こどもの頃、近くに住んでいる上級生が魚の水槽(すいそう)の水を、その後、名前を知ることになる〈サイフォンの原理〉を利用して、水を下のバケツに移しているのをみて、とても驚いた。何しろ普通のホースを利用しているだけなのに勝手に水が移動しているのだから、何がどうすればこうなるのかワケがわからなかったことと〈これはすばらしい〉という感動とがかけ算になっていたと思います。
去年書いた〈たのしい教育メールマガジン439号〉でペットボトル二つで見せてあげる実験を紹介しました。
ペーットボトルを二つと台、そして小さな管があればOKです。
実はその時に〈紙〉を使うアイディアもあったのですけど、いわゆる〈毛細管現象〉のネーミングに違和感があってパスしました。
毛細管現象と呼ばれているのは細い管を水面に立てると細ければ細いほど水が上に上がっていく現象のことです。
それはそれでおもしろいのですけど、紙に水が染み込んでいくものも毛細管現象だと言い切っている人たちが多くて困ります。
この自然界の現象を小学生から感動してもらえる授業ブックも作成したいと考えています。
最新号の〈たのしい教育メールマガジン〉は、その第一歩の実験を載せようと考えています。
特別支援のクラスの子どもたちから、テストの点数がよいと言われている子どもたちまで、みんなが身を乗り出してくれる様な授業が増えていくこと、それが〈たのしい学力向上〉です。
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