RIDEの折染めは赤ちゃんもたのしめる!

   今年ラストの出前児童館がはじまっています。
 興味関心をもってくれた方たちがボランティアとしてたくさん参加してくれました、うれしいことです。今週の金曜日までやっていますから、時間のある方は顔を出して体験しませんか。
 これははじめのゲーム、長縄跳び、手前が高学年の子どもたち、向こう側は小さい子どもたちのグループです。

 

 後半のメニューは折染めです。
 スタッフのKさんの実験で〈食紅〉を利用してもきれいに染まることがわかったので、小さな子どもたちが参加する場面では発色より安全最優先で、食紅を利用しています。みんな大盛り上がりでした。
 これは開く前に白い紙にスタンプとして利用した子の笑顔です。
 服に広がっている色は元々の服のデザインです、ご心配なく(´ー`

 まだ一歳未満の子も、お母さんと一緒に参加して、たのしんでいました。
 こういう楽しさが賢さに繋がります。
 学校でいう〈学力〉もこういうたのしさがベースになっている子と、ドリル学習中心で点数を支えている子とは、その深みが違ってくることは間違い無いでしょう。

 本当にたのしい教材は、年齢の幅をこんなにも取り払ってくれます。
 ご要望に応じて〈折染めワークショップ〉も開催できます、興味のある方はお問い合わせください。

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おきなわ木の実さんぽ/RIDEの応援団〈安里肇栄さん〉の新しい本

 RIDEを応援してくださる方たちはいろいろな処に広がっています。お互いの忙しさの兼ね合いでゆっくり語らう機会は少ないのですけど、折に触れては連絡を取り合っておしゃべりしています。
 最近、久しぶりにおしゃべりしたのは、その一人〈安里肇栄/あさとちょうえい〉さん。穏やかで優しい紳士で、よくハンバーガーショップでお会いして語らうのですけど、あっという間に何時間も過ぎていきます。
 公務員を定年退職して後はおきなわのいろいろなところを訪ねて大好きな植物をの写真を撮り、それを本にしています。その本が、まさに学校の先生たちにぴったりなので、たくさん宣伝しています。RIDEのフィールドワークショップ「花さんぽ」で何度もお世話になりました。

 その安里さんの近著が「おきなわ木の実さんぽ」です。

 今回も、普通の人たちがよく目にしている植物や、私の様にフィールド好きが時々目にする植物を厳選してまとめてくれています。

 真っ先に載せているのが〈食べられる木の実〉というところも、さすが庶民派という感じで好感がもてる構成になっています。

 

 ヒカンザクラといって沖縄の代表的な桜の実を「甘味に苦味が加わった絶妙な味」と書いています。

 甘いさくらんぼをイメージして「これは不味い」と吐き出してしまった経験はたくさんの人にあるかもしれません。そういう期待値を無くせば、もしかすると「うん、これは絶妙な味わいだ」と感じるかもしれません、わたしはこの春トライしようと思っています。

「私もいろいろな木の実を口に入れて試してきた方ですけど、私が躊躇して手を出さなかったものも、安里さんは味わってるんですね」というと
「かなり食べてきましたね」との返事。
「いかにも毒だ、という様なものも口にしましたか?」
「いや、それは周りから教えられたりネット情報で無理だというのはチェックしましたから」とのこと。
 著書にはしっかり「毒のある実たち」という項目でまとめられています。
 私がもっとも役立ったのは「目に美し、口に苦し」の項目に並んだ木の実たちです。「お、なんとかなるんだ」という木の実が意外に並んでいました。

 食べられるかどうかだけでなく〈香り〉〈砂浜でみられる〉〈パラシュートひろげて〉など、いろいろなジャンルでたっぷり紹介してくれています。

 今回も自信をもっておすすめします。ただしこの〈木の実さんぽ〉だけでは、その植物全体の様子などはつかみづらいので、持っていないかたは〈おきなわ野山の花さんぽ〉とセットで購入することをおすすめします。

 当然、安里さんとは次回のフィールド・ワークの話もすすんでいます。日程などがはっきりしたら、このサイトでも案内する予定です。フィールドワーク系は10名程度ですからすぐにいっぱいになります。希望の方はチェックをしていてくださいね。おそらく春には企画できると思います。

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板倉聖宣「知的好奇心について」/他人の喜びを自分の喜びに できることを発見したら やめられなくなる

 新しくメルマガを購読し始めたAさんから「発想法の〈好奇心論〉がとてもよかったです」という便りが届きました。嬉しいことです。
 このサイトでも少し紹介しましょう。

メルマガの発想法の章は、こういう説明から始まっています。

(前半部略)
 そこでこの章では、私が30年以上板倉聖宣の文章を編集してきた経験を活かし、板倉先生本人から直接頂いた本や大会などで入手してきた講演記録などを中心に〈大胆に校正して〉お届けしています。〈板倉聖宣本人はこう語りたかった〉という内容になっているはずですし、すでに同じテーマの別資料を読んでいた読者の方からも「この編集はとてもわかりやすい」と好評を得ています。

 また、これまで執筆してきた板倉聖宣について私のガリ本などを板倉先生自身が高く評価して下さっていて「原子論者の人生論」の執筆取材の時「自分 (板倉)の書いたり語ったりしたものなら、仮説関係の他の人ができるだけ傷つかない様に配慮してもらえば紹介してもらってかまわない」と許可をもらっています。※ここで取り上げるものは古い原資料からの電子化が多く出典をたどる事ができないものも有りますのでご了承ください

 

いっきゅう筆
 今回の板倉聖宣の話は心理学的な話で、私が何度も読み返した中の一つです。もともと私は心理学系でしたから、ここでテーマになっている〈知的好奇心〉については数々の本や論文を読んで来たのですけど、板倉先生の知的好奇心論はとても新鮮でした。
 RIDEがうまくいっているのは、板倉聖宣が語っている様に、私いっきゅうが優等生ではなかったということ、そして〈他人の喜びを自分の喜びにできる人たちがRIDEに集まっているから〉です。
 おとどけします。

 

たのしい教育の発想法
「他人の喜びを自分の喜びにできることを発見したら、やめられなくなる」 板倉聖宣 1991-08京都

板倉聖宣
 私が〈授業書〉を作るときは一週間でパーっとやる、他のものを投げ出してそれに集中するんです。
 やってあと体を壊すのも気にしない、くたびれたら一週間休めばいいんです。
 それができるかできないかで大いに違う。
 私なんかよりはるかに秀才の同年輩の科学者なんか見てると、そういうことができないんですね、そこが決定的に私と違っちゃう。
 私はもともと科学の歴史が専門ですから、その分野でも結構いい仕事をしたと思うんですが、私は仮説実験授業が始まったとたんに他の仕事を全部捨てて取り組んだんです。
「俺はいいことをやったなぁ。こういうことは他の優等生にはなかなかできないから、やっぱり俺は優等生ではないなぁ」と思います。
 ほとんどの人には、他のものは捨てるなんでできない。

 

 この前〈学術会議の何とか委員〉というのを除名になったんです(笑)。その学術会議何とか委員っていうのは、すごく名誉な職らしくて、それにへばりついているという人もいるらしいんですけど、私から見れば仮説実験授業のずっと大発見だと思うから除名されても気にならない。

 自分の活動について〈かなり確かだ〉という確信・予想があって、その確信・予想が当たって、多くの人たちの喜びを実感できると、やめられなくなるんです。

 実は私たちの仮説実験授業というのもそうなんです。

 仮説実験授業の本を読んだりして「ああ、これは楽しそうだな、自分がこういうことを勉強したら楽しいだろうな、うれしいだろうな」と思っている段階では病みつきになれません。私の本をかなり系統的に読んでもならないでしょう。ところが授業をやって〈子どもたちの喜びがわかる〉、その周りの〈お父さん、お母さんの喜びがわかる〉、そうなるとうれしくてやめられなくなるんです。

 最近よく〈知的好奇心〉がテーマになっていますね。
 その時「自分の知的好奇心が高まる、満足することが大事なんだと」という話になりがちです。けれど私は知的好奇心について、今までの心理学者たちが書いたものには反対なんです。
 ほとんどの心理学者は「知的好奇心っていうものは個人的なものだ」という前提で書いているのですけど、それは間違っています。
 個人だけだったら、分かったってつまんないことはたくさんあるんです。
 私が他の人たちより多くの仕事ができたとすれば、それは学生時代から私の研究した成果を聞いて、すごく喜んでくれた人たちがいたからです、私以上に喜んでくえれる人がいたからです。
 1人や2人じゃなくて、1人10人いや100人、1000人、いやl万人10万人といる。将来を見れば1億とか2億とかいることを感じることができます。

 サイトではここまで

 

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たのしい海岸散歩/海岸を歩く楽しみの一つ〈タネをみつける〉

 先日、海岸を歩いているとこういうものを見つけました、何でしょう?

 海岸に打ち上げられた〈タネ/種子〉です。

 何の種子か?

 アダン(タコノキ科タコノキ属)の種子です。

 アダンについてはこれまでいくつか書いてきました、沖縄で馴染みの植物です、たとえば→https://tanokyo.com/archives/15332

 海岸を歩くと、実はいろいろなタネを見ることができます。

 海水で発芽できる植物はほとんどないので、海岸に打ち上げられる1000個のうちに運よく発芽できる環境に身を置くことができるのは1個あるかないかでしょう。

 見慣れている人には簡単でも、馴染みのない人たち、子ども達は大抵、名前を特定(同定どうていという)することは難しいと思います。
 そういう場合は〈漂着種子〉というキーワードで検索してみてください。

 たくさんのサイト(記事)がみつかります、今現在googleで92万件です。

 沖縄の漂着種子を調べたい時には〈沖縄 漂着種子〉という様に2つのキーワードを打ち込んでください。

 さてアダン(タコの木)のタネに戻りましょう。

 このブラシの様になった部分を見ると、男の子の頭にも見えてしまうのですけど、実用的に利用できるんですよ・・・

これはかなりパサバサになってしまっていますけど、墨をしっかりふくませれば筆がわりになります。

 実際、まだ柔らかい状態のものなら商品化されています。500円くらいです。

 こうやって筆の先にしている人もいます。

 身近な海を歩くだけで、たのしい発見がいっぱいです。
 寒くなりましたけど、厚着して出てみませんか。

 わたしが教師をしていた頃は、一年を通して子ども達と何度も海岸に出ていました。今でもその頃の子ども達から「先生、海散歩、とってもたのしかった」という便りが届くほどです。

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