〈たのしい教育メールマガジン〉の最新号への反響がどんどん届いています。
語呂のよい707号です、今週の記事と反響の大きかった内容を紹介しましょう。


いくつも届いているのが「AIとの付合い方-中級編」です。
書いた内容をかるく紹介します。
⭐️Claude Code 利用開始
OpenAI社のChatGPTやGoogle社のGeminiを日本で利用できるようになった日から利用してきたので、Anthropic社のClaude Codeも既に利用しているのだろうといろいろな方たちから問合せがいくつも届いていました。ところが私は無料版で利用するくらいで、すでに課金利用している伊良波さんからその使い勝手をいろいろ聞かせてもらっていました。
AIとの付き合いかた(中核編)
これまでたくさんの人たちにAI利用の方法をティーチしてきました。
そういう中ですぐに気になったのが、自分のイメージを図案化してくれたり、文章を生成してくれたりするAIの提案に感動して思考停止してしまい、それを超える自分の感性を捨ててしまうことです。
大切なことは『出来上がったAI生成物への違和感』を見ないふりせず、『自分だけが持っている感覚』を元に生成物を仕上げていくことです。そうすればAIの活用が増えてきても感性が衰えることはありません、それどころかますます研ぎ澄まされていくでしょう。
⭐️
そもそもAIは〈鳥の美しい声に感動した経験〉がありません、その上でその美しさを表現しています。〈ポーク卵を作ったことも食べたこともない、それを提供した時の相手の喜びも感じたことがない〉のに美味しい作り方を説明し、それがどんなに美味しいかを魅力的に伝え、相手がどんなに喜んでくれるかを予想します。
〈いじめの苦しさ〉も〈友人の成功を我がことのように喜んだ経験〉もありません、それなのに〈いじめは許せない〉と強く語り〈友の喜びを祝えるあなたの素晴らしさ〉を称賛します。
そうです、web上の莫大なデータを整理・類推し、組み合わせて提供しているわけです。AIがどうあがいても越えられないのが〈実体としての身体〉です。脳を含めた私たちの身体から湧き出る想い・感性をAIは体験できません、そもそも身体が無いからです。
⭐️
「だからAIは大したことがない」という認識も間違っています、ネット上に広がる莫大なデータを整理し活用する能力は私たちの頭脳では太刀打ちできません、その部分で比較したらコンピュタ・AIは私たちの力を想像できないほど超えています。
スマホやパソコンを購入する時クロック数2Gとか3Gという数字を見たことがありませんか?
頭脳部(CPU)が1秒に情報を処理する回数(目安)です。
たとえば2+3という計算を考えてみましょう。私たちの頭の中での情報処理をかなり大雑把にみると
1.「2」を認識する2.「+」を認識する
3.「3」を認識する
4.「5」という答えを出す
という4つの工程で答えに至ります。私たちは1秒にどれくらい計算処理する力があるでしょう?
どの問題からでもよいのでやってみてください。
🟡3+5 🟡4-2 🟡5+1 🟡6+5 🟡7-2 🟡8+8一つの計算に4工程かかるので早い人でも1秒でせいぜい一つの計算をするくらいでしょう。
もしかすると1秒で二つ(8工程)くらいの処理ができる人がいるかもしれません、かなり計算処理が得意な人です。
ここで問題にしている認識の工程を飛ばして記憶で答えを出すとしたら3つくらい答えを出せるかもしれません、それでも3つくらいです。
ではコンピュータ・AIはどうか?
数年前のスマホからクロック数はたいてい2Gを超えています。 クロック数2Gのスマホではこの処理工程を1秒でどれくらいできると思いますか?⇩
⇩
⇩Gは10億の単位です。
2GHzのCPUは「2+3」のような簡単な足し算の工程を、おおよそ20億以上処理します。
とんでもない速さで、魔法にしか思えません。
単なる計算処理とはいえ、その力で絵を描いたり文章を生成したり音楽を再生したりするわけですから、すごい力です。
世界中のデータを拾って整理したり、画像処理してもらったり、アイディアを検証してもらったりすることはパソコン、A.I.に任せるとよいと思います。
けれどコンピュータ・A.I.は身体からくる感性に私たちの足元にも及ばないどころか、持っていないわけです。 つまりAIの能力を私たちの心の奥の方から湧き上がる感覚を元に利用していくことが、AIとの付き合い方の骨格です。
子どもたちにも伝えておきたい大切なことだと思います。
閑話休題
さてClaudeの能力の高さを横目に見ながら… つづく
これで1500文字程度です。
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