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ミヒャエル・エンデ「モモ」/たのしいブック・レビュー

 ミヒャエル・エンデの作品にはとてもお世話になりました、エンデの感覚や思想哲学が心の奥深くまで染み入っている気がします。

 最近メルマガの〈映画の章〉で村上春樹に触れた時、本を探している時、エンデの本が目に入り、手に取りました。


 「モモ」は映画化されましたが、それはがっかりする作品で、感動した本を原作にした映画を観るのはさける様になったきっかけにもなりました。

 さてさてみなさんは読んだことがあるでしょうか、「モモ」を。
 少し紹介しましょう。

 ある町のはずれのところに古い円形劇場があります。

 ある時、小さな女の子がそこに住み始めたという噂が立ちます。

 その噂は本当のことでした。

 女の子の名前は「モモ」。

 大人たちは、女の子が一人でこんなところに住むのは危ないと、モモにいろいろな提案をするのですけど、モモはここに住みたいといいます。

 その願いを聞きいれた町の人たちは、モモに食べ物をもっていってあげます。

 モモの得意なことがありました、人の話を聞いてあげることです。モモに聞いてもらうと、なんだか幸せな気持ちになっていくのです。

 そうやって町の人たちとモモはたのしく過ごしていました。

 

 そんな日々の中、町に灰色の男たちが現れるのです。

 灰色の男たちは〈どろぼう〉でした。ただのどろぼうではありません、かけがえのない〈時間〉というものを盗んでいくのです。

 そうしてモモは灰色の男たちとの闘いに入っていくことになるのです・・・

 その時にはモモを助ける〈カシオペア〉というカメがかわいいことかわいいこと。これ以上話すと最後まで途切れない気がするので、とめておきましょう。

クラスの子どもたちへの読み語り本としてもおすすめです。図書館にもあると思います。手頃な文庫もありますから、手に入れておくのもよいと思います。

 まだの方はぜひどうぞ。

 

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