この笑顔が子ども達に拡がる=先生たちこそたのしく学ぶ時代

 とある休日、たのしい教育研究所に学びくる若い先生たちと〈たまごニーチャン〉をたのしんでいるところです。みんな子どもの様ないい笑顔をしています。

 〈たまごニーチャン〉は、こんどの老人会の文化講演会で利用しようと思っている人気教材の一つで、手のひらで生き物の様にコロコロ動き回ります。

 この夏の沖縄県グッジョブフェスティバルでも大好評で喝采を浴びました。

 学校教育はもちろん子ども達のためにシステム化されたものです。
〈たのしい教育〉は感動が伝わる教育です。
 教師は〈つまらない〉と感じながら授業をしていては、たのしさが伝わるわけがありません。

 その意味でも〈まず教師がたのしく学ぶ〉ことが重要になります。

 考えてみてください。
 たのしさを嫌う人がいるでしょうか?
 わたしはついぞ会ったことがありません。

 一度文科省の研修で東京に行った時、体育の分科会の中で「たのしいかどうかといった、子ども達に迎合する様な教師がいて困る」という様な発言を九州K県から参加した中堅教師が語っていたのを目の当たりにしましたが、その人は、たとえば趣味の世界で自分のたのしさを追求しているに違いありません。

 大人はたのしさを追求して、子ども達が学ぶ時にたのしさなんか関係ないという。
 そういう生き方もあるでしょう。
 しかし〈たのしさ〉は人間の心の奥深くから湧き出てくるもので、きっとDNAレベルから求めているものと方向的に外れていることはないでしょう。

 たのしく学んだ先生たちが、学校現場でそのたのしさを伝える。
 たのしさは一人からたくさんの人達に伝わります。
 今度は子ども達から保護者の方たちに〈たのしさ〉が伝搬する。
 なんてわくわくすることでしょう。

 やらなくてはいけないから学習しているのではなく、やりたくてしかたがないから学習している。そういう日々は遠くないと思います。
 来週のたのしい教育Cafeも研究所に入るかどうか心配する程の人数になってきました。ますます元気に活動をすすめるたのしい教育研究所です。読者の皆さんの応援をたのしみにしています。みなさんも〈たのしい教育〉を一緒に広げませんか ➡︎ このリンクをクリック

たのしいから仲良くなる/研究所で学び合格したメンバーから届いたすてきなメッセージ

 たのしい教育研究所で学んでいるメンバーが〈旅先〉からうれしいたよりを届けてくれました。研究所で力を入れている講座の一つ〈教員試験合格ワークショップ〉の卒業生からです。

 研究所の〈合格ワークショップ〉は厳しい教員採用試験の内容を取り上げますから学ぶ内容がたくさんです。〈ひたいにハチマキ〉でないと力が伸びていきません。
 研究所のメソッドでは自分の力そのものを〈リアルに確認〉しながらステップアップしていくので、どれくらい力を注ぐ必要があるかという自分自身の課題と向き合うことになります。
 そういう日々でも、毎回受講生から〈研究所の勉強はたのしかったです〉という感謝の気持ちがたくさん届きます。

 そうやってみごと〈合格〉を手にしていった人たちからの〈旅のたより〉でした。忙しさの合間をぬって〈四人で一緒に旅をしている〉というのです。観光地でのいろいろな写真と一緒にこういう一枚が入っていました。

  研究所で学んだメンバーで旅行している、というだけで嬉しい気持ちになります。

 それは研究所のワークショップで〈お互いの魅力〉を感じることができたということでもあるからです。 厳しい試験を合格して本務となり、美味しいものを味わいながら旅し語り合う。そうやってたのしんでいる姿は、研究所のスタッフみんなにとって嬉しさ以外の何ものでもありません。

 ところで四人が掲げているものが見えますか?
 研究所の仲間たちへのメッセージです。

 手にしているメッセージがこれです。
 

 
試験結果に対するものに加えて、今回のワークショップの受講者のみなさんへの応援にもまた足を運びます、という言葉が添えられていました。

 こういう素敵な先生たちになってくれてるんだな、ということも研究所のほこりです。

 来年もこういう先生たちを現場に送り出したいと思っています。研究所の忙しさの密度がさらに折り重なる今日この頃ですけど、それはまたたのしさと重なる日々でもあります。一緒に〈たのしい教育〉を広げませんか。ここのクリックで人気ブログに一票入ります!

たのしい教育実践編 教室でなくても楽しみ方いっぱい〈学校図書館編〉

 たのしい教育は教室でなくても十分に利用できます。
 今回はある方が〈図書館〉で実施しているたのしい教育メニューです。
 たくさんの魅力的な取り組みがあって、こういう学校に子どもを通わせたいと感じる保護者の方もきっと多いと思います。

 研究所に送られてきたレポートから少しだけ抜粋してみましょう。固有名詞がいろいろ出るので途中からの内容になります。
            ※写真はレポートのものではありません

 

「五昧太郎さんのらくがきコンテスト」
「◯◯小学校、何でもそうだん室」
「絵本クイズチャンピオン大会」
「図書館利用◯人目ラッキーナンバー表彰」
「ビデオ映写会」
「音楽演 奏会」
「おはなし会」
「力 ルタ大会」

「図書館マッキーノ」

   その他

 

 お祭りさわぎのような感覚でイベントを実施しているのですが、子どもたちにとって、それがまたいいようなんです。
 自由参加のイベントですから、外で遊びたい子は外へ行くし、図書館のイベントに参加したい子は来てくれるという感じです。
 強制されてきたわけではありませんから、参加する子どもたちにとってもたのしいんですね。

 学校全体で400人くらいですけど、360人以上参加してくれたこともあり、〈大入り満員〉のうれしい悲鳴をあげたこともありました。
 子どもたちも楽しいことがすきなんですね
 みているととてもよくわかりました。

 とてもうれしいことに、外遊び中心で、ほとんど図書館に来なかった子たちも、こういうイベントに足を運んでくれるようになりました。どういう内容で〈本〉〈読書〉と関わらないものはありません。参加しているうちに図書館に親しみを感じてくれている様です。

 イベントの時は、ページをめくる音しか聞こえない様な図書館とは程遠い状況ですけど、しだいに担任の先生たちも興味を持って参加してくれる様になりました。もちろん手伝いを申し出てくれる先生たちもたくさんいます。
 先生達も子どもが生き生きと本に親しむイベントは大好きなんです。

抜粋おわり

 私も司書の単位をおさめていて、図書館の活動に、とても興味があります。アイディアもいろいろあって、校長先生が普通のこと以外やってはいけない型の人だと苦しいですけど、個人的にはこういう、着ぐるみでの貸し出しの日があってもいいなと思っています。よろしければお試し下さい!

 以前の学校でA&Wのキャラクター〈ベアくん〉を利用できそうな段階に話が進んでいたのですけど、商業的なものは両方にとって難しいものがありますね。かぶりものを持っている保護者の方たちにあたるとよいかもしれません。〈たのしい教育〉を一緒に広げませんか ➡︎ ここをクリックすると〈たのしい教育研究所〉への応援の一票が入ります!

 

 

学校でも家族でも〈予想するから賢くなる〉 竹の花について②

 予想することはたのしく賢くなることに間違いなく繋がります。家族で食事のひととき、学校で授業の時などにこのサイトをどんどん利用していただけたら幸いです。では〈竹の花を見るチャンスがないのはどうしてか〉というお話です。

 私たちが目にする多くの植物は〈花〉が咲いて〈タネ〉ができ、それが落ち、運ばれで広がっていきます。ところが〈竹の花〉はめったに咲くことがありません。

 竹がいろいろな植物の間に一本だけ育っていることはほとんどなく、大抵はあたり一面が〈竹林:ちくりん〉になっています。

 その竹の地下をほってみると、地面の中で根っこのあたりつながっていることがわかります。地面の中で繋がって周りに周りにと広がっていくのです。ですから〈花⇨タネ〉という方法をとらなくても自分の仲間をどんどん広げていくことができるのです。
 地下の部分は地上の〈茎〉と似ていることもあって、地下で広がっていく部分を〈地下茎:ちかけい〉と呼んでいます。この写真の繋がっている部分がそれです。

 竹の花に関するまとまった研究には残念ながらめぐりあっていません。概要的にはwikipediaに書かれている内容が、いろいろなサイトで利用されています。それによると
「竹の花の周期はきわめて長く、おおよそ120年周期であると推測されている」という説明されています⇨ 

 〈竹の花〉というキーワードで検索すると、そういう説明を目にすると思います。国の機関である〈農林水産省〉のサイトにも似たようなことが書かれていますから、よほど確かな研究が少ないのでしょう。

 120年周期で花が咲くのかどうかわかりませんが、とにかく〈竹の花はめったに咲くことがない〉いうことは事実です。

 その①で「私はみたことがある」と書きましたが、それは30年くらい前のこと、沖縄県うるま市の地域ニュースで〈めずらしい竹の花が見つかった〉という文章を目にしたからです。その出所を探って訪ね、ある民家のそばで実際に見ることができました。

 もしもみなさんが〈竹の花〉を見つけたとしたら、それはとても貴重な花です。〈たのしい教育研究所〉にご一報ください。
 その時には「沖縄の山の花さんぽ」の著者で、研究所の応援団〈安里肇栄〉さんに連絡して、一緒に写真をとりにいきたいと思います。沖縄本島内であれば、ですけど…

 予想することで子どもも大人も〈たのしく賢く〉なっていきましょう。
 次回もおたのしみに。

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