Google広告




ここまで。

RIDEハッピーセット活躍 レンタル可能です!

 たのしい教育研究所を応援してくれている人物の一人TM先生が考案した箱型の「くす」が研究所の屋根からぶら下がっています。RIDE(たのしい教育研究所)ではこれを「ハッピーセット」と読んでいます。嬉しい時、祝いの時に開くからです。


 ところで「くす玉」は学校でも他の儀式でもほとんどみることがなくなりました。
作るのが大変だから、ということもあるかもしれませんが、決定的なのは〈ちゃんと開かないことがあるから〉でしょう。

 ところがこのハッピーセットは100パーセント確実に開きます。TM先生独自のシンプルな方法が効いているからです。

 TM先生のアイディアに加えてRIDEで工夫したのは、中に入れるもの(落下するもの)です。

 祝って終わったらホウキで集めて捨ててしまう様なものではなく、みんなが喜んで持って帰ってくれるものを入れてあります。拾うのも集めるのも簡単です。

 詳しくはチャンスがあれば紹介しようと思います。講座などで作るのもたのしいのではないかという提案もありますから、もしかすると、たのcafeなどで取り上げることもあるでしょう。

 さて先日、RIDEでお祝いがあり、ハッピーセットが活躍しました。

 その時の写真です。

 加工してあるので見えないと思いますけど、ひらひら舞い落ちる教材が入っています。
 子どもたちは、片付けの時に喜んで持って行ってくれると思います!

 研究所を積極的に利用している皆さんは、レンタルも可能ですから、試したい方はお申し出ください。

 家庭で誕生日をするとき、クラスの終業式で子どもたちの成長したことをみんなで祝う場面でetc.

 たのしい笑顔が広がると思います!

 たのしく賢い笑顔を育てるたのしい教育研究所です。
この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援票」が入ります! 

絵本作家「加古 里子-かこさとし さん」が見つめていたこと-研究所に届いたお便りから

 この公式サイトに書いた〈平和を創る〉という記事はおかげさまでとても好評です。まだの方はぜひお読みください⇨こちらから
 その記事に感激したという先生から、「先日亡くなった絵本作家の〈加古 里子-かこさとし〉さんも、いっきゅう先生と同じ様なことを語っています」という便りと、平和への思いを学級便りに綴った文章が添えられていました。

 かこさとしさんについては、虫歯の授業プランを作っている時に、それに関連した絵本を幾つか読んだことがあるくらいです。平和への思いを強く持っていた方だということは、この方からのメールではじめてしりました。
 本人の了解を得て掲載します。

 みなさん、かこさとし(加古里子)さんを知っていますか?
 1926年福井県に生まれで、本名は中島 哲(なかじまさとし)といいます。


かこさんは、
『からすのパンやさん』
『だるまちゃんとてんぐちゃん』
をはじめ、おはなし、あそび、科学など、600あまりの本を書かいたとても有名な作家さんです。
 きっと皆さんの中でも読んだという人が何人もいるのではないでしょうか。

 

 その、たかこさとしさんは今年2018年5月2日、92歳で亡くなりました。

 残念なことです。

 

 かこさんは19歳のときに終戦を体験しました。
 その時に、それまで自分たちを教えていた大人たちの態度、言っている中身が大きく変わってしまったことにとてもとまどったといいます。

 かこさんは、目が悪かったせいで兵隊として戦争にいくことはなかったそうですが、行かなかったにせよ、戦争に参加しようと思っていた自分の罪は大きいと感じたのだそうです。

 そしてかこさんは、自分の罪をどうやって償っていこうか、自分にできることは何なのかと考えて、自分の戦争の経験から「周りの人たちにただ従って行動する子どもではなく、自分で考えて判断して行動できるようになることが大事だ。そういう子どもたちを育てたい」と思ったそうです。

 絵を描くのが得意なのを生かして《子どもたちの応援団になる》と決心したかこさんは、それから子どもの本をかき始めます。今年、亡くなるまでずっと絵本を描き続けていました。
 その原動力は戦争体験にあったんですね。

 

 みなさんはどうですか?
 自分の頭で考えて見分ける力をもっているでしょうか?
 先生にとってもむずかしいことです。
 でも先生も、そうありたいと思っています。

 

 かこさんの平和への思いを感じて読むと、今まで読んだことのある絵本も、より深く感じることができる様になるかもしれませんよ。

毎日たのしい教育に全力投球、たのしい教育研究所です。この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援票」が入ります!

 

協調性と創造性-板倉聖宣が語ってくれたこと-道徳の内容でも取り上げられるとよいな

 最新号のメルマガに書いた〈板倉聖宣が語ったこと〉への反応が今回も上々です。このサイトの読者のみなさんに、少しだけピックアップしてお届けしましょう。1993年板倉聖宣が元気な頃語った〈創造性と強調性〉という話の中からです。
 「協調性」が強調される日本の社会についてピシッと語ってくれています。

元 仮説実験授業研究会会長 板倉聖宣

 そのいくつかを抜粋して観ましょう。

板倉聖宣

 もともと意見が違う人がいるのは当たり前のことなんです。その時に「共同歩調でいきましょう」ということは、そういう人をいじめていることにもなっているということを考えなくてはいけないのです。

 だから協調性がある世界というのは、場合によってはとっても困る世界ですよ。

 

 これからの世の中は初めからみんなが同じという素晴らしさじゃなくて、みんなばらばらの素晴らしさが大切です。

 違う意見があることが素晴らしく思えるようになるというのが肝心なんです。

 

 実はこれは科学の素晴らしさです。

 科学というのは人によって仮説が違う、意見が違うから討論があり、討論があって、実験があるから発見がある。だから、新しいことが見つかってくるんです。

 

 違う意見を言って違うことを考えて違うことをやってみる。そういういろんな人がいて、初めてどこかで誰かが当たるんです。

 

 だから少しへんなことを考えるとよいのです。すると大概、創造性が発揮できることかあるんです。

 抜粋はここまで

 道徳が今年の指導要領の改定で「特別の教科 道徳」になりました。その目標は「物事を多面的多角的に考えること」です。こういう発想は、まさに多面的多角的な考え方です。そういうことを道徳の中で伝えられる様になるとよいなと思っています。
 道徳でなくても、国語や理科や社会その他、朝の会の読み語りの時など、伝えられる場面はたくさんあります。そうやって柔軟で賢い子どもたちが育てていけたらと思っています。

 メルマガでは毎週、こういう発想もたっぷり味わっていただけます。興味のある方はお申し込みください。➡︎こちら

 たのしく賢く全力投球〈たのしい教育研究所(RIDE)〉です。この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援票」が入ります!

たのしい働き方改革 教職員の残業問題への有効な手だて 高度プロフェッショナル制度と教職調整額の類似性

 〈たのしい働き方改革〉についてたのしい教育メールマガジンに書いたところ、「この視点はなかった」「え、そんな基準が今も生きているのですか・・・」という様な数々の反応として返ってきています。研究所の〈たのしい働き方改革〉の試みを書く前の前段の部分を抜粋します。

働き方改革

 今週、たのしい教育研究所では〈たのしい働き方改革〉の試行が始まりました。それに触れる前に国会で審議されている〈働き方改革〉の話をさせてください。

 

 社会では過労死が問題となり働き方改革が国会で審議されています。

 詳しくその内容を把握しているわけではないのでweb上で調べてみました。
 過労死の問題が「生産性向上」という名目にいつの間にか変わってしまっているのでしょうか?


 そもそも過労死の問題を含めて労働環境は〈週の労働時間〉を見直せばうまくいくような簡単なものではないと思います。

 過労に限らず、セクハラ・パワハラなども含めて労働環境の問題は、以前わたしが提唱した〈重層三権分立〉が根本的な解決に繋がると考えています。

 すぐにそういう構造を構築するのは難しくても、まず〈どうもおかしいのではないか〉と思った人が名前を秘匿されたまま第三者委員会的なところ(司法的役割を担う組織)に訴えることができ、その第三者委員会は的確な調査を実施して手を打つことができるシステムが構築されることも第一歩です。

 

 ところで働き方改革で問題だとされているのが〈高度プロフェッショナル制度〉です。〈専門業務を行う年収約1,000万円以上の労働者に年間104日(かつ月4日)の休日さえ確保すれば定額で残業させ放題となる〉という問題が指摘されています。

 実はこれは〈教師の残業時間〉ととても似ている気がしてなりません。しかし、私の知る限りマスコミその他でも議論の対象になっていないようで不思議になります。

 

 知らない人もいるかもしれませんが教員に残業手当(超過勤務手当)はありません。

 給与の4%の〈教職調整額〉を払うことで超過勤務手当は支払われた形になっているのです。

 初任の頃はきっと残業も多いことでしょう。教師の初任給が20万円だとすると〈8000円〉です。

 初任の人たちについても、月にそれだけつけてあるので、いくら残業してもらっても残業代は出したことになっています。

 これは正式な法律「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法=給特法」でそうなっていますから、日本中の教師にいくら残業してもらっても、その対価は支払っている事になっているので、法的に問題はありません。

 

 ちなみに、どうして〈一律4パーセント加算〉なのかという根拠をみると驚きます。

 導入に向けて昭和41年に教師の超過勤務時間の平均を調査しているのですが、その時の教職員の超過勤務時間の平均値が〈1週間で1時間48分〉。

 それに見合う額として給与の4%なのです。なんてのどかな牧歌的な日々だったのでしょう・・・

 

 文科省のサイトにこうあります。

http://www.mext.go.jp

 

 現在の学校で勤務時間が終わったら帰るという先生はほとんど見たことがありません。

 一週間の残業が1時間48分だという教師は、全くといっていないと思います。

 逆に10時以降まで残って仕事をしている先生たちはたくさんいます。

 

 教師の残業問題を解決するまず一歩はこの〈教職調整額〉を撤廃して残業した分に見合う額を受け取るシステムにすることだと思います。

 その分のお金が欲しいということではありません。というか私は教師辞めてますから・・・

 日本全国にいる教師の残業を正当に評価し、その仕事量にみあうだけの費用を国や都道府県が負担するとなると国の財政は持ちません。必然的に行政主導で教師の仕事の負担が減るのは確実です。

 そうやって本来の教師の使命である〈授業〉に没頭できる時間が増えていくに違いありません。

 

 しかし、残業時間は減ったけれど、子どもたちの反乱に合う教師はたくさんいるでしょう。
 ですから、そのことと並行して「たのしい教育」の哲学と方法を身につけていくことが大事です。
 ぜひ、このメルマガでその哲学と方法を学んでくださいね。

 

 さて、実はたのしい教育研究所で〈たのしい働き方改革〉を提唱した人物がいます。

 A先生です。

 

 メルマガの内容はこうやって、研究所の働き方改革の一コマを提示しているのですけど、それは機会があればいずれかきましょう。

 保護者のみなさんの中には、教師に対して、あまりよくない思いを持っている方もいることと思います。個別で見ると、たしかにいろいろあることと思います。
 しかし、教師が抱えている途方も無い仕事量のことも、頭の片隅に置いて、〈やわらぎを持って貴しとなす〉というベースで話し合いを持つとよいなと考えています。何か困りごとがあれば、研究所にスーパーバイズをご依頼ください。お役に立てると思います。

 たのしい教育で子どもも大人も笑顔に、たのしい教育研究所です。この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援票」が入ります!