図書館司書の方から届いた便り理を構成して〈たのしいブックレビュー〉としてお届けします。
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公式サイトの〈人体センサー〉の記事でキノコの写真が出ていて、ふと「いっしょだよ」の絵本を思い出し、久しぶりにページを開いてみました。
広い広い森の中で、小さな生き物から植物たちや自然が関わり合いながら生きている、きれいな写真絵本です。
癒されます。
森の中に行くことができなくても、写真を見ているだけで森の雰囲気や香りを感じることができていいですよ。
うまれたばかりのきのめも、おはなも、きのこも、くものこも・・・
風や自然も・・・
みんなひとりぼっちじゃないんですね。
この本からクイズです。
小寺さんは「何といっしょ」と書いているでしょうか、写真を見ながら考えてみてくださいね。
① 草は いっしょ ( ) といっしょ
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答え くさは いっしょ ( 水 ) といっしょ
第2問 たねはいっしょ ( ) といっしょ
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答え たねはいっしょ ( かぜ ) といっしょ
第3問 木はいっしょ ( ) といっしょ
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答え 木はいっしょ ( おひさま ) といっしょ
作者の小寺さんが書いた答えです。
でも、それ以外にもいろんなものと実は一緒に生きているんですよね。
作者の小寺卓矢さんは、「森が大好きで一日中森を歩き、その時々に出会う〈美しいもの〉をひとつひとつ拾いあつめるように撮影している方です。
「森はほんとにすてきな場所です」と言っています。
そして「こんなに森がすきになったのは、五歳の頃、母親と一緒に歩いたふるさと・神奈川の名もない小さな森が原点かもしれない」と書いています。
「こどもたちに、森が教えてくれたことを伝えたくて絵本を作るようになりました。本を通じて森に生きるいのち、そして自分自身のいのちの美しさや大切さにきづいてくれたら何よりも嬉しいです」とい言葉もありました。
遠い自然だけでなく、私たちの周りの近くの自然の中にもすてきなところがあるんですよね。
小寺さんの作品は他にもいろいろあります、これは「だって春だもん」の表紙です。笑った顔の表情や、両手をあげているように見える新芽もほんわかした気持ちにさせてくれます、おすすめです。
3月6日ころは〈啓蟄/けいちつ〉で、冬眠から動物やカエルたちが目を覚ますころです。小寺さんは、そうした、春をまつ木や花たちが私たち人間よりも早く春を感じて いるのをこの写真絵本で静かに優しく伝えてくれています。
きれいですよ。
私たちは自然の恵みの中で癒されて生きているのだと感じます。
マイブックにしたい絵本です!
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