最新メルマガから/おすすめDVD〈アルプススタンドのはしの方〉/若さとは

 このサイトの読者の皆さんの中で、たまになのですけど〈映画好き〉な方から便りが届くことがあります、今日は最新のメルマガに書いた〈お勧めの映画〉を紹介します。メルマガの読者の方もこのサイトを読んでくれているので、その読者の皆さんにもさらに深まる内容にもなると思います。

 以前、たのしい教育に魅力を感じて没頭しているメンバーは実年齢よりとても若いという話を書いたことがあります。研究所に来る先生たちは、年齢を聞いてびっくりするのが普通です。

 それはきっと意図せず〈感性〉の部分を鍛えていることになっているからでしょう。
 体型、外見に気を使う人はたくさんいる様ですけど、自分の〈感性〉に気を使う人はあまりいないのではないでしょう。

 たのしい教育を本気でやっている人たちは〈心震える体験〉が、普通の教育をしている人たち、昨日と同じ今日、去年と同じ様な教育をし続けていく人たちより遥かに多い、だから若く見えるのでしょう。

 そこまでととはいえませんが、映画が大好きだという人たちにもその傾向があります。

 映画も似ているところがあります。

 メルマガの最新号にもおすすめの映画を紹介しました、2021年ははじまったばかりですけど、その年のラストに「今年紹介した映画plusのトップ10」に入れることになると思います。

 四つの柱に別れて綴っているのですけど、その三番目〈Let’s Enjoy The Movies. Plus〉の今週の柱にのせたのが「アルプススタンドのはしの方」です、2020年の7月公開です、コロナのあおりを受けて苦戦したことでしょう。

 2021年1月現在DVDレンタルショップで最新作品のコーナーに並んでいます。

 このサイトの読者の皆さんもぜひ観てみませんか。
 私は演劇を観るのは得意ではないので、知らなかったのですけど、元は演劇として大絶賛されたものを映画化した作品です。なので〈どこかで耳にしたことがある〉という人もいると思います。

 演劇も映画も主になる登場人物たちは同じ人たちが演じています。

 みた通り青春映画です。

 この四人は野球に興味関心がありません、一人は野球から脱落した人物です。
 たまたま自分たちの高校の野球部が甲子園に出場することになったので、暑い中、特に応援する気もなく、アルプススタンドの端っこによってきた四人です。もちろんルールを何も知らない人たちがほとんどです。

 その四人のごく普通の青春が、きっと観ている人の心をゆさぶると思います。

 笑い、怒り、屈辱、恥ずかしさ、未来への夢、そういったものが、アルプススタンドのはしの方でたちのぼっている・・・

 今さら青春映画?

 と感じる人がいるかもしれません、その人たちはもう一度冒頭の言葉を読んでいただけませんか。

 感性が震える体験は人生にとってとても大切です。
 もしかしてこの作品で震えなかったという人も、何か別な作品で震えてみてください。もちろんたのしい教育を体感したり、学校や家庭で子どもたちに授業したりすれば、尚さらそれを感じるでしょう。

 感性を豊かに高めて気持ちがいつまでも若い、それは大切なことでしょうか?

 大切です。

〈若さ〉は挑戦するときの成功・失敗を決めるとても大きなファクターです、もちろん年齢のことをいっているのではありません

 RIDEの大切な仲間はみんな「子どもの様な感性をもった人たち」です、だからたくさんの結果を出してきたといえるでしょう。

 私は特に挑戦する気はない・・・

 そういう人もいるかもしれません。

 大丈夫です、生きている限り、きっといろいろなものに挑戦しているはずです。それが多いか少ないかだけの違いです。

 感性を豊かにしていることは、人生を豊かに生きていくことです。

 映画は感性を豊かにするときにおすすめの方法です。

 カバンに400円くらい入っていたら、ファストフードに行くよりレンタルショップで〈アルプススタンドのはしの方〉を選んだ方がよいと思います。

 

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最新のメルマガから/春の講座2月27日(土)

最新のメールマガジンから、春の講座の案内記事を掲載します。
実は、リーフができるまでに、すでに半分くらいの席が埋まっています。
メルマガを読んで申し込んでくれた人もいるので、興味のある方は早めに席をおさえることをお勧めいたします。

たのしい春の講座のリーフできあがりました

 秋の講座の後は冬の講座がありそうな感じがするかもしれませんけど、冬はクリスマススペシャルや初春パーティーなどで、広く募集する講座ではなく少数で開催しています。もちろん希望する方は参加可能ですから興味がある方はお問い合わせください、とってもたのしいですよ。

 冬のパーティーの後は〈春の講座〉です、今年は2月27日土曜日に開催します。

 リーフができました、春のイメージでメンバーからも好評です。

 画質の関係で文字は読めないと思いますので、この後に担当のさくら先生から届いた案内文面を記載します。

さくら記

みなさん、こんにちは。

今年も桜の季節が近づいてきましたね。

まだまだ寒い日が続きますが、暖かくしてお過ごし下さい。

今回は、たのしい教育研究所(RIDE)から、毎回大人気の春の講座『別れも出あいもたのしい教育』のリーフが出来上がりました、ご案内を送らせていただきます。

春の講座のテーマは〈別れ そして 出会いの春も たのしい教育〉です。

 講座で実施する教材を持ち帰って自分で授業し、子ども達が 「この学年を先生に教えてもらうことができて本当によかった!」 と感じてくれる、そして教師自身もたのしい春をすごすことができる、そういう講座です。

 大人子ども一緒の参加が可能ですから、子どもに「〈勉強するってたのしい〉と感じてほしい」という場合にもおすすめです。

 今年度は研究所の主要メンバーであるお二人の先生が学校最後の年となります。

 そこで、いっきゅう先生ほかの授業者の人気プログラムに加えて、お二人に現職最終年の記念授業をしていただくこととなりました。

 

 RIDEではいろいろな感染症対策をすすめながら講座を実施しています。大きめの会場を利用しますが、前後左右の間隔を広くとるために、1クラス程度の募集となります。

お陰様で、たのしい教育研究所(RIDE)の講座は毎回、定員に達し、参加できない方たちが出ています。

参加を考えている方は早めの申込みをお勧めします。

 

たのしい教育研究所 2021春の講座
~別れも出あいもたのしい教育~

2021年2月27日(土)09:45 受付 10:00~12:55

~予定プログラム~

① みんなで仲良くゲームプラン

② おいしい〈たべものづくり〉

③ たのしい〈ものづくり〉

④ 読書をキーにした〈たのしい教育〉の方法

⑤ たのしい教育プラン

⑥たのしい教育教材の紹介  他にもいろいろ

対象
教育関係者、たのしい教育に興味関心のある方
子ども(小学生以上)同伴の参加が可能です(子どものみの参加はできません)
 ※教材資料は 親子で1セット

☆教材・素材費、保険、会場等の利用費
大人3000円・子ども(小・中学生)1600円 (教材等は親子で1set)、高校生&大学生2600円

★早割り:2/12(金)17:00まで 大人 2700 円,子ども 1400円、高校生&大学生2200円

★RIDE会員・メルマガ会員(大人のみ)2700円,早割併用で2400円

持ち物:筆記用具、マスク、飲み物、教材持ち帰り用のバッグ等

服装:動きやすい服+寒さ対策の羽織るもの ※ RIDEの講座は〈検温〉〈体調確認〉〈殺菌消毒〉などに加え、大型ファン複数台で換気するなど、いろいろな感染症対策をしています。一枚羽織るものが必要になる方が多いと思います

★★申し込み方法★★
申し込みはメールのみ office@tanoken.com まで

件名に「2021春の講座申し込み」と書き ①名前 ②所属(会社・団体・学校学年など)③ 電話番号(緊急連絡に利用します) 、加えてRIDE会員の方は「RIDE会員」と明記して申し込みください(週一回のメルマガが届いている方は会員です)

※申し込みから3日以内に受講可否メールを返信しています。返信がない場合は連絡ください。

 問合せ→090-1081-7842

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春の講座の研究会がたのしい

 たのしい教育研究所の第三ラボで、春の講座のものづくり研究会が開催されました。

 テーマは春の出会いも別れもたのしい教育です。
 別れのパーティーや出会いのパーティーでたのしくもりあがる、おいしいものづくりのアイディアを出し合っています。

 3人の先生たちで、とってもたのしくておいしいものが出来上がりました。
 今回も大ヒットだと思います。

 これはみんなでドキドキしながら出来上がる様子を見つめているところです。

 何しろ美味しいのですよ(´ー`

 講座用なのでこれ以上詳しい紹介はできないのが残念です。

 春の講座はリーフ完成の前から申し込みが相次ぎ、リーフ配布の時にはすでに半分くらいの席が埋まる状態です、とてもうれしく思います。

 関係者への配布が終わったら、このサイトでも案内を出すことができると思います。

 

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〈分かるからたのしい〉➡︎〈分からないこともたのしい〉/量子の世界

 学生時代から〈量子力学〉について興味があって、いろいろな本を読んだり大学の特別講義を受けたりしてきました。〈量子〉そのものが、学ぶほどに理解不能な世界です、今日はそれにからむ話です。といっても難しいことをかくつもりはありません、それはいつもの通りのスタイルです。

 第一研究所の書籍の多くを手放して、本そのものがかなり少なくなったので、読みたい本たちが目に映る様になってきました。本が無くなったのは残念なことですけど、よいこともたくさんあります。
 以前購入しておいた量子論の本も科学のコーナーに並ぶ様になり、時々手にしています、やはりおもしろい。

 私たちが目に見える世界よりもっと小さな世界が、このサイトでもよく話題にしている〈原子〉の世界です。現代の科学はすべてその原子の存在を元にして組み立てられています。

 ほんの100年ほど前の科学者たちでさえ、原子の存在を否定する人たちがたくさんいたのに、今では、原子の存在を否定する科学者はいません。

 原子の存在を元にして考えると、雨がふるスピードも、砂糖が溶けて見えなくなる現象も、どうして走ったり考えたりできるのかも、はっきり説明できるからです。

 最近では写真を取ることもできる様になり、今では原子が動く様子までみることができます。

 ぜひ動画もご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=gr4jLuqrzbw&feature=emb_logo

 その〈原子〉より、もっと小さな世界が〈量子〉の世界です。
 量子は〈粒〉という物体の性質と〈波〉である非物体の性質の両方をもっています。
 何のこっちゃ、と思う人たちも少しお付き合い下さい。

 私たちのみる世界では、たとえばAくんが投げた野球ボールがBくんのグローブに届く前に、その中間のたくさんの場所(中間点〉を通過します。


 ところが〈量子〉はAくんの手から中間点を通過せずに突然Bくんのグローブに現れたりするのです、これはもうビックリの世界ですよね。
 実際、その現象を発見した科学者たちも、それが信じられず「きっとどこかの点を通過しているだろう、今の自分たちの技術レベルが低くてそれを見つけられないだけなんだろう」と考えていました。

 ところが〈予想➡︎実験〉すなわち〈科学〉の研究をすすめればすすめるほど 量子の存在や振る舞いは、私たちの知っている物理の法則では説明不能になってきたのです。そこで私たち人間は新しく「量子力学」という物理法則を組み立てて考える様になりました。

 何しろ量子の研究でノーベル賞を受賞したファインマン自身が、量子のふるまいについて

「こんなことはあっていいのか?」と考え続けるのはやめなさい。
 その問いへの答えは誰も知らないのだから」

と語っているほど、研究者にとってもおかしな振る舞いをするのが量子なのです。
 つまり〈分からなくたってたのしい世界〉が今の科学の最先端を走っている、たくさんの科学者たちがその研究に没頭しているのです。

 ところでも、わたしが現役の教師の頃「答えがわかる様になればたのしくなるんだから、子ども達が苦しいって言っても徹底的に基礎基本を教えるんだ。そうやって乗り越えてたのしくなるんだから」と先陣をきってがんばっていたA先生やB先生、C校長やD教頭たちは、今もそう信じてがんばっているのでしょうか。
 そうやってがんばった中で何パーセントの優等生がいい点数を取っていい学校に進学したでしょう。ところが同じ授業の中で「学校に行きたくない」とか「算数なんて大嫌いだ」という子ども達がどれだけ生まれたことでしょう。

「わからなくてよい」という話ではありません。
そういう尺度で教育をふるいにかけない、ということです。

 たとえば「岩にしみ入る蝉の声」という芭蕉の言葉の「声が本当に岩にしみ入る、しみ込む」のか分からなくても、なんだかすごいことを言っていると感じることは可能です。
「わかるからたのしいのだ」という頑なな思い込みを脱して、教育を〈たのしく授業できるか〉にしぼって組み立てていくことは、これからの教師にとっても大切な立ち位置になると考えています。

 たのしい教育は、わかるからたのしい、という世界も、わからないけどたのしいという世界も、どっちも含む0教育です。

 今回は少しだけメルマガの発想法の章に近いことを書きました。興味のある方はメルマガ(12000円/年)を購読しませんか。「RIDE会員」として、講座や教材の費用なども役安で提供しています。

たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!