おすすめ絵本 『おきゃくおことわり』 ボニー・ベッカー (岩崎書店)

「おきゃくおことわり」今日は、『おきゃくおことわり』ボニー・ベッカー (岩崎書店)を紹介します。

「仲良しの友達がいるって幸せだよね〜」って
ついほほえんでしまう絵本です。

クマの気持ちの変化がとってもかわいいんです。
長い間お客が来なかったクマはお客さんが来るのをいやがり
「おきゃくおことわり」と玄関に張り紙をします。

そこへ、小さなネズミが一緒にお茶を飲もうとやってきます。
が、追い返されてしまいます。
素直に謝って帰っていくのですが…

ねずみはしつこくいろんなところに隠れて出てくるんです。
ページをめくるたびにねずみが隠れているところを当てっこするのも
おもしろくて盛り上がります。

くまは根負けして一緒にお茶を飲んだりおしゃべりをしたりして
過ごすことになるんですが、最初いやがっていたくまは
ねずみと過ごすうちにだんだんたのしくなってきます。

「おいらさかだちができるんだよ」とクマが逆立ちしたり、
おかわりのお茶をそそいだりするくまもかわいいです。
ねずみが帰ろうとするとき「いかないで!」と引き止めるほどね。

クマの表情の変化はこちらまでほんわかした
あたたかい気持ちにさせてくれます。
私もこんなたのしいお茶会がしたくなりました。
( by hina )

おすすめ絵本『ネコと歩けば』岩合光昭 (辰巳出版)

たのしい教育研究所のメンバーは最近ネコ好きが増えてきています。
そこで今回は『ネコと歩けば』岩合光昭 (辰巳出版)を紹介したいと思います。
ねこ岩合光昭さんはとても有名な写真家です。
生き物の迫力ある写真集がたくさん出ています。

その岩合さん、ネコ好きなんですね。
ネコ好きにはたまらないネコの写真がいっぱい出てきます。

好奇心いっぱいの子ネコ
リラックスするネコ
海岸で何かをみつめるネコ
ご主人さまをまつネコ
たくましくいきるネコ
すごいジャンプをしているネコ
おもしろいしぐさのネコ
その他いろんなネコたち

岩合さんの短い文章もほのぼのとしてきます。

本の帯には
「あらゆることはたいして重要ではないのかもしれない。
確かなことは、ネコを見て幸せを感じることだろう・・・岩合光昭」
とあります。

写真に添えられたものの中には

ネコは着ているものも一生一枚で勇気をもって生きている。
何も所有しない。
考える義務を負わずに日々を送っている。
素晴らしいことだと思う。
物の見方にしても一方的ではなく、何よりも平和を愛している。

 

ということばも出てきます。
岩合さん、考えるのに疲れていたときに書いた言葉かもしれませんね(^^

この本のネコたちを見てるとそんな気持ちになってきました。
忙しい日々の中にもほっと癒されるネコたちをあなたも見てみませんか。

( by hina )

 

おすすめ絵本『どんぐりむらのほんやさん』なかやみわ(学研)

今日は『どんぐりむらのほんやさん』なかやみわ(学研)を紹介します。

どんぐりむらのほんやどんぐりむらシリーズの新刊がでました。
今回はほんやさんです。

表紙を見ただけでうっとりと幸せな気分になってしまうほど
とてもかわいい本屋さんです。

作家のなかやみわさんはいろんな書店を取材して
この絵本ができたとのことで、
いくつかの本屋さんがモデルになっているようです。

出てくるどんぐりたちもかわいいのですが
この店長さんがまたいいんです。

やさしくて、必要な本をすぐ探しちゃうステキな店長さん。
あこがれちゃいます。
読みかたりをしてみんなで話しの世界に入り込んで行くのもよかったな〜。

このシリーズの「どんぐりむらのぼうしやさん」「どんぐりむらのぱんやさん」
「どんぐりむらのおまわりさん」もたのしくておすすめです。
( by hina )

おすすめ絵本『だるまさんが』かがくいひろし(ブロンズ新社)

だるまさんが
今日は『だるまさんが』かがくいひろし(ブロンズ新社)を紹介します。
(シリーズに「だるまさんと」「だるまさんの」がある)

だるまさんシリーズの中で 私のお気に入りはこの
「だるまさんが」です。

ページをめくるたびに、だるまさんのおかしな動きに
大爆笑してしまいます。

よみかたりの本としてもおすすめですよ。

遠足が雨で室内で外出レクになってがっかりしている子ども達に
この本を読んだら,大笑いしてくれました。

体をゆらゆらゆらしながら「だるまさんが~」

ページをめくると…
「ぷしゅー」っとしぼんだり
「びろーん」とのびたり
「どてっ」ところんでしまったり

その表情がかわいくてとてもたのしい絵本です。

表紙をみると子ども向けなのかなと思いましたけど,大人までたのしめます。
秋の夜長の読書の1冊としてもおすすめですよ。
(by hina)