たのしい教育研究所のわたしの部屋には「マイクロスコープ」が置かれています。
ロバート・フックさんが切り開いた「小さな世界」が好きで、時々、これでいろいろなものを見ています。
ライトで光るので、拡大しても暗くならず、とてもよく観察できます。
倍率は30倍もあれば十分なのですけど、期せずしてこれは80倍。
文具屋さんのセールで1000円くらいで売られていたので衝動買いしました。
私が以前持っていた30倍のライトスコープ(商品名)でも3000円近かったので、安いですね。
さて、研究室の片付けての途中、休憩を兼ねてマイクロスコープを覗いてみました。
そばにあったHDMIケーブルの箱が今日のおたのしみです。
さて、みなさん、この箱の右上側に「ハイグレードケーブル」と書かれた「黒地」の部分がありますね。
そこを80倍に拡大してみるとどう見えると思いますか?
予想してみてください。
「黒地」の部分を80倍にして見てみると・・・
ア 黒のまま
イ 灰色ぎみ
ウ いろいろな色が混ざっている
エ その他
携帯を接眼レンズに近づけて強引に撮影してみました。
こうです。
黒地だけとおもいきや、実は白抜きされた部分があるのです。
この調整で黒の濃さを調整しているんですね。
続いての問題。
さっき覗いたとなりの白っぽい部分を見てみましょう。
下の写真でピンクで記した中の部分です。
さて、どう見えるでしょうか?
予想
ア.黒地に白抜きがいっぱいあるように見える
イ. 特に色はない(白のまま)
ウ.いろいろな色が混ざって見えるエ.その他
どうしてそう予想しましたか?
では観察してみましょう。
「予想をもって眺める」それがたのしい教育研究所のお勧めする「観察」です。
こうです。
一見、白っぽく、あるいは薄い灰色気味に見えているのですけど、いろいろな色が混ざっています。
赤・黒・青が見えていますね。
いろいろな印刷物を観察していくと、たくさんの色に見えているものも、実は、3〜4種類の色でできていることがわかります。
が、ここはとても感動的なところなので、さらに詳しく知りたくなった方は、仮説実験授業「三十倍の世界」をおすすめします。
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