〈たのしい教育メールマガジン〉の読者の方の多くも私と同じようにノーチェックの対象だったようで、二、三週前に紹介した「平坂寛さん」の動画の反響が続いています。いろいろな意見や質問が届いていて「平坂さんはいろいろな毒が身体に入っているから耐性みたいなものができていて、その後、スズメバチとかハブクラゲとかに刺されても大丈夫な身体になっているのではないか」と書いてくれた方もいました。
そういうことはないだろう、と思いつつ、私も気になったので、いくつかの資料に触れています。いずれハッキリしたら書きたいと思います。
🟢キョウチクトウは毒であるという話
アウトドア派だけでなく一般に〈キョウチクトウは毒である〉という知識は行き渡っていると思います。このメルマガや公式サイトでも書いた気がします。
たとえば
キョウチクトウの危険性は日本全国に伝わっていて、キョウチクトウの枝を切った場合のゴミ出しを制限している自治体もあるほどです。
web上には「スライムの材料はとても危険です」と語ってドヤ顔している人たちがたくさんいます。以前から「これは危険です」と上から目線で語る人たちに違和感を覚えていて、まるでそうすることで自分が権威であると、マウントをとっているのだろうという感じがしています。
という私もキョウチクトウは危険だという話は小さな頃から聞かされていました。その後、板倉先生から「キョウチクトウの枝を串にして肉を焼き、それを食べたナポレオン軍の兵士が大量に中毒死した」という話を聞いて以来、同じ話を子どもたちにして注意してきました。
話はここからです。
⭐️
2週間くらい前に初めて知った、沖縄在住の生物ライター〈平坂寛〉という人物がいます。〈マツコの知らない世界〉ほか人気テレビ番組にも出演していて、YouTubeの登録者数は100万人を超えています。
皆さんの中にも〈すでに知っているよ〉という方もいるでしょう。
「自然界の迷信やデマを駆逐する」という意味で平坂さんは世界的な逸材だと感じています。
今回紹介したい動画は、平坂さんがキョウチクトウの枝をバーベキューの串にして食べる実験です。
平坂さんも動画の中で語っているとはいえ、あえてここでも伝えておきたいことがあります、「キョウチクトウに毒がある」というのは事実だということです。それが伝言ゲームのように広がっていくうちに、とんでもない毒性があるというように大きくなっていったのだろうということです。
また、特にキョウチクトウの毒に弱いタイプの人もいるでしょう。
平坂さんのようなことはやらないでください。
とはいえ最も怖いのは「パニック」です。
たとえばキョウチクトウの枝を折ってしまい、液が手についたといってパニックになってしまうと、その心的な動揺が体調に強い影響を与えることもあります。
また、キョウチクトウを触った子を見た親や先生が「大変だ~」と騒ぐと、その子自身が精神的に追い込まれて体調を崩すこともあります。
心配なら落ち着いて病院にいくとよいのです。
というようないろいろなことを考えつつ、たくさんの人たちに紹介している平坂さんの動画をご覧ください⇩
🟧食べて検証!毒樹『キョウチクトウ』でバーベキューをすると本当に人は死ぬのか?
⇩クリック
科学的にみていくと
いきあたりばったりでやっているかのように見せて、実はしっかり調べて試していることは間違いないと思います。A.I.で調べてみると海外ですでにそういう研究結果が出ています
⇩
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7785611/
※興味のある人は日本語翻訳にして読んでください/Nerium oleanderネリウムオレアンデルというのがキョウチクトウです
実際のところ、キョウチクトウには強い毒があります。食べると体調を崩してしまうでしょう。
とはいえ平坂さんが試したように「強烈に苦くてまずいため、誤って大量に食べることは現実的に困難」だというのも事実でしょう。
実態がよくわからない時には「あれは危ないこれも危ない」と言っておくというのも意味があったと思います。
公式サイトに書いて反響が大きかった「カッパの伝説の意味」もその一つだと思います。
板倉先生から「食べるものが少なかった昔は、野山で地面を掘って根っこなどを食べて中毒死する事故が起こっていて、学校では「野外で勝手に土の中の根や茎を掘って食べてはいけない」という教育をしていたという話を聞いたことがあります。
地面の中にはいかにも食べられそうなのに実は毒性が強い植物があります。
🟢コンニャクイモ
今でも牛や豚がそれを食べて死亡する事故が起こっています。
🟢キツネユリ(グロリオサ)の球根
これも死亡例が報告されています
🟢ヒガンバナやドクゼリの根も食べることができそうだというので死亡事故が起こっています
今では、大雑把に「地面の中のものは危ない」と伝えるのではなく、毒のあるものと心配のないものについて具体的に教育できるようになってきました。
いつか私に時間ができたら、平坂さんを招いて学校の先生たちとのトークほ企画できないかと考えています。
🟢今回の記事は楽しく読んでいただけたでしょうか!
一年に一回、二、三ヶ月に一回など、飲み物を買うくらいの額を提供して〈たのしい福祉・教育〉で一緒に可能性を広げてみませんか? ▶ 100円から応援する(カード決済・30秒で完了) ※2000円以上の場合には〈たのラボ〉ミニ教材の返礼をさせていただきます(郵送のため住所氏名をお書きください)
① 一記事につき数回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎この応援クリック
② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊/有料〉を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)
