折り染めで人気の「(秘伝)スルメ背骨折り」動画公開/複雑折り 改題/たのしい教育メールマガジン補完

 今回の秋の講座で取り上げた「折り染め」のコーナーで参加者が喜んでくれた折り方が「スルメ背骨折り」です。三角折りなど、初級編の折り方もありますが、この折り方をすると、いろんなデザインの味わいが出てきます。%e6%8a%98%e3%82%8a%e6%9f%93%e3%82%81-%e3%82%b9%e3%83%ab%e3%83%a1%e8%83%8c%e9%aa%a8%e6%8a%98%e3%82%8a%ef%bc%92

「複雑折り」と呼ばれている折り方ですけど、その呼び方は広めようとする側からも、そして教わる側になってみても躊躇してしまうネーミングです。「これは難解な折り方ですよ」と伝えている様なものですから、たのしい教育研究所のスタイルには合いません。そこで「スルメの形ができたらこうやって背骨を折るんですよ」という様に、折り方の手順を名前に取り入れて「スルメ背骨折り」と呼ぶことにしました。

 講座でも参加者のみなさんがとても喜んでくれましたから、子ども達にもそれが伝わると思います。

 ただし「かならずこの折り方で折っていただきます」という様な進め方ではなく、「三角形を折っていくだけでもたのしい折り染めになりますよ。どちらでもよいですからね」という様な指導の仕方がよいと思います。また「秘伝」という言葉は、そう言ったほうが盛り上がると思ったら使ってください。

 講座向けに動画を作成したところ、はじめはみんな大笑いしていましたが、そのうちに動画を見ながら折っている人たちもたくさん出て来ましたから、ここに掲載いたします。
 わたしがwebサイト等を調べた限りでは、しっかり説明している処は見つかりませんでした。おそらくこの映像が初めてだと思います。その意味では「秘伝」とつけても違和感なしかもしれません。
 学校教育の場などでもどうぞ積極的にご活用ください。たのしい文化はどんどん広めていきましょう!

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 沖縄県 教育 笑顔を世界に発信するたのしい教育研究所です。

図画工作をもっとたのしく たのしい教育研究所2016秋の講座

 爽やかな風に包まれた丘の中腹の会場で講座「たのしく伸びようよ 秋=図画工作をもっとたのしく=」が開催されました。盛りだくさんの内容に、満足度評価もとても高い数値を示し、満足度100パーセントの記録更新中です。

 これは「絵画をたのしく」をテーマに『色作り』をたのしんでいるところです。色作りでできた色を画用紙に点々とおいていくだけで、とても素敵な毛糸の帽子が出来上がりました。色作りが作品になる、ということに感動した方がたくさんいました。

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 はじめの色作りでいろいろたのしんでいるので、もやしの色をつくることも困難なく挑戦し、もやしのタネのあった部分からスタートして根っこに向かって描く、その後空に向かって描く、という様なアドバイスを受けながら描いた作品は、 少し離れて見ると、どの人の作品も「どっちが本物のもやしなのか分からない」という様子でした。

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 今回受講した方達の多くが、きっとクラスで、たくさんの子ども達に、色作りで毛糸の帽子を指導したり、もやしを描く授業をしたりするのだろうと思っています。

 後日「デザインをたのしむ」の様子や、図画工作でオススメの絵本、ホッと暖かくなるレクゲームの様子をお伝えしたいと思います。

 

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たのしい折り染め RIDE版染料インクのメリット + 濃さの研究

 学校教育の中で〈折り染め〉をたのしんでいる方達は全国各地にいて、今月、はるばる東北から研究所を訪ねて来た先生もその1人でした。他にも〈折り染め〉の件でメールをくださる方もいて、少しマニアック系ではあっても人気の授業の一つです。
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 その一つが染料です。

 折り染めで使う染料はもっぱら〈粉末〉タイプです。わたしは二十数年前から折り染めをたのしんでいますが、その頃は学校で折り染めをやる人も少なくて数色で一万円くらいしました。うまくとかす為にぬるま湯を利用することになります。そうやって利用するのも、図工の時間や講座で年に数回くらいなので、何年も利用できますが、困ったことに、保管しているうちに、お米の硬さくらいに固まってしまって、結局そのまま使わなくなりました。
 現在は一回分が粉末のお薬の様にパッケージされたタイプも売られていて、それを利用すれば保管する苦労はいらなくなりますが、値段的には結構高くつきます。%e3%81%9f%e3%81%ae%e3%81%97%e3%81%84%e6%8a%98%e3%82%8a%e6%9f%93%e3%82%81%ef%bc%92%e3%80%80%e6%9f%93%e6%96%99 ということで、染料のハードルをもっと低くしようということで工夫と実験を重ね、今回、たのしい教育研究所で液体タイプの折り染め染料を準備しました。「RIDE式染料インク」です。
 旅行用の液体入れボトルに赤・青・黄・緑・紫・オレンジ(橙)の六色をパックしました。

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 直近の講座「たのしく伸びようよ秋」の中で発売しようと準備をすすめていますが、それを一足先に「たのしい教育メールマガジン」で紹介したところ、「それまで待てない」と、研究所に直接買いに来た方たちもいました。すでに教室で利用したり、クラブの時間に利用したりしてくれていて、高評価を得ています。

 染める時に習字用紙やふすま紙を利用する方達が多いのですが、たのしい教育研究所では「キッチンタオル」をオススメしています。正方形に簡単にカットできますし、書道用紙の様に、広げる時に破れる心配が少なくなります。
 ある先生からの報告によると、クラブで子ども達が200枚くらい染めたけれど、1/4も使っていませんということでした。
 見せてもらうと、かなり濃い色でしたから、もっと薄めると染色可能枚数はさらに増えるはずです。%e3%81%9f%e3%81%ae%e3%81%97%e3%81%84%e6%8a%98%e3%82%8a%e6%9f%93%e3%82%8111 ちなみに、わたしは13〜15倍くらいに薄めた時の色合いが好きです。

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 現在、濃度と色合いの実験をいろいろすすめています。
 研究所のテーブルには、いろいろな濃度の染料インクを広げて、染色し、その結果をみています。
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 ご期待ください。

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 沖縄県 教育 笑顔と賢さを世界 全国 へ。
 たのしい教育研究所の活動は元気に展開中です。

レクレーションでもサイエンスで大盛況/賢さはたのしさだからです(前回の続き)

 本格的な科学はとてもたのしいということは、たのしい教育研究所が四年間の活動でなんども検証してきたことです。ショー的な見世物的なものでもたのしめるかもしれませんが、たのしい教育研究所の授業は、科学の重要なテーマをとりあげて、どんどん深まっていく授業ですから、どんどん盛り上がっていきます。

 今回もたくさんの方達で盛り上がっている様子をお届けします。

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  いっきゅう先生こと喜友名代表はブーメランが大好きで、たのしい教育研究所オリジナルの「手乗りブーメラン」を開発しました。その手乗りブーメランを作成して、親子でキャッチして何回連続できるかたのしんでいる一コマです。

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 クライマックスは「同じものが三つの姿に変化する」ことを原子・分子の目でみてたのしみました。
 みんな身を乗り出して実験しています。

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 心だけでなく頭も一緒に解きほぐされて、しかも、この体験が一生ものの「ものの見方・考え方」に結びつくと思います。

 たのしい教育研究所のメンバー自身も深く楽しくたのしみました。

沖縄県 教育 笑顔とかしこさがテーマの出張授業です
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