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たのしく生き物をみる/ヒライソガニ(沖縄の自然をたのしむ)

 前回の〈ヒラムシ〉からの続き、〈生き物をたのしく見るシリーズ〉です。

 アウトドアで過ごすと、風の心地よさや木々のそよぎ、雲の彩りや形や流れなどを味わっているだけで、たのしい時間が過ぎていきます。しばらくすると、たいてい動く生き物たちに目が映ります。

 暑い日々ですけど、ぜひ外でたのしんでみてください。

 先日、すっかり暮れた海岸を歩いていた時、星々の美しさに見とれたあと、足元のカニたちが目に入りました。

 この中にカニが写っています。

 ここには二匹、写っています。
 ヒライソガニといいます。生物の仲間で〈ヒラ〉とつくのは〈平たい形〉をしている場合が多い様です。

 

 ところで、近くにはぜんぜん違う模様のカニがいました。 
 甲羅が全体的に真っ白で、なんとなく人の顔に見えなくもありません。

 白い星が甲羅や足にちりばめられた様な模様のカニもいました。

 この真ん中のカニは、全体が茶色味がかっています。そして米粒の様な模様がついています。

 これらは何というカニでしょう?

 実は、みんな〈ヒライソガニ〉なんですよ。

 目のつき方、甲羅の形、足など、模様以外はほぼそっくりで、甲羅の大きさは1円~5円玉くらいにおさまるさいずです。

 あつくなってきた沖縄では、海岸でいろいろな生き物を見ることができます。
 みなさんも、生き物をみてたのしみませんか。

 名前はわからなくても、写真をとっておくだけで、大切なたからものになると思います。

 

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