カマキリ孵化する②/〈昆虫は卵で冬を越す〉のかな?

 前回の内容にいくつもメールをいただきました、ありがとうございます。

 今年みつけたカマキリの卵が二つとも、しばらくして孵化したことは「カマキリは卵で冬越しする」という常識に、❓マークを灯します。

 学校でどの様に教えているかというと・・・

卵で冬越しする虫

卵で冬越しする虫にはカマキリ、コオロギ、バッタなどがあります。この中で、もっとも目につきやすいのがオオカマキリなどカマキリの仲間です。
https://weathernews.jp/s/topics/202101/290115/
 
中学受験様にこういう覚え方も広まっています、乱暴な言葉ですけどね。
「バカたまご トカセ幼虫 チョウさなぎ ハチアリテントウ 親で冬越し」
https://www.chugakujuken.com/koushi_blog/kume/20210507.html
バッタ・カマキリは卵で、トンボ・カブトムシ・セミは幼虫で、チョウはさなぎで、ハチ・アリ・てんとう虫は親の姿で冬を越すというわけです。
 
ところが、今年見つけたカマキリの卵はその年のうち、夏は夏、秋は秋で孵化しました。沖縄ではきっと冬に見つかった卵もしばらく待っているうちに孵化すると思います。
 
みなさんはどう思いますか?
 
もしそうだとすると、寒い地方ではカマキリは卵で冬越しをします。暖かい沖縄などでは特にそういうことはなく、卵は10~30日くらいで孵化します。
という様な書き方になるでしょう。
 
 これからがますますたのしみです。

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たのしいドングリ探検隊

 たのしい教育研究所で仲間たちとたくさん仕事をしてあと、仲間たちと〈どんぐり探検隊〉にでかけました。

 沖縄にもどんぐりはあるんです、これはマテバシイのドングリたちです。

 お茶碗いっぱいくらいは見つかりました。

 枝ごと落ちていたものもゲット!

 来週はもっと落ちているものがみつかるかもしれません。

 たのしい教育研究所(第一研究所)のあるうるま市には「どんぐり公園」ができました。

 園内にはマテバシイがいくつも植えられています、数年後がとてもたのしみです。

 仲間たちと何年で実をつけるか予想をたてているところです。

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カマキリ孵化する

 カマキリの卵が研究所で孵化(ふか)しました。※孵化➡︎卵で生まれてくる動物が卵から出てくること

 以前紹介した時〈秋に見つかったカマキリの卵〉がいつ孵化するか予想してみませんか?

https://tanokyo.com/wp-admin/post.php?post=33487&action=edit

 と書きました、読んでいただけたでしょうか。

 卵をみつけてから約10日後、10月5日のことです。みなさんの予想は当たったでしょうか?

 うまれたてなのに、けっこうしっかりしているんですよ。

 カマキリは一つの卵鞘から100~300匹生まれてくるといいます。
 以前、ミエ先生が学校にいた時、孵化したカマキリが何匹いるのか数えてみたそうです。300よりずっと多かったといいますから、カマキリによって差が大きいのでしょうね。

 これがたのしい教育 沖縄市研究所で生まれたカマキリたちです。一気に写すとよくわからないので、虫かごをいくつかの角度から写してあります。かなりの数のカマキリが誕生したことがわかりますね。

 

 私は小学校の理科も担当していました、教科書ではこういう風に教えています。

https://40sfile.com/kamakiri_jyumyou_jiki

 これは、その土地土地に住む生物の多様性を感動的に伝える教材になる可能性があります。

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たのしい教育でかわることかわらないこと/A校長先生に伝えたかったこと

 前回の内容が大きかったのでいくつかに分けた一つが今回のテーマです、まだの方は前回の記事もセットで読んでくださいね。

 大上段に「たのしい教育で何がかわるのか」と聞かれたことはないのですけど、それに関わることはいくつかありました。
 授業で招いていただくと、授業前に校長先生と懇談する機会があります。ある学校の校長先生と話をしている時、次第に気楽に語らい合う様になり、話の話の終わりの頃、A校長先生が

「たのしさが中心だと子どもたちが落ち着かなくなって、普通の授業を聞かなくなってしまわないか?」

と質問してくれたことがありました。「その学校の若い先生が、子どもたちと仲良くたのしくやっているのはいいのだけど、肝心の授業の時には集中して聞いていないのがとても気になって・・・」というのです。
 たのしい教育と、その若い先生の授業とが異なるものなんだろうというのは容易に想像できたのですけど、それは別にして「たのしさが中心の教育をすすめると、どういう変化が起こるのか」は、とても大切なテーマです。
 そうこうしているうちに私の授業の時間がやってきて席を立つことになりました。

 校長先生は私の授業のあと

「いっきゅう先生、これですね! 私も子どもの頃、こういう授業を受けたかったです」

と、とても嬉しい感想を伝えてくれました。

 その学校は離島にあったので飛行機の時間が押していて、その後ゆっくり語り合うゆとりはなかったのですけど、今でも時間があれば、その校長先生が発した問いに答えたいと思っています。

 たのしい教育をすすめていくと子ども達が落ち着かなくなって、授業を聞かなくなるのか?

 真逆です。

 本気でたのしい教育にシフトしていくと、子ども達が先生と仲良くなり、授業に興味を持つ様になってきます。

 たのしい教育は、今までの何かを崩してしまうものではありません。

 子どもたちや先生たちが、あたらしい可能性に目を輝かせ、今の自分たちのまわりの教育を少しずつグレードアップしていく教育がたのしい教育です。

 これまでの流れを崩すのではなく、それにたのしさの感動、賢くなる感動を加えていくのです。

 100%は無理ですけど、今まで漢字のドリルを嫌がっていた子ども達も「たのしい漢字の教育」を受けることで、時間の差はあれ、これまでよりドリルに向かう姿勢が上回ってきます。

 たのしい教育が普通の教育になる日を目指して、たのしく全力投球する〈たのしい教育研究所〉です。
 みなさんの応援が支えです。

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