
 豊田さんとは以前から何度も言葉を交わしたことがあるのですけど、今回は電話で一時間くらいいろいろなことをお話することができました。そのおかげで、授業でのとりあげかたがはっきりしました。とても親切な方です。

 はっきりしたところで、さっそくその準備にとりかかった研究所内はあっという間にこういう状態になってしまいました。

 当日、たくさんの人たちの笑顔に出会えると思うと、今からたのしみでなりません。

 気づくと明日は若い先生方がたくさんやってきます。
 片付けなくちゃ、と思っていると、片付け名人の仲間がしっかり30倍の世界の教材箱をつくって整理してくれました。わたしがやったら一時間では終わらなかったことでしょう。
 いろんな人たちの力が、たのしい教育研究所をどんどん大きくしてくれています。

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